映画の音楽、ハンス・ジマーさんとクラウス・バデルトさん


 はーい、テツガク肯定です。


 最近、『グラディエーター』という映画を観て。
 あれ、このメロディー聴き覚えがある。
 たぶん――パイレーツだ、となり調べた結果。

 
 この映画(『グラディエーター』)の音楽担当。
 ハンス・ジマーさんとクラウス・バデルトさんが。
 『パイレーツ・オブ・カリビアン』の楽曲、『彼こそが海賊』をつくったとか。

 Wikipediaによりますと。
 ハンス・ジマーさんがデモ曲をつくり。
 それを映画用に仕上げたのがクラウス・バデルトさん?


 ただ、ハンス・ジマーさんに関しては。
 私もよくお世話になったようです。

 Wikipediaの主な作曲作品から。

 『クール・ランニング(1993年)』
 『ブラックホーク・ダウン(2001年)』
 『ラスト サムライ(2003年)』
 『バットマン ビギンズ(2005年)』
 『ダ・ヴィンチ・コード(2006年)』
 『ダークナイト(2008年)』
 『シャーロック・ホームズ(2009年)』
 『インセプション(2010年)』
 『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年)』
 『ダークナイト ライジング(2012年)』
 『ローン・レンジャー(2013年)』


 ほぼ、私の好きな映画に関わっていました。
 どれも名曲揃い……。
 西ドイツのフランクフルトが生んだ天才。 



 それで、YouTubeで動画を探しました。
 私が似ていると感じたのは。
 『Barbarian Horde』という曲の5分50秒頃から。


 ついでにデラブンブンも。

 Pirates of the Caribbean - Pirates Montageとか

 こっちの方が近い?
 The Black Pearl


 本当はもっとピッタリなやつがあったかもしれませんが。
 音楽のド素人でも『グラディエーター』を観ていたらパイレーツが過りました。
 ついでに、EDの『Now We Are Free』ってやつは『ブラックホーク・ダウン』が過りました。
 『Black Hawk Down-End Credits』の最初の方。



 ハンス・ジマーさんが凄いというのはこれだけではなくて。
 『ローン・レンジャー(2013年)』にもあります。
 ロッシーニさんの『ウィリアム・テル序曲』が使われたのですが。
 なぜか、ローン・レンジャー仕様の場合、自分が馬に乗っている気がするんです。

 おそらく、私もアメリカには縁もゆかりもない吸血鬼なはずですが。
 この『ウィリアム・テル序曲』を聴くと前のめりになり、こう言いたくなるんです。

 やっ、やっ、やっあああ!
 僕はスピリット・ウォーカー、絶対、当てる。

 どういうわけか馬の手綱を握り。(手綱なんか触った事もありません)
 砂ぼこり舞う荒野を駆ける馬の上に意識が飛ぶ。

 様々な『ウィリアム・テル序曲』を聴きましたが。
 あまりに上品過ぎる――とても荒野を駆けるような曲ではありません。
 ですが、ハンス・ジマーの手にかかれば、荒野をぶっ飛ばすウィリアム・テル・ターボになるわけです。

 ついでに、ユーロビート版、オルガン版も。
 (ユーロビートは峠を下れそうで、オルガンは汽車みたい)



 何かの雑談にも描きましたが。
 音楽や歌に力があるのではなくて。
 そこにITを込める人に力がある。

 そういう事だと。



 それとついでなのですが――。
 まあ、どの世界でもクラシック、前例は重んじられる傾向にあると思います。
 本なら「昔の文学作品を読め」とか、そういうやつ。
 音楽ならロックなんかよりクラシックを聴けとか。

 それって基本正しいんです。
 ええ、仰る通りなんです。

 うるせー、黙ってろよ。
 キモッ、怖っ。

 だなんて言う連中の方がどうかしているわけですが。


 ただ、今、生まれたクラシックがあるわけです。
 それはロックとして生まれても。
 数十年後には品のあるクラシックになってしまう。

 エルビス・プレスリーさんの『A Little Less Conversation 』とか『Hound Dog』。
 The Beatlesの『Help!』とか『Twist And Shout 』とか。
 初めて知った頃、私には上品過ぎて物足りなかったです。(今では大好きですが)

 フランク・シナトラさんの『New York, New York』とか『That's Life』。
 これらも当時は――シナトラさんはクラシックじゃないって言われてそう。
 でも、今じゃ、超・クラシック。
 『New York, New York』を聴きながら飲むコーヒーとか最高の贅沢です。


 今となれば、かつてのロックなんてものはクラシック。
 あまりにも品がよ過ぎます。

 そして、映画の音楽も何れは――クラシックの仲間入り。
 そもそも、クラシックと呼ばわれる音楽も。
 シェイクスピアだかわかりませんが、劇で使われた流行曲が。
 今になるとクラシックとなっている。

 『フィガロの結婚 手紙の二重唱』とか。

 他にもゲームのテーマソングがクラシックの影響を受けていたり?
 私が好きなメタルギアソリッドシリーズのテーマ曲が。
 Sviridov - The Snowstormという楽曲そっくりとか。

 正直、パクりとか影響を受けたのか。
 それは私にはわかりませんが。
 いいモノをこの先に伝えるのは大切だと思います。
 特にそれを痛感したのが、『アサシンクリード4』に登場する船歌とか。
 『Leave Her Johnny』に『Parting Glass』。

 絶対、ゲームをやらなければ知らなかった曲だと思います。
 他にもガイ・リッチー監督の映画に登場する楽曲。
 『Funnel Of Love』に『The Rocky Road To Dublin』とか。 

 今に生まれた映画にゲームで。
 知り得なかったクラシックを知りながら。
 その作品のメインテーマなどがクラシック化していく。
 まれにロックスターの楽曲にもあるのかも。



 そういう、いつかのクラシックに出逢える。
 それを聴けるチャンスがあるのに――。
 まさか、探さずに想い出に浸るだなんて。
 あまりに賢過ぎる事しませんよね!?

 未来から過去に座礁した。
 自分が吸血鬼である事を忘れている愚者の私ですが。

 冬のクラシックならいくつか見つけました。
 まず、東京60WATTSの『外は寒いから』。
 それから、ROSSOの『シャロン』。
 そして、これが大切、嘆きの天使の『ずっと、このままで...』。

 これらがクラシックになっている。
 そういう未来がこの先に――。
 もちろん、まだまだ探すつもりですが。

 クラシックって今も生まれ続けているんです。
 問題はITに自分が気づけるか。
 クラシック通なら簡単に見つけられるかも。

 まあ、クラシックを聴け、というのは正しい事です。

 今にあるクラシックも。
 この先の昔でクラシックになるやつも。
 いいモノを求めている、という点では何も違いはないわけです。

 だけど、違うと思っている――。
 敵だと思っている、デェツボー的な思考回路でこう言ってしまう。

 うるせー、黙ってろよ。
 キモッ、怖っ。

 笑える悲劇のような笑えない喜劇。
 頼むから敵を作るより仲間をつくってくれ。
 万年戦国時代のこの国では難しいかもしれないけど。

 というわけで、私は帰りたいわけです。
 麦畑を抜けるとそこにはウサギがいた。
 世界三大ウサギの一羽、竹取の国の愚かなFRウサギが。

 そういう記憶へ、送り届けてくれ。
 カントリーロードよ。



 それでは、また次の機会にお会いしましょう。







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