#302 気持ちと行動は裏腹なんだよ
さて、今日のテーマは「気持ちと行動は裏腹なんだよ」です。
「取り組みたいけどできない」という経験を最近したので、そのことについてまとめていきたいと思います。
朝起きて、朝活しようと決めています。
毎朝ではないにしろ、定期的には行えていたことが、最近はめっきり取り組めません。
朝活でやりたいことは勉強で、冷静に考えれば、勉強をやりたくないわけではないんですが、どうも腰が重い。
さて、これはなんででしょうか？
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、幸せな生活の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
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それでは本題に入っていきましょう。
朝行動できない理由
これにはいくつかの要因が考えられます。
疲れが取れてない
寝るのが遅い
朝が寒い
朝活をしたくない など
それぞれの要因がどれくらい関わっているかは不明ですが、「朝活ができてない」という事実は揺るがないです。
人間の行動というのは裏腹です。
「朝活したいのにできない」
「好きなのに突き放す」
「楽しみたいのに涙が出る」
心身二元論で言えば、心と体は別のものと捉え、それぞれが独立的に動くことによってこの裏腹が起こってしまう。
そう考えると、答えはとてもシンプルですよね。
でも、果たして心と体が別物だと捉えることは成立しているんでしょうか。
逆を言えば、心も体も一致するように動くこともあります。
「朝活したいから朝起きる」
「楽しみたいから笑顔になる」
「好きだから一緒にいる」 など
これに関しては心と体は一致しており、なんの違いもありません。
では裏腹な状況はどうして起こるのでしょうか。
それは、自分の真意に気が付けてないことが原因です。
人間の行動を決めているのは、ほぼ間違いなく自分自身です。
そこに周囲からの意見が入ってきたとしても、最終的な決断は自分がしないといけません。
そこで選んだ行動に対して、「どうしてこの行動を取ったのか？」を分解できれば、そこに裏腹な理由が見えてきます。
朝活をしたいけどできない僕は「朝活をしない」という行動を選択することあります。
その背景には様々なことが存在しますが、おそらく「やらなければならない」という「〜すべき」論に囚われているように感じます。
僕たちの気持ちが裏腹な時はこの心理が働くことってありますよね。
何かを成すということは、自分の中にも正義を作り出し、その正しさを行動で示そうとする側面があります。
自分の行動の正しさを明確にするには、「〜すべき」という基準が必要になりますので、そのために行動をしようとします。
しかしこれでは、本来の目的であることを見失いかねません。
「〜すべき」と考えるようになると、それができなかった自分はダメであり、それがまた行動を阻害するようになってしまいます（失敗体験）。
自分の中の正義に囚われている以上は、「取り組みたい気持ちはあるけど、うまく行動できない」という概念に囚われてそこから抜け出せなくなってしまいます。
正義からの脱却
自分の中の正義が行動の阻害要因になっているため、まずはそれを自覚することが重要になってきます。
「〜すべき」が正解ではないと理解することです。
「そうじゃないときもある」
という事実をしっかり受け入れて、その上で話を進めることが必要になってきます。
つまり、「うまくいかない自分も受け入れること」が重要になってきます。
どんな行動選択にも間違いがあるわけではなくて、ただ、目の前にそのタスクや環境が存在しているだけです。
僕たちにできるのは、そのタスクに意図や意味を考えすぎず、日々淡々とそれをこなしていく毎日を過ごすことです。
その方が結果として、行動を促すことになるかも。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
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ではまた。
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