有事における音楽活動の処方箋

数ヶ月前にメディアの方に色々お話する機会がありました。

コロナ禍での活動についてなんですが。

俺が話した内容については「新しい事が無い」

と言われたんですが、そりゃ無いですよ。
これまでと同じ事をやってて、別にライブの本数が減ったという以外に変化ないので。

写真  津田郁子さん

そもそもコロナや有事やからといって急に何か手立てがあるはずかない。

あるなら俺が知りたい。

音楽の無料化が進んで大変だ！とか。
世界規模で何とかしようとしてるこの十数年間ですかね？
何も出来てないんやし、世界規模でそれだけの年数かけてやってても解決の糸口すら見えないんやから、急にやってきた疫病に対して効果的な処方箋なんか急に思い付くはずがない。


問題なのは、ライブが出来ない、集める事、集まる事が出来ないという「これまでやってきたこと」が出来ないのであって、音楽活動の話ではないんです。

その一つで大打撃を受けてるのがほんまの事であって、音楽をやるって事ではなく「人を集める」事に異常に依存しとったからやと思います。

これまでやってきた「人を集める」をやるには？変わりは？かも知れんけど無いと思います。

写真 津田 郁子さん

俺はそれに依存しないやり方、それ以外で収益化するやり方を確立してる、してる最中なのであまり関係ないんですね。

そりゃ新しくないんです。
当たり前の事をやってるだけなんで。

バンドやアーティストのクラスによって事情は其々違ってて。

俺クラスなら好きにやればいい。
そうでないアリーナクラスならそういう訳にもいかんのは当然理解出来る。

なんでそういう訳にいかないか？
音楽活動で及ぼす影響がデカいから。
スタッフの仕事、給料、それに契約で出来ないとか。

じゃあそれってコロナ禍においての音楽活動の問題ではないよね？

そもそも、です。

そうでないクラスのミュージシャンは考え方、やり方一つで出来る。

やるかやらないか？合うか合わないか？なだけ。

其々のクラスにおいて
「新しいスタンダードを作る」事が大事なんです。

写真 津田 郁子さん

単純過ぎる例えで言うと、世界レベルのギタリストが宅録でアルバム作って自分で手売りするとする。

コロナで売上落ちたわ、、
ってならんと思いますよ。
むしろこれまで以上に収益上がると思います。

つまりコロナなんか関係ないんです。

写真 津田郁子さん

今までの業界を存続させる為に何かいい方法ありますか？
業界の人間がきちんと給料貰う為に何かいい方法はありますか？

ってのが知りたいんやと思いますが、無いと思います。

無理だと思います。

これまで違法DLにしても世界規模で後手に回って解決策ないレベルなんやから、後手である異常無理やと思います。


そういう音楽で大きなビジネスにしてる世界と、ミュージシャンが腕一つで立っている世界とはもう別で考えた方がいいと思う。

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