そう思ってもあとの祭り
※この記事は当時mixiで書いてた日記のコピペです。ローカルバンドのいち社会人バンドマンの日常を記録したもの。誰にでもある、でもありそうにない特別な思い出は昼休みの弁当を食べながら見るネットニュースぐらいの気持ちでみてもらえれば幸いです
今日と明日は徳島の二軒屋町通りでお祭りをしています。県外のかたはグラインドハウスから歩いて五分ぐらいのところっていったらわかるかな?
僕が生まれるずっと前からしてて、小さいころはおばぁちゃんから小遣いもらってよく友達と行ってました。
ここ数年は仕事帰りに通る道なのでそこだけは自転車を押して祭りの雰囲気だけでも味わうようにしてます。
でそこの屋台が立ち並んでる通りを通る度に思い出すことがひとつあります。今日はそんな話を。。。
大学を卒業して僕は国家試験に受からなかったので就職浪人してました。クラスで落ちたのは僕を入れて二人だけでした。落ちた理由ってのははっきりしてて、まったく勉強に意欲がわかなかったんですね。このまま国家試験受かって内定もらってる大学病院に入って毎日を過ごす。。。
これでいいんかな?もっとやりたいことあったんじゃないん?
そんな自問自答する毎日。
まぁそんなんじゃ受かりませんよねw試験に落ちたから内定も取り消し。それからは正直なにをするわけでもなくバイトをしたり夜中無駄にランニングしたり。。ほんとよくいるフリーターでした。このときに某コミックバンドから「就職してないならドラム手伝って!」と言われて世界が一気に変わったんですが・・・まぁその話をおいといて。
この頃からミ○シーっていうのが流行って僕もその流れにのって母校のコミュニティに入ってました。
そしたらある日一通のメッセージがきて「誰かいな?」と思ってメッセージを見ると幼稚園、小、中学と同級生やった女の子でした。
小学校のときは家も近かったから仲良くしてたけど中学になってからはそんなに話したこともなかったし、ただただ久しぶりやなーと思ってなにげなく返信しました。
で10月から徳島に帰るからご飯でも食べようよ。ということで後日二人で飲みに行くことに。
(今思うとこれモテキに出てきそうな展開やな)
このときワタクシ22歳です。女子にあんまり耐性がない(今もたいしてない)僕はやっぱり当日になるとドキドキしてましておそるおそるその子の実家まで迎えにいきました。実家にいくのも十年以上ぶり。
ドキドキしながらインターホンを押してしばらく待つと彼女が出てきました。
目を疑いました。
なにこの美人・・・・!!!!??
中学のころから長身で目がくりっとしててきれいな顔立ちしてたけど予想を上回る美人さに一瞬ときがとまりましたw
それから二人でチャリで土間土間に行って懐かしい話をしたり近況を話したりしてたんですけどまぁこれテンションが変なことになってますよ。僕みたいなスペックの人間がデートできる門じゃkjhf;hvj:。
でふいに彼女が
「小さいとき行きよったお祭り覚えとる?一緒にいかん?」
そう、冒頭に書いたお祭りのことです。もう二つ返事でOKです。ってかなに?なんでそんな誘ってくるん?期待してまうやん!!!(男やったらそう思うよね!)
で後日、夢にまでみたお祭りデートです。まだお互いの気持ちがはっきりしない段階でのデートほど楽しくてドキドキするものないですよね。ほんとに楽しくてうれしかったです。
それからも二人でご飯食べたり、いろんなとこ行ったりしたんですが僕は国家試験の勉強があったのでもっと一緒に遊びたかったけど年始からは俗世間をシャットアウトして勉強しまくりました。
合格して受かったら告白しよう!
まぁ男って単純ですからめちゃくちゃがんばりましたよw
正直、就職とかどうでもよくてとにかく告白したかったんで。
で無事試験は合格!
そして告白!!
答えはNO!!w
まぁ理由はいろいろでして結論としてはやっぱりタイミングって重要なんやなってことでした。
当時の僕はひどく落ち込みましたがこの後の一年間、某コミックバンドをさらに本格的に手伝うことになりおかげさまで長々と落ち込む暇もありませんでした。感謝。
しかしあのとき彼女に出会ってなかったら試験受かってなかったかもしれんし今THE春夏秋冬もしてなかったかもしれません。ほんとにあの時期に出会えて良かった人です、女神。
人を好きになるっていうパワーはすごいです。そしてタイミングは重要です。好きならすぐに好きっていいましょうw
そんな甘くて苦い思い出を毎年この日思い出すわけです。ちきしょう!わーい(嬉しい顔)