スパイスは、暮らしをゆたかにしてくれる。
僕の中で「ゆたかである」とは、幸せを感じ取ることができる心のありよう、だと定義できます。
小さな幸せであっても、そのひとつひとつをよりしっかりと感じ取ることができたら、それは「よりゆたかである」のだと言えます。
では、僕にとって幸せとは何なのか。
考えればいろいろと浮かびますが、好きな料理を作って、美味しく食べるというのも、そのひとつです。
料理といっても、そんなに手の込んだものではなく、わりと短時間でパッと作れるものでじゅうぶん。
重要なのは、スパイスを使ったひと工夫です。
例えば、
・塩昆布で和えたキャベツ
(ゴマ油と胡椒も入れます)
・ダシダで和えたもやし
(ダシダご存知ですか?美味しいですよ。
こちらもゴマ油と胡椒、お好みで塩を)
・ナツメグとハーブをたっぷり入れたハンバーグ
(ソースなしで食べられるくらい、濃いめの味付けでもOK)
・ナンプラーとスイートチリソースで、いつものしゃぶしゃぶをタイスキ風に
(スイートチリソースは万能ゆえ、激しくオススメ)
などなど。
Variety is the spice of life.
(変化は人生のスパイスだ)
なんて言葉もありますが、文字通り、お手頃でありふれた食材たちも、スパイスを使ったひと工夫で、すごく美味しい料理に化けてくれます。
ときにその美味しさは、異国情緒を感じさせてくれたり、また子どもの頃の懐かしい記憶を呼び覚ましてくれたりもします。
もちろん、有名店や高級店を食べ歩くというのも、それはそれで素晴らしい体験だと思うのですが、僕自身は、様々なスパイスで気軽に料理を楽しむ、それだけで幸せな気持ちになれるのです。
そう考えると、僕にとって幸せとは、追いかけたり探し求めたりするものではなく、いつも身近にあって、自分に寄り添ってくれているものなのでしょう。
まるで、食卓に並んだスパイスのように。
大切なのは、「そこにある」と感じ取れること。それこそが、「ゆたかである」こと。
これからも、自分のなかの「ゆたかさ」を見失うことなく、暮らしていきたいです。
最後に。
食卓を囲みながら、「ゆたかさ」について共に考え、話し、道しるべをくれた妻に感謝します。
貴方との会話は、何より最高のスパイスです。
いつもありがとう。
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