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#120 人物イラストが描けるようになりたい!

僕はゆるキャラを描くことが多いのですが、人物イラストも描けるようになりたいとずっと思っています。

ただそうは思っても中々人物イラストに集中して取り組むこともなく、人物イラストは上達しないまま。
上手くなりたいと思いつつ、なぜか気が乗りません。


ある日ピンタレスト(画像検索アプリ)で今の状況を解説し、そして現状を打破する考え方、やり方を解説している画像を発見しました。


人物イラストだけでなく、イラスト自体描くのが気が重いこともありましたが、この記事にあるように、失敗を恐れイラストを描くこと自体からも目を逸らしたいという心境なのかもしれません。

描くのがしんどいと思うのは上手く描けないかもという悪いイメージが先行している、それならその要素をリストアップして、その一つを月の課題として毎日20分テーマに合わせた写真の模写をするといい、ということが書いてありました。


僕の状況を当てはめると、人物イラストを描かないのは上手く描けないかもしれないと思っているから!
まさにその通りだと思いました。

自分の人物イラストに対する課題としては
・顔のデザインの方向性が定まらない
・服のデザインが全くと言っていいほど思い浮かばない
・ポーズも思い浮かばない
・背景も苦手意識ある(これは人物イラストというかイラスト全体に対し)


まずはこの4つが思い浮かびました。
顔に関しては元から描くのが好きでたまに模写をしていました。
でもまだデザイン、デフォルメ具合のいい落とし所が見つかっていません。

この4つの中だったら、まず取り組むべきは服のデザインをインプットすることかなと思い、服の大まかなデザインやしわの入り方を覚え描き慣れていきたいと思い、これを10月の課題にすることにしました。

10月のテーマ
『服のデザインとシワの描き方』


221016服、シワの研究103

1日目
ピンタレストで保存しておいた全身が写っている写真の中から描き慣れていきたいというものを選び模写しました。
画像は見やすいよう編集してありますが、実際には描き終わった後に気づいた点をメモしています。(あと字が非常に汚いため)
顔は描くと時間がかかるし、今回のテーマである服のデザインとしわの入り方に注力したいと思い、顔は描かないことにしました。
また、ついつい20分という時間に気を取られそうになるのですが、時間より目的、服のデザインとシワに対する理解を深めるということを一番に意識するようにしました。

221016服、シワの研究104

2日目
影も描こうと意識したら確か一人目でほぼ20分を使い切っていたと思います。
20分ではなく3人描くことにしました。
また、靴もシルエットで描き飛ばすことにしました。

221016服、シワの研究105

3日目
厚手のダウンだったり薄手のTシャツだったりと質感、シワの入り方の違いはどうなるか、ということを考えながら描きました。
シワは大きく入っていないと表現しづらいということを感じました。
結構はっきり線になっていないと個人的に表現するのが難しいです。
タッチが強すぎる可能性あり。
顔は書かないと言ったけど鼻だけは三角で表現することにしました。

221016服、シワの研究106

4日目
編集済みなので分かりづらいのですがこの日はティッシュで影部分をボカしています。
デッサン的な手法です。
ただ、絵的な完成度ではなく服、シワへの理解度を深めることを第一に考えねば、と思いました。
完成度を求めれば必然的に上がり、気持ちはいいけど今回の目的とはずれてしまいます。

221016服、シワの研究107

5日目
小細工するのはやめて線のみで表現する描き方に戻しました。
ただやり方にこだわるのではなく、いかに理解度を深めるか、そのためには手段を選ばない、という意識を強く持った方がいいかも。

221016服、シワの研究108

6日目
一人目はライティングが劇的で個人的には描きやすかったです。
好きなタッチというか、影の付け方はこれだな、という気付きみたいなものがありました。
この辺りからシワの描きかたが何となく自分になじみ始めた気がします。
選んだ写真の写り方やシワの入り方が好みだったからたまたま自分の中でいい感じだと思っただけかもですが。
でも多分何かしら掴めたはず!
自信満々に明言するのに慣れてないからついつい違うかも、とぼかしてプラマイ0にする癖みたいなものがありますが、いつもプラスなこと言ってたい!
だからこの日は何かいいきっかけが掴めた!ことにします。

221016服、シワの研究109

7日目
ズボンのシワ、シンプルな立ちポーズだとあまりばっちり入ることがなく、弱めの緩やかな皺にはあまり興味が持てないことに気付いてます。
シルエットで見せるのも一つの方法だと思いました。
柔らかい素材で尚且つ大きめのシワが入っている方が個人的に描きごたえがあり好きです。

221016服、シワの研究109−2

7日目その2
この日は気が向いたのか4人描いています。
小物(イス)も描いてるし、シワもいい感じにかけたし、いい感じにかけたなと思いました。

221016服、シワの研究1010

8日目
10月は男性の服とシワの入り方について理解を深める、というつもりでしたがやっぱり飽きてきたので女性の服も描くことにしました。
女性はポーズからもしなやかな印象を受けます。

221016服、シワの研究1010−2

8日目
この日も4人描きました。
ズボンのシワ、あまり興味ないな、と思い、上半身だけ、しかも首から上は透過、という変な描き方をしました。
というか確か参考にした写真が首までしか写って無かった。
久々にティッシュで影の部分をこすってぼかしてます。
シワだけを追うのに飽きてきてる頃。

221016服、シワの研究1011

9日目
一人だけ全身を描き、他3人は上半身の服だけ描きました。
人透過パターン。
しっかり線を模写してもイラストに応用できるだろうか、という思いがあり、線で表現できないか、という最初の描き方に戻してみました。

221016服、シワの研究1012

10日目
だんだん飽きてきたのか、それともこの取り組みをしっかりイラストに活かせるのか色々考えた結果、現段階でぼんやりと浮かんでいる人物のデフォルメ具合に合わせた線の描き方を探そう!と思いデフォルメした人物に合う描き方を模索しています。
なので今までの頭身とはガラッと変わっています。
描きたい作風に合ったタッチを考えながら描く方がよっぽど実践的でいい気がする、と思いました。
上手くなるには本番だけ描くべし、というさいとうなおき先生の教えもありますが、まずは苦手意識をなくすための取り組みだから、これはOKということにします。

221016服、シワの研究1013

11日目
自分が求めるデフォルメ具合はどこか、と言うことを意識して描きました。
一番右の少年とかいい感じにかけました。
漫画のナルトが好きなのですがその絵に近い印象になったように思っています。

221016服、シワの研究1014

12日目
右の少年がいい感じに描けました。
スプラトゥーン的なデフォルメ感、髪の印象をイメージしました。
元の写真からかなりバランスは変わっていますが、いい感じにデフォルメ出来ました。
ただこの辺りからテーマからずれている感じがあります。
服やシワより顔やデフォルメ感に意識を第一に考えてる。
人物イラストに対する苦手意識払拭につながるのであればよしとするとこ、かな?
いや、やはりここは服、シワに対する理解度を深めることを第一優先にするべきか。
それはそうだけど、いい感じに描けたという実感があるからOKということにします。
目的から少しでもずれたら駄目、という固い考えではなく、柔軟に前向きに考えていきたいです。

221016服、シワの研究1015

13日目
この日はNFTイラストについて色々やっていた日でくたびれていたので一人だけ描いて終了。
この日は気分も落ち気味であまり楽しく描けなかったのですが、見返してみると結構いい感じな気がします。
元のポーズが良かったかも。

221016服、シワの研究1016

14日目
この日、と言うか今日(16日)なのですが、今日も何だかくたびれていたので一人だけ描きました。
何となく無難にまとまった印象。
顔はいい感じに描けたと思います。
服、シワではなく顔やデフォルメ具合、絵的な完成度に意識がいってる気がする。


人物イラストはリアル寄りより誇張気味の表現に行き着きたいと思っています。
服のシワの入り方もリアルというより絵的に華やかな印象になるような入り方を目指しています。
こういうふうに描きたい、という絵と見比べるとまだまだ程遠いのですが、毎日描くということを続けて大きな目標である人物イラストを描くことに対して、少し苦手意識がなくなってきている気がします。

10月後半も、しっかりと今回のテーマである『服のデザインとシワの描き方』をもう一度しっかり意識して、理解を深めつつ描いていこうと思います。

後半分もまとめて共有予定です。


続き↓




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