#246 人物イラストが描けるようになりたい!No.44
人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第44回目、3月編第18回です。
前回↓
3月の課題
3月は『全身のポーズを描くこと』にしました。
人物を描くときに、全身が描けるようになりたいと思いつつ結局顔しか描いてない事に気づきました。
このままでは全身が描けるようになるわけがない!と思い全身のポーズ多めに描きました。
どんなポーズが描きたいのかがわかっていないのでいろんなポーズを描くことにしました。
加筆修正する時の意識
各パーツの歪みの修正以外に、描きたい顔、体のバランス、ポーズや構図の理想をイメージしながら加筆修正や描き直しをしています。
塗りでそれぞれの質感の再現すること、見栄えの良い体のバランス、ポーズを自分で考えて描くということも意識して取り組んでいきます。
また、見せたい部分を意識的に演出することも意識していこうと思います。
左が初期版、右が修正版です。
今回は頭の大きさだけ修正しています。
頭大きめのデザインが可愛いと思って頭大きめというか髪もっさりめで描くことが多いのですが、頭部を大きくし過ぎかも。
もう少し抑え気味に描くとちょうどいいのかなと思っています。
口は小さめの方が可愛い気がします。
浮遊感、躍動感が欲しくてジャンプした瞬間を描きました。
このラフに関しては見返してみると目が大きい気がしました。
スプラトゥーン的な頭身がいいなと思いつつそれより頭身高めになることが多いです。
いいと思っているバランスと描きたいバランスがずれてる気がするけど、まあいいか。
思いっきりパースがついてる絵も描きたいと思っていて煽り気味で描きました。
めちゃくちゃラフではありますが線のリズム感とか勢いは気に入っています。
この感じを清書まで持っていきたいです。
地面の円は足の位置があっているか確認するために描きました。
補助線なのですが背景として使っても面白いかもしれないと思いました。
線を整えベース塗りまでしました。
ラフの時の良さが完全に消えてしまった気がします。
整っていることを重視し過ぎているかも。
もっとラフな方が自分の理想に近いのではと思っています。
一つ前の案、ベース塗りまで行ったもののしっくりこなかったので没にしてまたラフを描きました。
手に動きがあった方が面白いと思って右手は動きをつけました。
でも特に意味はないので右手の無意味感が全体に広がってしまった気がします。
意味のあるポーズが描きたい。
いや、特に意味がなくても何となくカッコよく感じるポーズが描きたい⋯。
無意味だし無難だけど描いている時はこのポーズが一番マシだったのでこのポーズを清書しました。
影面、光面、光と影の境界線、反射光、ハイライトだけ描いた簡単フィニッシュです。
主線の色トレスをして、簡単な背景を描きました。
この時は描き続けても良い感じにできる気がしなかったし、ラフの段階で苦戦してくたびれ気味だったのでここで一旦終了にしました。
前回の絵の初期完成段階が自分としてはけっこういい感じに描けたと思っていたので、その次の絵の出来がこれかぁ、とちょっと落胆します。
最近は一旦完成した数日後、リフレッシュした状態の時に最終仕上げをする、という段階を踏んでいます。
後で最終仕上げをするというやり方に頼り過ぎていて最初の段階でいいところまで中々持って行けないのが悩みの種です。
しかしこのことにいちいち悩んで頭の容量使うより、自分はこのやり方が合っている、ととりあえず納得して気にしない方が疲弊することを防げていいのかもしれないと思っています。
なので、気にしないことにしようと思います。
気にすることが多過ぎて消耗が激しくなっている状態なのでこの状態を変えていきたいです。
加筆するために改めて見直してみると右手の動き、左足の服の膨らみ、左足の膝の位置、胴体の位置が不自然な気がしたので形の修正から始めました。
あと顎を少し丸くしました。
線が細い部分があったので一部太くしました。
背景が塗りつぶしの丸を置いただけだったので球体に見えるようにしました。
そしてなんとなく星っぽく見えてきたので細かい破片を散りばめて宇宙っぽくしました。
背景もグラデーションをかけ水彩ブラシで適当にモヤモヤさせました。
宇宙ぽくしたつもりですが球体がどこかたこ焼きっぽくなった気がします。
ますます意味のわからない絵になっていってしまうのですが、手を加えていないよりマシ!ということにして描き込みを加えました。
まずはとりあえずでいいから描いてみてその中から気に入ったもが見つかればいいなくらいの気分で描いています。
初期版と加筆版が並んでいる方が比較しやすいと思ったので上下で並べてみました。
服のシワを描いて密度をあげました。
髪も色を薄く塗り重ねハイライトをぼかしたことで透明感を出せたと思います。
主線を色トレスしたけど色とレスがない方がくっきりして自分好みだったので今回は色トレスをやめました。
最後の最後にオーバーレイで彩度を調整しました。
髪の透明感を出すことが自分にとって重要なポイントな気がしています。
服のシワは色を薄く重ねることで段々と質感とか密度を出せるようになってきました。
描きたいものが明確ではないのでとりあえずいろんなものを描いて本当に描きたいものとか好きなものを探しています。
タッチがどこか無機質な方に寄るのですが、もっと有機的な方が自分の理想に近いかもと思っています。
でも自分のタイプとしては無機質寄りなのかなと思っています。
前回の記事を見直した時に、最後の画像の後に長い文章があっても自分だったら読むのがめんどくさくなる気がしたので、今回は画像を多めに載せてみました。
画像がたくさんあった方が変更点がわかりやすいし記事的なリズムも生まれる気がするし、自分が読むならそういう記事のほうが好きなのでこれからは画像多めにしていこうと思います。