鉄道と物流のどの業務でDX化する?
前回の記事ではDXの事例をもとに人と離れた場所でDXは進めると良いと書きました。この記事では鉄道と物流の業務の中でどの業務についてDXを進めた方がいいと思っているか私の案を書いていきます。
鉄道旅客
鉄道(旅客)会社の仕事は私が想像する限りでは下記となります。
駅員
乗務員(運転士・車掌)
車両整備
保線
運転司令
技術開発
総務・経理・企画など
上の方比較的利用者と関わる仕事です。一方保線や運転司令は利用者とはあまり関わりません。現在は駅員と乗務員の削減が進んでいて、一部の鉄道会社では運転司令のICT化・自動化は進んでいます。しかし駅員の削減は特に複雑な仕組みがあるJRでは難しいみたいです。また乗務員削減も無人運転やワンマン運転を進めている路線もありますがそれでも人が足りず、減便を行う事例も多く見受けられます。
しかし「人と離れたところでDX」という原則をもとにすると車両整備や保線、運転司令こそDXに向いていると思います。
具体的には車両管理を自動化することや、保線でドローンの積極活用などを進めること、タブレットを積極的に利用して保線の現場や車両研修の現場と司令を直接やりとりすることが考えられます。
鉄道貨物
鉄道(貨物)会社の仕事は私が想像する限りでは下記となります。
顧客とやり取りする人
乗務員(運転士)
車両整備
保線
駅で荷扱いする人
運転司令
技術開発
総務・経理・企画など
旅客の方とほぼ変わらないですが、こちらも上の方は顧客と関わる仕事で、運転司令などは割と人と関わりません。
JR貨物の場合は減便できる状況ではなく乗務員を減らすことが難しいため、あらゆる部分で少しずつDXを続けています。
ただ鉄道貨物で時間と人がかかるのは駅での荷物の詰め替え(トラックと貨物列車または貨物列車同士)なのでここでDXを進めるのが大事になると思います。
結論
旅客鉄道では車両整備や保線についてDXを進め、貨物鉄道では加えて貨物駅のD Xを進めるというのが個人的な案になります。いずれも顧客との直接的な関わりはないけれど重要な仕事になります。
次回は車両整備と保線のDXについて詳細を書いていきます。さらにその次は貨物駅のDXについて詳細を書いていきます。10月までに配信できるように心がけます。
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