マニラ　ぶち切れてしまった

翌朝、ピーナはしれっと部屋に来て寝ている。昨日、導火線の消化は終わった、私は仲良くしようと努めようと思っていた。
お腹空いたし、一緒に朝食を食べる為にピーナを起こす。
ピーナの返事がない、不貞腐れている。
＊ホテル予約者の私が１人で食べに行くと、ゲストのピーナが一人で食べることは出来ないシステム。あとで私の朝食がないと文句言われるのは目に見えている。

ピーナに何時ならいいの？と聞いても返事がない。ピーナは逆切れを起こしている、昨晩色々と考えて消した導火線。
ふ～、どうしようかな？と思いため息。突然ピーナが起きて超不機嫌。

大きな声で文句を言いながらbreakfastへ、部屋を出て廊下でも大声で怒っている。エレベーターに乗って他のお客さんが沢山いるのに大声で・・・

食事をしていてもピーナの不貞腐れた態度。色々振り回されてきたが我慢してきた自分。

一応、いままでピーナが私を気に入ってくれたことに対して真摯に向き合って来たつもりだ。
散々振り回されてきたが、注意しても自由に行動するピーナ。その上逆切れがどんどんエスカレートしていくような気が。

お互いストレスになるくらいなら、もう別れたほうが良いだろう。
何だか怒りよりも悲しさが強く出てしまった。
食事が喉を通らない。

ピーナは私の悲しそうな感情を感じ取ったみたい。あと不機嫌な自分が私を悲しませている理由だと気が付いたみたいだ。

ピーナは一人で部屋に戻る。
私はスモーキングエリアに行き、このような気持ちになるなら別れるべきだと部屋に戻る。

私の悲しげな素振りに気が付いたピーナ、ハグを求めるが男の気持ちを悲しませた行動や言動は重い。
＊私と別れてピーナが他の日本人男性とお付き合いする事になったとしても、このままでは長続きはしないし幸せになることは出来ないだろう。

ハグを断ったらピーナが大声で「なんでだ」と捲し立てる。
ふ～ピーナ・・・もう別れよう。
もうあなたは自由すぎる。もう駄目だ・・・

ピーナ、自分の事ばかり云い始める。昨日もお客の同伴断ったのになんであなたは怒っていると的外れな事ばかりだ。
はじめから論点がズレている＊自分が悪い事は言わない

・同伴を断った話をしてきたので、あなたのお仕事だから私はお客さんを大事にして同伴すればいい、サラリーの為なのだから。
私はお店で飲んでいるから大丈夫だと伝えただろう。
＊ピーナはお客よりも私といる事を選んだと云いたい

・ピーナ、私は昨日飲みすぎた、だから朝は眠い。あなたは何度も私を起こして五月蠅い、一人で食べに行けばいいだろうと
＊私が一人で行ったらあなたは朝食食べられない、だから起こした。あなたは酔っているから私一人で食べに行っていいと伝えればいいだけ。
私は何時なら朝食に行く？か確認したが無視していたのはピーナだろう

ピーナがこの後、強烈な一言

・・・あなたはプライドを捨てろ・・・
この一言で導火線が一瞬に消え、大爆発した私

ふざけんなよこの野郎、お前何言ったかわかっているのか？馬鹿野郎！
お前何考えているんだ。
俺にプライドを捨てろだと！誰に向かって話しているんだ。
約束を守らないのは毎回おまえだろ。

ピーナはギャーギャー文句言ってくる。しばらくしてほんとにセパレートする？とピーナ。
もちろんセパレートだ。

ピーナに何であなたは約束を守らない。
私がフィリピンに居る時間は有限だ、わかるだろう！解らないのか？
私がいるときの時間をなぜ大切にしない。いつでも会える友人と使う。
私が嫌なのだろう、嫌なら一緒にいる必要は無い。
わたしはもうフィリピンには来ない。あなたと会う事も最後だ。
もう何言っても関係ない、ふざけるな！！

従姉にも話せばいい、私はもう何も知らない。
ピーナ、すぐに従姉に電話をして自分の都合よく話をしている。

その間にピーナに渡したキーを私が抜き取る。
ピーナは何で今回あなたは怒っている、ファイトばかりだ、前回はとてもいい関係だったのにと。
私が許していただけだ、お前が約束守らないで自由に動き回っている事で予定がすべてズレている事にまだ気が付いてないのか？

もう帰っていいよ。
二度と会わないから、あなたは自分勝手に行動すればいい。
私も自由に行動する。

何でだと食い下がるピーナ。

もう別れ話をしたので、最後に説明をした。（前から何回も説明しているのだけどね）
貴方とデートもしたことないんだよ、わかる？
あなたは自由にホテルに来て、寝て起きたら日中アパートに帰り夕方に再会し食事してお店に行くだけ。その間も私の行動をロックしている。
あなたは私といる時間がないんだよ。
私はいつも一人だ。
ホテルで寝ていても一緒にいると思っているの？あなたが起きていないのならピーナがいないのと同じなんだよ。
貴方に何言っても判らないだろう。
もう何回この話をしたと思っている？

もうセパレートだから帰れ・・・・ピーナは本当にセパレート？そうだセパレートだ。

云いたいことは言ったし、ピーナが帰ったらアンガーマネージメントしないといけないね。
私は怒ると人を寄せ付けない雰囲気が全身から出てしまうからね。
さて今日から一人か、予定を考えよう。

ピーナまだ帰る素振りがない。私は無視・・・・

重い空気の中ピーナは私着替えてすぐに戻る、待っててお願いします。
無視・・・・ピーナ部屋のキーを取りに行くが、ない事に気が付く。

ピーナ、私が本気だと判ったらしい。
ほんとに何で今回はファイトばかりなの？とピーナ。
まだ判らないのか？ピーナめ。

ま～今回の旅行で最後だ。
もう別れる事は伝えたから気は楽だ、もうピーナの態度に振り回される必要はない。そばにいたいのなら居ればいい、私はもうピーナの事は必要以上に気にしない。
別れ話をしたのだから気持ちもすっきり、そんなものだ。

ピーナは３時に戻るから待っててほしいと一言。
なんだこんなに早く行動できるじゃないか？
今までほんとにルーズなピーナの行動を再確認。
＊私に甘えすぎなんだよピーナは。気づいた時にはもう遅いのにね！

無言で鍵を渡し好きにすれば！
私がホテルにいるかどうかは判らないけど。
ピーナは無言で部屋を出た、さてアンガーマネージメントしないといけません。

ほんとにどうなる事やら・・・・