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PITⅡ レビュー!

2週間使用してのレビューです。

今まで使用していたアシストのシュクレNとの比較になってしまいますが
サポートが本人の体格に合わせて作られているので収まりが良く、胸と腰部分がしっかり固定されているので安心感があるように感じます。

またティルト機構により姿勢を変えることができるので、子どもの体調や場面に応じて対応することができます。
ある程度倒した時は気持ちが良かったのか、寝てしまったこともありました。


横から
背中のバッグはプレゼントされました
ティルト機構

自転車のブレーキレバーみたいなものを操作すると角度調整ができます。



きさく工房 PITⅡ


生地色:ブラウン
フレーム色:アイボリー
サイズ:M

子どもの大きさ
身長78CM
体重10K g

子どものサイズからしてMサイズはけっこう大きめですが、現在2歳6ヶ月で、3年間は申請ができずサイズの変更ができない為ワンサイズ大きい物を選びました。
色に関しては、飽きのこなさそうな色を選びました。
基本的には自宅での使用ではなく、旅行先もしくは通所先なので無難な色ということでブラウン色。


マジックテープで付けているヘッドサポートは外して
ヘッド部分を倒して

コンパクトになります。

間にヘッドサポートを入れて

収納袋に入れて持ち運びができます!


制作依頼から納品まで

①リハビリテーション科の担当の方に座位保持椅子について相談する。
②病院にも座位保持椅子が置いてある場合があるので試してみる。
③役所に「補装具費支給申請書」の提出及び申請。
④座位保持装置は色々なメーカー(日本製・海外製)があるので機能性・デザイン・重量の観点から気に入ったものを選ぶ。
私はキッズフェスタで気に入ったものを選びました。
⑤病院にて、気になったメーカーの方に来てもらい商品説明してもらう。(この際に福祉道具の販売業者の方の立会い)
⑥椅子の決定
⑦子どもの特徴と症状を細かく販売業者の方に説明する。
⑧メーカーから一旦、販売業者に納品。
⑨販売業者で子どもに合わせて調整してもらう(サポートのスポンジの加減など)
➓病院にて最終調整をしてもらい、説明を受けて引き渡し。

このような感じでした。
引き渡しの後は車に乗せて持ち帰りました。
最初から最後まで整形外科の先生とPTさんが立ち会って下さいました。
今後も子どもの成長による微調整にてお世話になる予定です。

すごいことに、この椅子に関しては100%保証してくれるそうです。
ビス1本から、生地の破れや汚損にも無償で対応してもらえるということでした。


説明書


使ってみて

・携帯できることが大前提だったため、持ち運びができるのは良かった。
・簡易的ではあるものの、しっか体の保持をしてくれるので安心。
・場所を選ばずに使用できるので、子どもの居場所を作れる。
・通所先でも扱いやすいと言ってくれた。

自分が座っているわけではないので使用感は分かりませんが、携帯用の椅子としては優秀だと思いました。
実家に行った際使用した際も便利だと思いました。


注意点

・胃瘻があるためサポートベルトをする際に注意が必要。
・折りたたんだ状態でもそれなりに大きいのと、作りがしっかりしている分重たい。

通常だと胃瘻の部分にサポートベルトがきてしまいます。
調整して胃瘻の部分だけカットしてもらってますが、ミルクや薬をあげる時チューブと若干干渉してしまうためやり辛くなります。
その時はベルトを緩めたりしています。

最後に

座位保持椅子に関わらず補装具の購入に関しては役所に申請を出して通れば自己負担金は37200円になります。
この金額は月の上限額になるので、例えば今月に座位保持椅子を申請して来月に車椅子を申請した場合はそれぞれ37200円が負担額になります。
ということはひと月に座位保持椅子と車椅子を申請すれば1回で済むので同時に申請した方がいいという事です。

Pit Ⅱは様々なオプションがあります。
キャスターやテーブルやサポート類も選択ができるので各家庭の用途に合わせられます。

導入の参考になったら幸いです!


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