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セブ ロックダウンの最中 双子の命

セブでNGOチャリティースポンサーをしています。セブに頻繁に行くのですが新型コロナの影響でしばらく行けていません (´;ω;`) 東京の自粛もまだまだ続きます。フィリピンの入国制限解除もいつになるのか???サポートしている子供たちは元気に過ごしているだろうか?

なんて考えながら過ごしていた矢先

私がセブに行く時、私のガイドをしてくれるシングルマザーがいます。とても真面目な子で長女(後日、書きますがフィリピンの長女は大変です)から突然の英語長文ので何回も連続で連絡。。。

内容は「叔父の妻が早産した、7ヵ月でtwin's??」・・・ふむふむ、保育器に入れなけれならない、保育器を使用するお金を現在、親戚一同持っていない。子供たちの命を助けてください。翻訳している間もメッセージのオンパレード。

日本人から見たらよく解らないだろうけど、「公的な医療保険も無い」正社員になって保険を適用してくれる会社も一部だけ。今の世の中、狂犬病なんて注射一本打てば助かるのに、注射のお金が払えなくて亡くなる事が有るのがフィリピン。

ロックダウンの最中、仕事も強制的に止まりお金を稼ぐ事が出来ない、手持ちのお金で食料品を購入してどれだけ持つか?政府の配給を待っている現状で、私に白羽の矢が立ったのだ。

「お願いします」の連呼で、切羽詰まっていることがわかる。保育器に入れるお金を用意できると医者に伝えなければ保育器に入れないからね。

双子の命を私に言お願いするなんて超ヘビー級な話。

私」(恐る恐る)いくら必要なの?(高額なのか?とても心配)

相手」15,000ペソ(3万ちょっと)(心の中で3万で双子の命か・・・)

私」分かった送金を調べる、、、(調べている間も続けて連絡でうるさい)

なんと、大黒屋にあるウエスタンユニオンが自粛要請で締まっているではないか?

私」閉まっていて送金できない、他の事を考える。銀行口座など持っていないだろうし、銀行間の手数料は物凄い高い

相手」銀行口座持っている人にお願いする、手数料も私がしっかり働いて返すからお願いします。

私」今考えるから待って、、、(また連続の連絡でうるさい)

私」うるさいよ。今、考えている少し黙っていて!

相手」I will wait for your contact

やっと静かになった、急ぎなのはよく判った。NGOの代表へ連絡。もちろんロックダウンで大変なのは皆同じ、それに返信が遅れたら保育器は間に合わないかもしれない。そんな事を考え連絡を待つ、すぐに返信があり、NGOの代表さんから送金できるとの事でした。明日お金を振り込むことを約束して、建て替えて頂きました。本当に助かりました。

私」NGOの代表さんに連絡が付きました。お金を送金するので、そちらに貴方のフルネームと電話番号などを教えてください(相手は代表さんを知っています)

相手」ありがとう。分かりました直ぐに連絡します。

NGOの代表さんからまだ連絡が来ないと言われ再度確認したら、今から連絡をします。今、叔父にお金の目途が付いたので保育器のお願いを連絡していたそうだ。それから数分後、NGOの代表さんから連絡が取れたと一報が入り、その後すぐに相手からも「ありがとう」の話がありました。

後日、双子の写真が届きました。SNSには出さないでほしいと奥さんから言われたそう。なので写真掲載は出来ません。(なんだか怪しいね)

お金は働いて返してねって言ったら。必ず働いて返しますって返事が来た。言うだけありがたい、フィリピンの貸したお金は帰ってこないのが当たり前ですからね。

無事に育つことを祈りながらホッとしていたら、双子のゴットファーザーにならないかって。。ま~乗り掛かった舟だし、人生経験も積めるし、光栄な事なのでOKしました。

でも私がロックダウンだから行けない事を伝えると洗礼式はロックダウンが解除してから行うから大丈夫だと言われ、もう一つ、プレゼント等を貴方のお金で買わないといけないですよと付け加えられた。ほんと、しっかりしてるよ。

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てつゆう
頂いたサポートはセブのチャリティーでお米の購入や貧困層の子供達に炊き出しとかに使わせて頂きます。お願いいたします。