
鉄道模型をスマホで撮影する極意!機動性を盾にリアルに撮ろう!
鉄道模型は、撮影が難しいものだと思います。シチュエーションによっては一眼レフやミラーレスのような大きなカメラだと、被写体(車両)に届かないとか、暗くてブレやすかったりとかします。
そんな中、スマホカメラの性能が上がってきました。シャープ、ライカに続き、ソニーも1インチセンサーを搭載したモデルが登場。普及モデルでも複数レンズを搭載したものが今や当たり前だし、解像度、ボケ感、色味、接写性能などが格段に良くなっています。
とくにスマホの接写性能が上がったことで、鉄道模型を撮影するには好適な環境ができ、機動性も加わって撮影しやすい環境になりました。
でも、普通にとるだけでは物足りない場面ってありませんか?鉄道模型ってだいたい上から、つまり鳥の目線から撮られる方が多いと思うのですが、それが物足りなさの一つかもしれません。
今回は、この記事を購入した方にだけ、スマホで鉄道模型を実車のように、リアルに撮影するコツを伝授します!
そもそも、なぜスマホの方がいいのか
鉄道模型のジャンルでは、正直一眼レフやミラーレスよりも、スマホの方が向いていると思います。その理由は、いくつかあります。
①ボケ感:一眼カメラで撮ってしまうと、過剰に背景がボケて不自然感が出てしまう。スマホカメラのボケ感くらいがちょうど映えやすい。
②機動性:一眼カメラだとアングルに縛りがあるが、スマホカメラであればアングルの自由度が上がる。
③接写性能:接写性能の改善で、近づいて撮ることができる。デジタルズームの併用も可能
④SNSシェア:撮ったらすぐ加工でき、インスタやTwitterにシェアできる。
⑤動画:4K動画が当たり前のように撮れるので、走行動画を撮る際にも最適。
"逆向き"で撮ってみよう
僕が提案するのは、スマホを”逆向き”にして撮影するテクニックです。
普通、スマホを握るときはスマホカメラが上端に来るように持つかと思いますが、スマホカメラが上の方にあると、上からの目線になってしまい、リアル感に欠けます。
スマホを逆に向けて、レールすれすれにスマホカメラが来るようにできれば、実際に人間が実車を見るのに近い目線となり、ぐっとリアル感が増します。
具体的な持ち方としてはこんな感じ。レイアウト次第で縦構図にも横構図にも対応できます。
接写で寄ってあげると、より近い目線となります。寄ることが苦手な機種の場合は、デジタルズームを使ってあげるといいでしょう。今のデジタルズームは2倍までなら画質の劣化をあまり気にせず楽しむことができます。
ただし、レンタルレイアウトで撮影する際は、くれぐれもレンタルレイアウトのルールに従って撮影するようにしてくださいね。
カーブで決める!
実車にも言えることですが、長い編成の場合、カーブが一番映えますよね。それは鉄道模型でも一緒。
カーブの手前でスマホカメラを構えてあげることで、長編成がダイナミックに走行している光景を撮ることができますよ。
背景のグレードアップでより映える!
これは僕の作例です。
この投稿にも多数のいいねをいただいていますが、個人的にこの作例がダメだと思うのが、背景です。実際の生活空間が見えてしまうと、それだけで映えなくなってしまいます。
そこで、簡易的なので問題ないので、背景を用意してあげると良いでしょう。
ローカルな風景ならブラザーが津川洋行監修の背景を用意していますし、イラストACのような素材サイトの素材をシーンに合わせてチョイスしてあげましょう。
素材はダンボール紙に背景写真を貼ってあげるだけでいいでしょう。撮影の際は背景に人工物が映らないように画角を調整してあげます。
置く車両ごとに背景を用意すると良いかもしれませんね。
また、加工アプリで背景を透過にして、背景を編集するのも一手ですが、ややリアルさが減るので、加工のし過ぎには注意が必要です。
常点灯の付いたパワーパックを選ぼう
せっかくならば、停止時もヘッドライトを光らせたいですよね。なので、ヘッドライト・テールライトの常点灯に対応したパワーパックを選ぶと良いでしょう。
KATOなら「スタンダードSX」が、TOMIXなら「N-1001-CL」などが対応していますので、"映え写真"を意識するときはぜひとも購入してあげましょう。
まとめ ~鉄道模型はスマホで手軽に~
どのレイアウトにも、必ず"映える"ポイントがあると思います。
ぜひ、お手持ちのスマホを120%活用して、自らの愛車・コレクションが織りなす、リアルな風景を手元に残してみてくださいね。
このたびはご覧いただきありがとうございました。
***
最新記事は「てつぱら!」本館でも更新中!
いいなと思ったら応援しよう!
