稼ぐ方法を売るやつはなぜ自分でやらないのか?
こんにちは、船原です
自分で稼ぐ方法を考え出す人もいれば、
誰かの考え出した方法を使って稼ぐ人もいます。
どちらが簡単かというと、
もちろん後者です。
例えば、ラーメン屋を始めたいとします。
その時に、
自分でレシピを作り、
店のブランドを作り、
店舗の場所を決めて、
従業員を教育し、
コツコツと稼いでいくのもいいでしょう。
しかし、
実際は
上記のことが全てパッケージ化されていて
それを購入したり、
そこに加入したりする道もあります。
フランチャイズ、
もしくはのれん分けの制度です。
この方法を使えば、
レシピを作る必要もないですし、
ブランドはすでに出来上がっているし、
店舗の場所の候補はフランチャイズ本部が選定してくれるし、
従業員の教育プログラムもあります。
いきなり稼ぎ出すことは難しいかも知れませんが、
それでも、
自分で一から始めるよりは
稼ぎも確実ですし、
稼ぎ始めるまでの期間も早いでしょう。
よく周りを見てみると、
世の中には
そういう仕組がとても多いことに気付きませんか?
クリーニング屋なんてほとんどフランチャイズです。
コンビニもフランチャイズです。
TSUTAYAだってフランチャイズが多いですね。
上記はほんのほんの一部です。
世の中の多くのビジネスが
誰かが作ったビジネスの仕組みを利用して、
お金を稼いでいます。
そういう現象は世の中に溢れているし、
むしろ、そちらのほうが多いのです。
さて、
では、
こういう疑問がわいてきませんか?
「稼げるんだったら、なんで自分たちでやらないんだろう?」
例えば、
TSUTAYAが稼げるビジネスモデルだったとします。
そんなに稼げるなら、
フランチャイズ展開なんてしないで、
全部自分たちで直営でやればいいのではないでしょうか?
セブンイレブンも全部、自分たちでやったらいいわけです。
ここに出てくる企業も、
全部自分たちで直営でやれば、
もっともっと稼げるはずではないでしょうか?
→ http://www.jfa-fc.or.jp/particle/38.html
**
「稼げるんだったら、なんで自分たちでやらないんだろう?」**
この疑問は、
ビジネスについての本質的な疑問だと思います。
実際僕も、
今になっても全ての答えが分かるわけではありません。
1つ言えるのは
「自分たちで稼げるとしても、他人にやってもらうほういい場合がある」
ということです。
だから、
みんなフランチャイズ展開をするのです。
他人にやってもらうほうがいい理由として、
一番は
「リスク」
を他人に転嫁できることです。
例えば、
TSUTAYAを作るには店舗の規模にもよりますが、
1億、いや最近の大型店なら3億円位かかるかもしれません。
この3億円の資金を
CCC(カルチュアコンビニエンスクラブ:TSUTAYAをやっている会社)が出すのか?
あるいはフランチャイズをする会社が出すのか?
CCCにとっては、
誰かにやってもらうほうがもちろんリスクは低くなりますね。
しかし、
その分、リターンは減ります。
フランチャイズ加盟料として年間数百万円、
売上の数%を徴収するでしょうが、
自分たちが直営で行うよりは、
稼ぎの絶対額は減るでしょうね。
このようにリスクを転嫁して手数料収入を稼ぐ代わりに、
リターンは減少するでしょう。
リスクとリターンのバランスを見極めて、
システムを自分たちで動かしたほうがいいのか?
誰かに動かしてもらったほうがいいのか?
を決めるべきですね。
また、
誰かにシステムを動かしてもらう利点として
「スピード」
が早まるという利点もあります。
例えば、
TSUTAYAを全国に展開したいと考えるとします。
どれだけCCCが資金調達に成功したとしても、
一気に全国に展開するだけのお金をいきなり手に入れることは出来ないでしょう。
また、
従業員の採用や、幹部の育成など、
一気に進めることは容易ではありません。
そこで、
システムをフランチャイズして、
地元の有力企業にTSUTAYAを出店してもらうのです。
有力企業は銀行との付き合いも深いですから、
自分たちで資金調達をすることができるでしょうし、
従業員もすでにいるので、育成の期間も短くなるでしょう。
CCCとしては
かっちりとしたシステムを作り、
フランチャイジーを選定することで、
一気にTSUTAYAを全国展開することができるのです。
(もちろん、こんなにシンプルではないでしょうが・・・)
一気にTSUTAYAが広がれば
GEOとの競争にも勝つことが出来るでしょうし、
そうなれば、TSUTAYAのフランチャイジーになりたいという人も増えるでしょう。
TSUTAYAのユーザーが増えれば、
さらにTSUTAYA店舗の需要は高くなるでしょう。
自分たちだけで、
直営店だけでやっている場合では出来ないことが、
「誰かに」
やってもらうことでできるようになるのです。
「稼げるんだったら、なんで自分たちでやらないんだろう?」
この疑問に自分なりに回答を出すことが出来れば、
さらにあなたのビジネスは前に進むでしょう。
僕も上記のことは常に考えていました。
僕は自分で稼げるビジネスを持っていて、
そのビジネスを自分でやっていました。
しかし、ある時
「自分で稼げるとしても、他人にやってもらうほういい場合があるのでは?」
と考えてみました。
ノウハウを販売し、
(僕は一種のフランチャイズだと考えています)
誰かに稼いでもらったほうが、
僕の稼ぐ絶対額が増えるのではないかと考えました。
さらに言えば、
セブンイレブンやTSUTAYAのフランチャイジーになりたい企業が多いことは知っていたので、
それらのフランチャイズよりも、
もっともっと小資金からできて、
もっともっと自由な時間にできて、
もっともっと稼げるフランチャイズがあれば、
人気が出るのではないかと考えるようになりました。
ということで、
今、現実に、
稼ぐ方法を考えて、
仕組化して、
ノウハウを提供した対価をいただきながら、
多くの人に稼いでもらっています。
その結果、
僕の稼ぎは増えました。
また、自分一人では出来ないくらいのスケールで
個人輸入ビジネスが拡大しています。
「なるほどなぁ、ビジネスって面白いなぁ」
と素直に感じているところです。
「稼げるんだったら、なんで自分たちでやらないんだろう?」
この疑問を持っている段階では、
まだまだビジネスの深遠を理解出来ていないのかも知れませんね。
僕は自分で思い切っていろいろ手放してみて、
ようやく掴みかけてきた気がします。
ぜひ、あなたもお試しあれ、です。
追伸
投資の世界では
「ファンド」
というものがありますね。
誰かからお金を出資してもらって、
そのお金を増やして、
手数料収入をえるというのが
基本的なファンドのビジネスモデルです。
ここでも
「お金を増やせるんだったら、全額自分のカネでやったらいいやん!」
と思いますよね。
そういう疑問は大事だと思いますが、
ではなぜ、世の中には多くのファンドがあるのかを考えると、
そこに答えが見いだせるはずです。
答えが分かってくると、
良いファンドと悪いファンドの区別もつくようになるでしょうね。
僕も今、
ファンドについて研究しています。
その存在意義についてですね。