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ギバーなのか、テイカーなのか。
ちょっとタイトル変えてみることにしました。
また元に戻すかもしれませんが。笑
いきなりが、あなたは本を選ぶ時、どうやって選びますか?
自分は今まで世間で人気がある本、いわゆる「ベストセラー」などをアマゾンでポチっていました。笑
ですが、今年の春先、ある方からいくつかの本を紹介してもらって、その時にその本がなぜ俺に、おすすめなのか?を一緒に聞くことができたんですね。
なんか、とても嬉しくって、いいなぁと思ったんです。
自分が大事に思っている人、こうなりたいと思っている人から本を紹介してもらったほうが、その本を読んだ感想も含めて聞けていいなぁと。
実際、教えてもらった本は的確で面白くて、とてもためになっています。
その中でTEDスピーカーでもあるアダム・グラントの“GIVE&TAKE”がありました。
そして、この本のまとめ?のようなトークがこれです。
アダム・グラント/「与える人」と「奪う人」ーあなたはどっち?
そもそも、ギバーと、テイカーとは何なのでしょう?
**私は組織心理学者なので 訪問先企業で過ごすことが多いのですが どこもパラノイア(疑心暗鬼)が はびこっています。パラノイアの発生元は 「テイカー」(奪う人)です。他人とのやり取りにおいて 利己的な人です。
「何をしてもらおうか」 という意識の人です。
反対が「ギバー」(与える人)です 普段 他人とやり取りするときの意識が 「何をしてあげようか」な人です 。**
TEDxコミュニティは基本、ギバーの集まりのような気がします。笑
今の自分はそうしたギバーの皆さんによってできている、だからこそ自分もギバーでありたい、そう思っています。
**ギバーは しばしば 自己を犠牲にしてしまう一方で、組織に改善を起こす人でもあるのです。
最も貴重な存在がギバーであり、でも気を付けないと燃え尽きてしまうと 認識することです。
特に守らなければいけない存在なのです。
成功しているギバーは 自分が「受け取る」側になってもいいのだと 認識しています。**
**ギバーが活躍する環境を作るのに、最も大事なことは何かと言えば誰をチームに迎えるかをよく考えて決めることです。
私は当初、生産的な与え合いの文化を築きたければギバーを揃えればいいのだと考えました。
しかし 意外にも 実はそれは間違いだったのです。1人のテイカーがいると 1人のギバーがもたらす— 好影響の2倍から3倍の 悪影響が生じることが分かりました。
テイカーを1人でも チームに入れるだけで ギバーたちは出し惜しみを始めます 。
「周りはキツネ野郎や タヌキ野郎ばかりだから 力を尽くすだけ損だ」と 。
でも ギバーを1人 チームに入れても 急に親切の連鎖が始まることはありません。
それより 大抵は 「やったね この人に全部任せちゃおう」 となります。
効果的な採用活動や チーム作りにおいて 大切なのはギバーを登用することではなく、テイカーを排除することなのです。**
ここはチームビルディングにもとても大事な視点だと思います。
このトーク、本を読んで改めて気づかされることが多々ありました。
ギバーの人はいわゆる、「もう無理、これ以上できない。」と、燃え尽きっぽくなってしまい、テイカーの人は、「ここでは得られない。」と自然に離れていってしまう傾向もあるように思います。
自分もそういう経験をたくさんし、このトークがとても身にしみるところがありました。
他人の力になりつつも、自分自身の目標を野心的に追求してもいい文化を作ることができれば、成功とは何かという考え方も 変えられるのです。
**競争を勝ち抜くことが全てではなく、貢献そのもののほうが大事なのだと皆 気づき始めるでしょう。
私は 最も意義ある成功の形とは、他者の成功を手伝うことだと考えています。**
この点は言い換えると、自分の手柄を他者の手柄にできるか、
もっと言えば、自分のやるべき仕事を他人に任せることができるか?
ということにもつながると思います。
その結果、貢献に繋がったり、他者の成功を手伝うことにつながると思います。
慣れている仕事やタスクなんかは自分がやった方がそりゃ早いし、イメージしやすい。
だって、教えるのって大変ですもんね。
でも、ギバーはそれを超えるアイデアをくれ、行動してくれる存在。
そういう人たちの成功を手伝うことで、自分も成長し、成功してくことにつながれば自分は本当に嬉しいと思いますし、そういうコミュニティを作りたいと改めて思いました。
話が戻って、最初に僕に本をお勧めしてくれる方は完全なギバーです。
ギバーになりたいってうのは変な目標なのかもしれませんが、素直にそうありたい。
このコミュニティビルディングの経験をどこかで皆さんに伝える機会を持てたらいいなぁと考えています。
最後にいくつか告知を!
TEDxHamamatsuの高校生無料招待プログラムの申し込みは明日までです!
きっと、何かのきっかけになると思います。
TEDxHamamatsuSalon vol.13を開催します!
日程がかなり迫っていますが(笑)、これもまた新しい試み。
夏の思い出作りにいかがですか?!
車両貸し切ります!笑
それでは!
みなさん、よい夏休みを。