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職場に潜む勇者

勇者と聞いてみなはどんな想像をするであろうか?

辞書で調べると、「勇気に溢れる人」とある。

そのとおりだ。勇者は勇気を持つ者である。

誰もがこう思うだろう。

ゲームでも勇者は度々登場する。

ドラゴンクエストでは、王様に報告をしたり、献上をしているであろうし、

映画などでは、歴史上の覇者もその類に入るであろう。

僕も、勇者とはポジティブな意味で捉えていた。

しかし、僕の会社に潜む勇者は一味違う。

悪い意味で裏切られる・・・笑

その勇者は、勇者であることをいいことに、モンクや魔導士、さらに竜騎士を

差し置いて、全ての手柄を持っていってしまうのである。

つまり、上司のこと。

ほんとに、すごいようちの上司。

手柄を横取りして、横取りに見せない技術は天下一品。

ラーメンは醤油が好きだけど、天下一品。

全然栄養がない講釈と説教でコッテリ絞るのが天下一品。

それゆえに上司なのか。これが七不思議。まあ不思議。

世の中ってそんな風にできているのかな。

思っているほど甘くないとはいうが、彼の下で働いている以上、

評価を受けることはないかも。

YouTubeなどで、できない上司と検索すると特徴出てくるけど、

まさにそのとおり。

人を肯定できない

責任がありそうなことはしない

かといって簡単な仕事だけは行い、権威を示す

かといって威厳はない

かといって職位上は権力を持っている

よくいるよね、こんな上司。

営業時代は成績が良かった時もあるだろうけど、それと人の上に立つのは

別の話だと思う。

だって、人に仕事をさせなきゃいけないから、自分の思って通りに行かなくて

当然だもの。

失敗だってするんだもの。人間だから。

たまに、熱いことをいって、人間味出すとことがまたうざいんだけど、

愚痴を言っていても仕方ない。

だって、僕の上司は勇者なんだから。

王様へ謁見できる権利をもった勇者だから。

会社というダンジョンの中で、勇者を仲間が倒すなんて聞かないよね?

勇者は、勇者になった以上、ゲームをクリアするまでずっと勇者なんだよ。

どんなに魔法使いが攻撃魔法を撃って敵を倒しても、

賢者が仲間を救っても、

ボスを倒すまで、勇者は勇者なんだ。

そう考えると、会社では勇者に気に入られた方が得かも。

だったら、勇者に防具やアクセサリー、いい武器を奪われてもいいから

レベルを上げるか。

自分を成長させることはできるんだよ。

とにかく、成長のみ意識して、勇者がいるこの会社では勇者に全て持っていかれる

ことはしょうがないと諦める。

それが、上手く生きていくコツなんだろうか?

いません?会社に、こんな勇者。


 




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