見出し画像

DXの段階

鉄道DX、物流DXの記事も5記事目になります。今日はDXには段階があるという話をしたいと思います。これは、鉄道・物流に限らずいやゆるオフィス以外での作業がある業界全般に関係してくる話になります。

まずはワープロ、そしてパソコン、その次に携帯端末


情報機器普及の大まかな流れですが、まず手書きを減らすべくワープロなどが世の中に普及しました。そしてパソコンが普及して文章だけでなくさまざまなものをコンピュータで作成できるようになりました。続いて情報機器の小型化、高性能化が進み、タッチ反応するスマートフォンやタブレットのような携帯端末も誕生しました。携帯端末ができることにより、いやゆる事務所だけでなくどこでも情報機器を使えるようになりました。携帯端末は工事現場など、オフィス以外での作業にとっては大いに役に立ちます。

工事現場では情報機器の発達で移動の手間が減っていっている


工事する際は会社やお客様、役所と報告書のやり取りをします。まず紙しかなかった時は手書きで作業報告書を作っていました。そこからパソコンの普及で現場事務所にパソコンを持っていき、パソコンで報告書を作れるようになりました。ただインターネットが普及するまでは作成した書類は全て車で会社のオフィスやお客様、役所に持ち運びをしていて移動のコストがかかっていました。ところがインターネットが普及すると事務所のパソコンで作成した報告書をインターネット上でオフィスやお客様、役所の人に提出ができるようになり移動のコストが減りました。ただし、作業は事務所(工事現場に建てられる仮設小屋)のパソコンでするため、作業現場と事務所の移動が必要になってくる他、事務所でパソコンを置くとなるとそれなりに場所を取ることもあります。また携帯電話などで撮った写真を転送するにも操作が必要になってきます。

タブレットの活躍は移動コストを省ける最終段階


ところが文章作成ソフト、表計算ソフトが入っているタブレットがあればその場で撮影した画像をそのままタブレットで編集して提出することができます。おかげで事務所と現場の移動の手間が省かれるだけでなく、写真を撮ったタブレットでそのまま報告書を作れるので転送する必要がなくなってきます。

ここで求められるタブレット

最近ではノートパソコンとタブレットの差が縮まってきていますが、この記事におけるタブレットは下記条件を満たすものです。

  • カメラ機能付き

  • タッチディスプレイ

  • キーボードを取り外し可能

  • できればどこでも通信できるもの(例:iPadのセルラーモデル)

ここで僕がイメージするタブレットは持ち運びしやすい、気軽に操作できるものなのでタッチディスプレイとキーボード取り外しは重要です。また現場の写真を撮って報告書を書く場合はカメラ機能は必須です。


今回はパソコンとインターネットの普及で工事現場での作業員の移動が減ってきたが、タブレットを活用するとより作業員の移動が減ることを書きました。
これは鉄道の保線現場や、車両工場でも言えることです。最近は保線現場の人、運転士から車掌まで鉄道会社で働いている人はタブレットを携帯している場合が増えてきています。鉄道会社向けのアプリ開発は今後も進んでいけばより鉄道会社における働き手の負担は軽減されるでしょう。

(以下記事なし)

ここから先は

0字

¥ 100

私の記事を気に入ってくださった方がいましたら、ぜひ投げ銭をお願いいたします。