世界株価 誰がババをひく
アメリカが0.5利下げし、株価は爆上がりしているね。これは毎度同じ現象だ。今回の株高はアメリカ経済が堅調なわけではない。
アメリカ経済が堅調なら0.5利下げなんてしない。中国もアメリカの利下げに伴い利下げと景気策発表。スイス中央銀行は3回連続利下げ。
世界中景気が良いのなら急激な利下げはないし、下げても微調整ぐらいだろう。これでアメリカ債券金利の低下が始まった。
債券金利は一気に低下していくことになるでしょうね、それと同時に雇用状況の悪化が顕著となり不景気の荒波が襲う。
ユーロ圏の製造業はひどい状況だ、さらに悪化していくだろう。
*世界経済第3位のドイツ。フォルクスワーゲンの工場閉鎖なんて景気が良ければありえないしドイツ製造業はリーマンの時と同じぐらい冷え込んでいる
自動車が売れないのなら、それ以上高額な家を購入するなんて事もあり得ないよね。物が売れない企業はリストラを行う訳です。失業者が増えたら消費に回すお金がないので各企業もダメージを受けることになる。
利下げをして数か月後なのか、一年後なのか?誰にもわからないが大きな株価調整は必ず来ると思う。ソフトランディングはあり得ないと思うな・・
膨れ上がった34兆ドルのアメリカ債務。
これを解消するにはドル安政策一本しかない。インフレが落ち着いた後に過度なドル安政策を行い債務負担を為替で軽減させるしかない。(本格的な円キャリトレードの巻き戻し)
世界リセッション時必ずと言っていいほど超円高に向かう。日本の金利だけが世界と逆行している背景には世界経済を下支えしているのだ。
*日本経済の失われた20年や30年もこれが原因だ。
株価が堅調なのは債務の増加と逆相関になる。
簡単に言うとバラマキだ。
このバラマキを世界が一気に縮小させる時期が近付いているのだから世界同時リセッションは必要な事なんですよ。
高値掴みでババを引くことのないように気を付けましょう。