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ひかりレールスターの設備


 僕の夢の原点となった列車の一つ、レールスターについて紹介します。2000年から山陽新幹線新大阪〜博多で運転し、当時は速くて安くて快適を売りにしていました。そのレールスターの特徴を書いていきます。

個室


 これまでは100系・200系の階下席がグリーン個室になっていた例もありますが指定席個室はレールスターが初めてとなります。レールスターの設備の中で最も人気のあった設備です。残念ながらレールスターより後の車両で新幹線車両に複数人向けの個室がついたことはないです。ただ最近はN700Sでビジネスブースの運用を開始するなど昔と形態は異なるとはいえ個室のニーズは回復する兆しがありそうです。


コンセント(オフィスシート)



 現在、新幹線のみならず特急、さらには座席指定制の快速にもコンセント設置の要望が高まっていますがJR車両で最初にコンセントが設置されたのは2000年登場のレールスター、先週紹介した宗谷、白いかもめです。当時はスマホもなかったのでコンセントは指定席の一部に設置されるのみです。レールスターでは5号車から8号車の最前列にコンセントと大型テーブルを設置してオフィスシートとして用意しました。その後N700系の窓際席にコンセントが設置されるとどんどん拡大していき、今では全席設置の車両もあります。逆にレールスターはコンセントが少ないため敬遠するユーザーもいる面もあります。
 最近の車両では新幹線内でのオフィスに特化した車内設備を進化させてN700SのSwork車両、E5系H5系E7系H7系ではTRAINDESK車両を設定していますが、これはオフィスシートの進化版とも言えるでしょう。


ドアチャイム



 東海道山陽新幹線の車両で初めてドアチャイムが鳴るようになりました。今でも音色は変わりません。


チャイルドシート



 2列&2列シートではひじ掛けが上がらない構造なので1歳未満の子供向けにひじ掛けに載せて使うチャイルドシートを用意していました。N700系8両ではひじ掛けを上げられる構造に変えました。こちらもN700系8両登場と共に廃止されました。


サイレントカー



 始発と終点以外は車内放送が鳴らない車両が4号車に設定されていました。チケットホルダーに切符を入れると降りる駅で起こしてくれるサービスもありましたが、逆に静かすぎて乗りたくない人もいたようです。後継のN700系8両には設定されず、レールスターでもN700系8両登場とともに廃止されました。


旅指南



 乗車中にダイヤやお勧めの旅行地などを教えてくれるシステムでプリントアウトも可能なサービスでした。2008年に廃止されましたが、およそ10年後にはWi-fiサービスでダイヤやお勧め情報を見られるようになりました。500系やレールスターにもwi-fiが設置されましたので新しいサービスを受けられます。

今後の新幹線の接客は?


 多くの接客設備は廃止され、またN700系8両に引き継がれなかったものも多いです。しかし今となれば当然のドアチャイム、コンセントはレールスターから始まり新幹線の設備の改革に貢献したと言えるでしょう。今、東海道山陽新幹線の接客設備の充実化を求める声が上がっていて、そんな中レールスターを再評価する声も上がっているようです。すでにレールスターは車両更新の時期を迎えていますが、後継車両はレールスターのように新たな接客設備を入れていってほしいと思います。東海が開発するN700Sでも接客設備は多く向上されますが、西日本のN700S(九州と共同開発かも)はどのようになるか楽しみです。



 このレールスター車両とは僕も家族と小さい頃に何度か乗ったことがあり思い入れのある車両ではありますがその思い入れはまたいずれ紹介します。

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鉄路の星・MacBookの星
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