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甲子園の決勝にて思うこと。ピッチャーの肩無理やろ!問題ともう議論はたくさんだ

妹尾さんの記事。ふむふむデータは分かった。でも具体的にどうする?

サッカーのインターハイ決勝でも正に同じような悲劇が。野球だけでなく、この夏に行われる全国大会全てに言える。

ソフトテニスの全小はその団体戦が暑さのために中止になった。もちろん賛否あるだろう。しかし、私は英断だったと思うし、振り返ったらそれが当たり前の判断だった、と思えるようになったら良いと思う。

政府の取組なども良さそう。川淵三郎キャプテンには期待していいかも知れない。でも具体的にどうアクションする?

例えばジャーナリストであればジャーナリズムをしっかりと発揮し批判する、ということだけにとどめてもいいかも知れない。具体的改善に動かなくても良い。

こんなの美談にしたらいけない。チームメイトももう休めと言ってあげられないと。
ただ、チームメイトにも非は無い。そういう状況で頑張るのが美徳とした我々含めた上の世代の作った文化風潮、我々の責任。

で、結論からすると現在の状況はほとんどの人が「アウト」と認識しているはず。もちろん、彼らの努力の結晶を見ることで感動させられる事も事実で、その姿に日本の多くの人は力をもらっている。けれどもまだ、将来ある高校生の段階で周りの人のためにプレーする、と言うことが強要されるようになってはいけない。プレーヤーファーストで無いと。

自分の肩が壊れても投げる!とかいうのは日本シリーズの決勝とか、WBCの決勝とかそういうタイミングでいいんじゃないか。その時は一選手(成人)として自分自身の判断で決断出来るはずだし。

そして、現状がもうダメだと結論付けるだけの議論はたくさんだ。どうすれば具体的に変えられるの?今甲子園を見て疑問を感じている全ての人が具体的アクションを起こすことだ。

これは南相馬にボランティアに行った時に買ったTシャツに書いてある事で、ボランティアの精神としてとても良い事だと思っているし、まあ最近では万事に通ずるかと思っている。

自分が出来るのはこれ、それだけに専念する。

自分は何をするか?

優秀な指導者を数多く輩出すること。
例えばチームにはピッチャーを複数人用意し、勝負がかかった局面でも投球制限を超えたら問答無用でピッチャー交代を判断出来る、こういう判断の出来る指導者を送り出すこと。長い目になるけどこれをやっていく。

もし野球をやっている子供を持つ親御さんだったら、1試合で100球以上投げさせるような監督がいるチームだったら逃げなさい、と教える、とかでもいいかも知れない。

もちろん高野連にいる人なら直接的な動きが出来るだろう。

居酒屋の酒の肴に消費されるコンテンツであってはならない。
問題意識を持った人、万人がそれぞれのアクションを。切に願う。

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Tetsutaro Nakamura (中村 鉄太郎)
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