嫌な「年寄り」。ほんとに困ったものだ。
別荘から帰宅して、スーパーへ買い出し。あまり買う物が無かったけど卵を2パック「かご」に入れて何か買う物があるか見ていた。
通路の前から、杖をついた(持っている?)爺さんが歩いてきた。「私は左側、相手は真中を歩いてくる、右側には品出しトレー」
この爺さん、過去にレジが混んでいた時に私が並んでいたら、ムスッとして隣の空いていないレジを杖でゴンゴンと叩いて「このレジ開けろ」と言っていた爺さんだと思った。
ま~私も直進して、すれ違いたかったけど、商品を運ぶトレーが片側にあり、店員さんはいない。このまま進めばトレーの中央付近で鉢合わせで文句言われるに違いない。
私はトレイの手前で止まり、爺さんが行くのを待っていた。
爺さんは我が物顔で颯爽(ヨロヨロ)と向かってきた。早く行ってくれ、颯爽としているのだと自分は思ているのだろうけど、とても遅い。
そして私を通り過ぎ、私を横切った瞬間「かご」同士が引っ掛かった(引っ掛けられた)無理やり引っ張られた。手が引っ張られて「かご」ごと手が後ろに持って行かれるくらい。
爺さん・・・「かご」にぶつけたなと思って、私はそのまま手に力を入れていた。(私の横を通る時、私にはぶつからなかったのですよ。トレーの無い広い場所で私の後方にある「かご」にぶつける何て、わざとだよね)
何だか嫌に長い時間引っ張っているから、何していると思い振り返った。
爺さんは文句を言う態勢に入っていた。しかし、「道を譲り」「止まって通過するまで」待っていた私に文句言うつもりなのか?と無性に苛立ち、(何だジジイ、自分から「かご」にぶつかってきて何している)と言わんばかりの表情で爺さんを見てしまった。
身体を爺さんの方に反転させるそぶりを見せると、爺さんは「ふん」と言わんばかりに「かご」をほどき先へ進んでいった。あの「かご」を引く力、「女性」や「高齢者」「子ども」だったりしたら倒れたり、落としてしまう、くらいの勢いだったよ。
(自分は「かご」をぶつけるくらいの気持ちだったんだろうけど、柄の根本部分が器用に引っ掛かり私を引っ張った形)
まったく嫌な爺さんだ。私はあんな年の取り方はしないと、心からそう思う。
でも、卵2パック入った「かご」を落とさないでよかった。