持って生まれた特性=発達凸凹
発達障害の説明をされる時に、様々な表現がある。私の中で一番、感覚的にしっくりきた説明がある。数年前に教育大で、特別支援教育について講義を受けた時に教わった。
発達凸凹+不適応=発達障害
発達凸凹‥‥持って生まれた特性(得意.不得意) 発達障害‥‥生活に支障をきたしている
発達凸凹、この表現が私にはしっくりくる。
今、障害という表記も、『障碍、障がい』へ。
その時の講師の先生が、学び方で例に出された話が、これまた納得。
(例えば)大阪環状線で、出発地は京橋。目的地は大阪。内周りで行けば、最短の3駅。みんなまずこのルートを選ぶ。 でも障害のある子は、外周りで天王寺を経由して大阪駅に行く。13駅。手段が違う。(山手線でも説明出来ますね)
目的(学習目標)は同じ。その子に合った学び方の工夫が必要なだけ。
時間はかかるけど、到達する。
支援学級で関わりながら、私も一緒に外回り電車に乗っている。一駅一駅降りることもある。一駅戻る時もある。
窓の外の景色を楽しみながら、進む時もあれば、窓の外を見ようと乗り出す子どもを、急かして席に座るように言う時もある。
3駅と13駅。
やっと到着しても、他の人はもう次の目的地に向かっている。
発達凸凹と向き合いながら、今日も一駅一駅進んでいく。
読んでいただき、ありがとうございました。