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ジャンクの「サンニッパ」を買って大失敗した話
「300mm F2.8」ー 通称「サンニッパ」と呼ばれる大口径超望遠レンズは、昔から超望遠レンズの代表格。基本的に高価で高級なので、多くの人の"憧れ"のレンズとして人気があります。
僕は標準域以外を使うことがあまりなかったので、「超望遠レンズなんかいらない」と考えていたのですが、それでも"安価な"サンニッパだったら、話は別です(笑)
去年の5月、メインカメラをニコンZ6にしてまもない頃のことでした。
名古屋市内の中古カメラ屋のジャンクコーナーに、シグマのAF APO 300mm F2.8が置いてあったのです。
状態はひどく、バルサム切れが深刻な状況だったのと、ゴムの部分は加水分解がかなり進んでいました。
ですが、その分お値段は1万円を切るお値段。この、1万円を切るお値段で「サンニッパ」が手に入ることに興味を持ってしまったのです。
RAWの現像でなんとかなるだろう。深く考えず、買ってしまいました。
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加水分解のベトベトは、アルコールと綿棒で一生懸命吹き、実用に問題のない状態にまで持ち直せました。フードのベトベトはお風呂場でボディソープを滑らせて丸洗いしました。
しかし、そうはうまく行かないのがジャンクの世界(笑)
バル切れの影響で、写りはあまりにもひどいものでした。シャープネスはさすがシグマなだけに良好でしたが、他の部分はゴミと言ってしまいたいくらい酷い有様だったのです。
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RAWの現像でなんとかなるものでもなく、結局、半月で別のカメラ店でドナドナしている僕がいました。半額は戻ってきたので良かったのですが、それでも大失敗した買い物だったな、と今でも苦い思い出になっています(笑)
ですが、サンニッパを実際に手にして分かったことがありました。それは、鉄道を撮るのに最適な焦点距離だということです。200mmだと広すぎて、400mmだと行き過ぎ。300mmの焦点域は、個人的に最適解に思えたのです。
あと、解像度は地味に良かったのも印象深く残りました。
だから、今度こそは状態のいいサンニッパを手にしたいと思えるようになったのです。
シグマAPOサンニッパではAFが効かなかったので、今度はZ6でもAFが使えて、写りのいいヤツがほしい、ちゃんとしたのを買おう・・・そう思って10ヶ月が過ぎました。
そして、今月。このサンニッパのお話には続きがあります⬇
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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