非エンジニアが、Google Colab×Claude 3×ChatGPTを使いManimコードでアニメーションを作成する方法
話題が尽きないGPT-4超えのClaude 3ですが、ここ最近XのポストではClaude 3にアニメーションを描かせる動きが流行っています。
Xのポストを見る限り、とても簡単に制作しているように見えます。
投稿している方は、主にエンジニアさんで、ポストのたびに創意工夫が見られます。こうなると、実際に体験しないと気がすまない私は、非エンジニアでも「やってみたい!」気持ちでモヤモヤ・・・
そこで色々調べてみると、Google Colabで実行できることが判明
しかし、そこからが長かった・・・。
色々なサイトや動画を参考に作業を進めてみるものの、ビルドが完了せずエラーの応酬。
普通、エラーが出まくれば、コードが理解できない私は手詰まりです。
ただ、今回はClaude 3やChatGPTがあるので、とにかく聞きまくって何とかビルドにたどり着きました。
さて、前置きが長くなりましたが、本記事では非エンジニアでも無料で使えるGoogle Colabと、コード生成と修正にClaude 3とChatGPTを使ってプレゼンや教育・研修のワンポイントに使えるアニメーションを作成する方法です。
manimのコードのみで作成されるアニメーションは、実際に見てみるととても美しいですよ。
実際に完成したアニメーションはこちら ↓
今回の記事では、こちらのアニメーションを一緒に作っていきます。
📑本題の前に用語の理解
非エンジニア向けに書いていますので、こちらの用語についてインプットしておくと以降の内容が理解しやすくなります。
■Google Colabとは?
■manimとは?
※詳しい説明は以下 ↓
■Claude 3とは?
それでは実際の手順に移りましょう。
📝Google ColabにManimコードの実行環境を構築する方法を調べる
まず必要なのはGoogleアカウントです。
こちらがあれば、誰でも、無料でGoogle Colabが利用できます。
Manim.communityなど、様々なWebページを参考にしましたが、指示通りライブラリをインストールしても大量のエラーが多発。
本来なら数分で終わる作業でしたが、ここで数時間経過・・・。
Jupyter Notebooksによれば、以下のコードをGoogle ColabのLibraryに追加すればいいだけなのですが、一向にうまくいきません。
!sudo apt update
!sudo apt install libcairo2-dev ffmpeg \
texlive texlive-latex-extra texlive-fonts-extra \
texlive-latex-recommended texlive-science \
tipa libpango1.0-dev
!pip install manim
!pip install IPython --upgrade
こんな時こそChatGPTの出番です。
以下の流れで進めていき、Google Colabにmanimコードの実行環境を構築することができました。
📝ChatGPTにGoogle Colabにmanimコード実行環境を構築する手順を質問
💬ステップ0: ChatGPTに質問
📑ChatGPTのアウトプット
Google ColabにManimコード実行環境を構築する手順を、中学生でもわかるように簡単に説明します。この手順には、ManimとLaTeX関連のパッケージをインストールするステップが含まれます。
ステップ1: 依存関係のインストール
Google Colabでコードを実行する前に、Manimとその動作に必要ないくつかのプログラム(ソフトウェア)をインストールします。
1-1.Manimに必要なプログラムをインストールする: これには、Manimが図やアニメーションを描くのに必要なツールが含まれています。
!apt update
!apt install -qq build-essential python3-dev libcairo2-dev libpango1.0-dev ffmpeg
1-2.LaTeXをインストールする: LaTeXは、数式や文章をきれいに整形するためのプログラムです。Manimで数式を扱う場合に必要です。
!apt install -qq texlive texlive-fonts-extra texlive-latex-extra texlive-science
ステップ2: Manimをインストールする
次に、Manim自体をインストールします。Manimは、図やアニメーションをプログラムで作成するためのツールです。
!pip install manim
ステップ3: サンプルコードを準備する
Manimでアニメーションを作成するためのサンプルコードを書いてGoogle Colabで実行します。
※こちらのコードは私の方で用意し、書き換えています。
%%manim -qm -v WARNING LearningEfficiencyAnimation
from manim import *
class LearningEfficiencyAnimation(Scene):
def construct(self):
# Axes
axes = Axes(
x_range=[0, 10, 1],
y_range=[0, 10, 1],
x_length=6,
y_length=6,
axis_config={"color": BLUE},
).shift(LEFT*3)
# Define constants for the exponential decay
a = 10 # The starting value of the learning efficiency
b = 0.4 # The decay rate
# Plot the curve
curve = axes.plot(lambda x: a * np.exp(-b * x), color=GREEN)
self.play(Create(axes), Create(curve))
self.wait()
# Clean up
self.play(FadeOut(axes), FadeOut(curve))
これで、Google Colab上でManimを使用してアニメーションを作成し、表示する一連の手順が完了しました。
ここまでの流れでも、できる方はGoogle Colabへの実装が可能です。
一方で、私のような非エンジニアには上記の内容だけではわかりにくい場合がありますので、ここからは実際にGoogle Colabに実装する方法を、スクショを参考に進めていきましょう。
多くの非エンジニアの方にもこの感動を体験もらいたいので、以降の記事は拡散に協力していただくことで無料で読むことができます。
よろしくお願いします!
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