#239 人物イラストが描けるようになりたい！No.38

人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第38回目、３月編第12回です。
前回↓

３月の課題

３月は『全身のポーズを描くこと』にしました。

人物を描くときに、全身が描けるようになりたいと思いつつ結局顔しか描いてない事に気づきました。
このままでは全身が描けるようになるわけがない！と思い全身のポーズ多めに描きました。

どんなポーズが描きたいのかがわかっていないのでいろんなポーズを描くことにしました。

加筆修正する時の意識

各パーツの歪みの修正以外に、描きたい顔、体のバランス、ポーズや構図の理想をイメージしながら加筆修正や描き直しをしています。

塗りでそれぞれの質感の再現すること、見栄えの良い体のバランス、ポーズを自分で考えて描くということも意識して取り組んでいきます。

また、見せたい部分を意識的に演出することも意識していこうと思います。

３月２５日

セーラー服女子高生。
モデルはカバンを持っていましたが何となく省略しました。
３月時点に描いたものの中では割といい感じに描けたと思っている一枚です。
見直して見ると、腕の長さとか手の大きさとかちょっと怪しいかも。
腰もスカートの角度のせいでやや太く見えてしまう気がします。

９月１５日

簡単色つけ。
カラーバージョンのビフォーアフターがあった方がサムネを作りやすい、という魂胆でカラー版も作りました。あと記事のボリュームアップのため。
と言いつつ結局今回はサムネには使いませんでした。

元のポーズを描き直してもあまり面白くないな〜と思い色々ポーズを考えました。
浮遊感のあるポーズが描きたいと思っているので脱力＋浮遊感のイメージで描きました。
でも何か違うな〜と思ってボツにしました。

９月１７日

手に動きをつけて印象の違うポーズにしようと思い、手でキツネを作って遊んでいるようなおどけているようなポーズにしました。
元のセーラー服の色は青と白のスタンダードめな色合いでしたが、キツネのイメージでキツネ色と黒にしました。

割といい感じに描けたと思いつつ、なぜか描き進めることはせずに次の絵に取り掛かりました。

note投稿日の前日に載せる絵の見直しをすることにしています。
今回の絵はベースカラーを塗っただけの状態だったので色々手を加えました。

いつものことなのですが最初に描いた主線が細くなりがちで、この絵に関しても細い気がしたのでまず全体的に太くしました。
最近は最初から太めの線で描く様にしています。

セーラー服の黒い部分が暗い色過ぎて明暗を付けにくかったのでブルー系の明るい色を塗り、ぼかして明度を上げました。

最近自分の中の流行りのリムライトやハイライトを加えて形を際立たせ、明るくした部分が際立つように乗算で影の部分をさらに暗くしました。

彩度が低くなりがちなのでオーバーレイレイヤーを使って黄土色を鮮やかな黄色に変えました。

主線を色トレスして柔らかい雰囲気にしました。
黄色の部分の主線はオレンジを少し暗くした色、肌の主線は赤を結構暗くした色を使っています。
最初は不透明度100%でもいいかなと思っていたのですが、そうすると印象がぼやけると思い50%にしました。
%をいじるときに区切りのいい数字を使いがちです。

今回も最後の方で背景に取り掛かりました。
途中でキツネを登場させようか迷ったのですがテイストがゆる過ぎてイマイチ人物とマッチしないと感じたので今回は見送りました。

何となくトーンを使ってみたくなりドットのトーンを使いました。
その後に適当に手描きの丸を加えました。

人物は秋の様な色合いだけど背景はちょっと夏っぽい様なよくわからない背景になりました。
この部分はもっと狙いを決めて統一感のあるものにしていきたいです。

１０月４日

手足の肌の影の部分が暗くなり過ぎて顔の明るさと合っていない気がしたので、肌の部分の明度をオーバーレイレイヤーを使って明るくしました。

スカートがちょっと長く、ほんのちょっともっさりしている気がしたので少し短くして、リボンの右側を少しふわっとさせました。
左頬の赤みを少し抑えて完成です。

今回はポーズ、表情、色、背景どれもかなり理想に近い感じで描けました。
最近つい自力だけで描き上げようとしてしまっていました。
くたびれていたり焦りが出たりして思考停止になると自力でどうにかしようとしがちです。
今回はお手本を見ながら足していきたいポイントを真似して描くことでクオリティを上げることができました。

自分としてはコントラストの幅をしっかり出していくことが大事な気がしています。
ツヤがあまりない絵を描きがちなのですが、もっと色鮮やかで明暗をよりはっきりさせると自分の描きたい絵に近付いていく気がしています。

人の絵を参考にしていい部分を吸収することがめちゃくちゃ大事だと感じています。
毎回お手本をしっかり見て、何かしら新しい要素をインストールしていきたいです。