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#238 人物イラストが描けるようになりたい!No.37

人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第37回目、3月編第11回です。
前回↓


3月の課題

3月は『全身のポーズを描くこと』にしました。
人物を描くときに、全身が描けるようになりたいと思いつつ結局顔しか描いてない事に気づきました。
このままでは全身が描けるようになるわけがない!と思い全身のポーズ多めに描きました。
どんなポーズが描きたいのかがわかっていないのでいろんなポーズを描くことにしました。

加筆修正する時の意識

各パーツの歪みの修正以外に、描きたい顔、体のバランス、ポーズや構図の理想をイメージしながら加筆修正や描き直しをしています。

塗りでそれぞれの質感の再現すること、見栄えの良い体のバランス、ポーズを自分で考えて描くということも意識して取り組んでいきます。



3月25日

普段顔が真横になるポーズは描かないのですが、この時は気が向いたのか横顔を描いてました。
今見ると頭が大きい、後ろ髪おかしい、首太い、脚短い、左足小さ過ぎと粗が目立ちます。


9月23日

やっぱり横顔ではなく正面向きの顔を描きたいと思って顔を手前に向けました。
簡単に色を載せたカラーラフ状態です。
靴は大きめがかわいいと思っているので大きく描くことが多いです。


今回も主線太めの仕上げになりました。
等身は最近の自分の傾向と比較するとやや高めになりました。

顔の向き以外は元のポーズとほぼ同じです。
奥側の足に明るい緑をうっすらと乗せて遠近感を強調しました。

何となく日差しを感じさせるようなグラデーションの背景にしました。


9月27日

一度完成にしたもののどこか中途半端だと思ったのでもう一度見直して加筆することにしました。

元から主線太めではありましたが、特に靴あたりの線が細めで印象が弱くなっていたので足元の線を太くしました。
所々線の太さが違うのですが、この方が見え方としては自然になる気がします。
ついつい均一気味にしたくなるのですが、見せたい部分を考えて太さを調整していこうと思います。

最近リムライト(後ろから当たる光)を描くのがとても効果的だと思っていて、この絵にもリムライトを加えました。
目にいつもは二色使っているのですがこの絵にはまだ一色しか使っていなかったので下半分に黄緑を入れました。
目のサブカラーはメインカラーの補色かリムライト、背景と同じ色を使うことが多いです。

髪に隠れている左眉毛の主線を消しました。
隠れている部分の主線を残す描き方もありますが、個人的には消した方がしっくりきます。
外国の方をモデルにすることが多く、おでこを出している髪型が多くなるので前髪に眉毛が隠れることがあまり無いです。

彩度が低くなりがちです。
今回も低くなっている気がしたのでオーバーレイのレイヤーを重ね彩度を上げました。


一度目の描き直しではパッとしない出来だと思っていましたが、もう一度加筆をしたことで納得できる完成度にすることができました。
ハイライトとリムライトで立体感をしっかり出すことと鮮やかさを意識することが自分の理想に近づくためのポイントのように感じました。
コントラスト強めを意識して仕上げていこうと思います。

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