脱専業主婦
フルタイムでの勤務だったので
娘は保育園の開園時間と同時に預け
帰りもしっかり18時までお願いした
幸い娘は保育園にもすぐに慣れ
入園時にあるあるな
預ける時に泣いて離れないといったことは
全くなく
毎日楽しそうに保育園に通ってくれた。
まだ1歳にもなっていなかったから
よくわかっていなかったのも
あるだろうけれど
きっと私との退屈な日々より
他の子と遊んだり
いろんな遊びを提案してくれる保育園は
とても刺激的で魅力的だったに違いない
定時で帰らせてもらって
急いでお迎えに行き
帰宅してオモチャやテレビで
遊んでくれている間に
晩ごはんの用意をする
娘の離乳食は冷凍のストックを使用
ストックの作成は手間だが
土日にまとめておこなう
お昼の離乳食は
給食で対応してもらっているので
1食用意しなくてよくなっただけでも
私としては万々歳
娘のご飯が終わったら
お風呂に入って
寝かしつけが終わった頃に
旦那さんは帰ってくるので
夕食の仕上げをして一緒に夕食を食べる
娘は時々夜泣きをしたりして
起きてしまうこともあったので
別室で眠る娘の様子を気にかけながら
夕食の片付けをして
翌日の保育園の準備をする
翌朝は私と旦那さんのお弁当を
作らないといけないので6時には
起きている必要があり
そうなると日付が変わる頃には
私も布団に入っていたい
そんなバタバタの毎日は
あっという間に過ぎていった
毎日がいっぱいいっぱいではあったが
充実はしていた
家事や育児は
家庭という狭い世界の中で行い
完結している業務なので
周囲からの評価を受けにくい
褒められたり感謝されたりすることが
少ない一方で
SNSでは
よりハイクオリティな
家事や育児をこなす強者を目にし
その人達と比較して
自分が出来ていないと
勝手に落ち込んでしまう
といったことが
私の場合とても多かった
それが
家庭以外の場所で
外部と繋がりをもつことで
自分が評価を得られる場所が
できるようになった
必要とされていることが
嬉しかった
前の職場に戻ったのも
とてもいい選択だった
1年以上離れていたとはいえ
業務内容はすぐに思い出せたし
気心の知れた職場の方々は
家事と育児に奮闘する私に
とても優しく接してくれたので
仕事でストレスを感じる場面は
少なかった
もし新しい仕事を始めていたら
慣れない生活に
新しい仕事・人間関係で
私はもっと追い込まれていたと思う
娘とも少し離れたことで
関わっていられる時間を
大切に出来るようになったし
イライラすることも減った
昔は専業主婦になるのが夢だったのに
自分がこんなに
家庭に不向きということがわかり
とても驚いている
人生とはわからない