ネットとリアル
先日「君たちは、どう生きるか」について、ノートを書きましたところ、私のSNS歴で最大のスキをいただき、とても感謝しております。
そのことで、改めてネットとリアルについて思ったことを書いてみたいです。
ひとつの映画や演劇を観て、語りあいたい、という気持ちはいつもあります。例えば、友達や家族で見に行けは、そのあとかなり話ができたりします。
でも、一人で行くとそういうことができませんから、SNS、例えばノートなんかで感想や思いを書いてみます。それから、同じ作品を見た人のSNSを検索してみて、違った見方に感心したり、喜んだりします。
通勤帰りの電車の中で、とてもきれいな夕陽を見て、インスタに投稿したりすると、すぐにいくつかいいねがついたりします。
遠く離れた、見ず知らずの人と共感の輪が広がっていく、ネットで繋がる共感の輪。ひとりではないと、思う瞬間ですね。
ところがリアルでは、全く同時に映画を観ている人、同じ空を見ている人がいます。すぐ隣にいます。確実に。でも、すぐ隣の人と、今同時に体験していることを語り合ったり、共感しあったりすることは、ほぼありません。
物理的に近くにいる人との、共感の距離は遠くて、物理的に遠い人との共感が近くなっている、とても不思議なことですね。
リアルでも、気軽に共感の輪を繋いでいければよいですね、ひとことでいいのです。