ポジションを作る事の大切さ、というかそれしかないやろ?
ポジションってのがあって、大体三番目位?までが恩恵を受けると思ってます。
それより下は「その他大勢」になってしまう位に仕事は回ってこない。という位にミュージックビジネスが縮小してると思います。
なので、これまで慣例行事のようなプロモーション活動で受け取れる恩恵ってのはもう無いと思います。
其々のポジションを形成するというか、細かいカテゴリーというか。そういうのがあって、そのカテゴリーを作らなあかんのです。
それってのは「誰もやらない、避ける、避けた、やれないような事」やと思います。
カテゴリーってのは音楽スタイルではない。
自分をどう魅せて売っていくか?
の部分。
youtubeで売るのか?ライブやるのか?作品なのか?天才に見せるのか?努力家に見せるのか?アホに見せるのか?賢く見せるのか?等々。
細かい技術の差ってのはさほど関係ない。
だって俺は技術的に優れたギタリストよりも、劣ってるように見えるギタリストの方が好きやったという経験があるから。
経験は物を考える時に嘘をつかない。
そしてそのターゲットというか狙うマーケットというか、大小によってやり方が変わってくる。
音楽業界から仕事貰えるように、となるとそのポジションの1,2番かしかほぼ無理やと思うので、営業しても広告費使っても多分無駄。
それこそ皆が渡りきった海ではなく、渡る海その物を自分で作る。
自分で自分の舟を漕ぐ、ではもう無理やと思います。
小さくてもええから確実に自分のポジションを作ってそこの1,2番になる事。
それって見え方、魅せ方ってこれまでのパターンでなくてもいいし、それすら通用しないのかもしれん。
「本に載ってるやつよりあなたの方が最高です!」みたいになってしまう時代になってしまったし。
だから「手本が無い」「成りたい者が現代に無い」って俺はずっと言うてます。
負け惜しみでも何でもないんですよ。憧れる者が昔のマイケル・シェンカーとかしかない。ビジネスとして憧れる者がない。
そのポジションの作り方、というのが当然難しいんやけど、多分既存の業界の中で作るのはもう無理やと思う。
何故ならその内殆どが女性アーティストにもって行かれると思うから。
その内「殆ど」の時点で替わりがきくって事なので、やっぱり1,2番にならんと無理。
なので勝手に楽しみながらそのポジションを作るように好きにやるのが一番です。
そもそも「勝手に楽しみながらそのポジションを作る」事自体で既にポジション出来てるんです。
それって自由というやつでもあるし、やっぱり自由は制限されていくのがほんまやと思うし仕方ないんやけど、自由すら手に入れるには秩序を自分で作らんとあかん。
なので俺の音楽の世界は「三谷哲也が秩序」です。
俺は納得いかないなら大金積まれない限り合わせない。
余談。
女性アーティストに取って替わる。というのが色々な意味で性差別になるという意見はあるかもしれん。
いやいや、よーく考えろ。
「女性やのに凄い!」「女性やのに上手い!」「女性でここまで!」自体が偏見。音で勝負してる女性アーティストに対して最大に失礼。
女性でも下手は下手。
上手いやつは上手い。
ダサいやつはダサい。
男でも同じ。
そういう正当ではない評価、偏見ってものが色々おかしな物を生んでると俺は思うんやけどな。
「頑張ってるアーティストを応援します!」とかカッコ付けてる癖にガールズバンドのけつ追いかけてばっかりとかな。
多分音楽その物を愛する人が演者、リスナー共に減ってるんやと思う。
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