メディカルフィットネス開設に向けて
こんにちは、自己紹介をアップして記事を少しずつでも作成しようと思い続けていましたが、その間に身の回りに色々なことがあり、気づいたら1年経過していました…
現在の職場に入職してから健康運動指導士の資格も取得しましたが、現在は理学療法士として患者さんの痛みの軽減や可動域の改善など、患者さんが日常生活を送るうえで支障をきたしているものを少しでも解決しようと奮闘しています。
ただ、外来でのリハビリテーションは週に1回程度であり、自分が患者さんと関わることができるのは1週間168時間のうち、わずかせいぜい20分、もしくは40分くらいしかありません。
もちろん理学療法士として、来ていただいた患者さんに対してベストを尽くして最高の結果を出す!という熱い気持ちは持ち合わせてます。
ただ、はたして1週間のうちの40分がどれだけ患者さんにとってプラスに働いているんだろう…という冷静な考えも忘れてはいけないと思っています。
例えば、変形性膝関節症の患者さんがいたとして、膝の痛みに対してストレッチや徒手療法などの何らかのアプローチを行うことによって、その場の痛みが改善する。
そこで当日の理学療法は終了になるけれど、1週間後来院された時には痛みが元戻りになっている。
そもそも、その方は肥満気味で、どう考えても体重を減らして膝関節への荷重ストレスを減らさなければ痛みを取り除くことは難しい。
となると、通院してもらった時の理学療法は何のためにやってるの?その場の症状を緩和することにこだわり過ぎてて、結果的にその患者さんには何のプラスも提供できていないんじゃないの?それだとしたら単なる自己満足に過ぎないんじゃないの?
みたいな感じです。
このような葛藤を数多く抱えている中で、残りの167時間余りにも何かアプローチできないかと考えた時に、例えば家でも定期的にエクササイズを行ってもらったり、フィットネスクラブに通って運動を行ってもらいたいという思いも持ち合わせています。
そういったところにもっと関わっていきたいという思いと、たまたま縁があって医療法42条施設の立ち上げに関わらせていただくことになりました。
メディカルフィットネスについて
医療機関が開設・運営するフィットネス施設である42条施設は国内で約250施設と推定されております。
一方、一般的なスポーツクラブなどを含む334施設が「運動型健康増進施設」に認定されています。
「指定運動療法施設」については221施設が認定されています(2021年11月25日現在)。
そもそも、メディカルフィットネスとはどのような施設でしょうか?
メディカルフィットネスの定義
メディカルフィットネスは、日本メディカルフィットネス研究会によると以下のように定義されています。
医療機関または医療機関が運営する施設だけでなく、一般のフィットネスクラブや公共の体育館でも、医療的要素を取り入れればメディカルフィットネスと呼べるものであるということになります。
メディカルフィットネスで提供するサービスの範囲は、「リハビリ」「介護ケア・介護予防」「生活習慣病改善」「メタボ・ロコモ予防」「一般、健康維持・増進」「アスリート強化、パフォーマンス向上」と非常に幅広い分野に及びます。
また、それらのサービスを提供する施設としては「リハビリテーション施設」「介護・介護予防施設」「疾病予防運動施設(医療法42条施設)」「指定運動療法施設」「運動型健康増進施設」に加え、様々な規模の医学的要素を取り入れたフィットネスクラブやパーソナルジムなどが挙げられます。
今回立ち上げる施設は42条施設(疾病予防施設)であり、医療法人が運営する附帯業務として「疾病予防のために有酸素運動を行わせる施設」になります。
新施設が目指すもの
というところで、今のところ非常にざっくりとしています。
ここからどのような施設を目指すのか、どのような施設を立ち上げていくのかを随時アップします。
興味がありましたらぜひ今後ともよろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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