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[インド高速鉄道]ムンバイ・アーメダバード間の高速鉄道プロジェクト(MAHSRプロジェクト) #3
ムンバイ・アーメダバード間の高速鉄道プロジェクト(MAHSRプロジェクト)の構成
国際協力機構JICAのホームページに詳細がアップされていました。
土木建設工事のCパッケージは、C1パッケージからC8パッケージがあり、
特殊橋梁としてPパッケージがP1Bパッケージ、P1Cパッケージが土木建設工事、P4(X)andP4(Y)パッケージが特殊橋梁製作・輸送工事とされています。
総合車両基地建設工事としてDパッケージがD1からD2。
訓練用トレーニングシミュレーターとしてTIパッケージがTI1とTI4。
軌道建設工事としてTパッケージがT1からT3。
以上、ムンバイ・アーメダバード間の高速鉄道プロジェクト(MAHSRプロジェクト)の構成となります。
日本企業の参入
「ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道プロジェクト(MAHSRプロジェクト)」において、日本の企業が関わっています。IHIグループ会社の株式会社IHIインフラシステムが、インドのゼネコン最大手ラーセン&トゥブロ(Larsen & Toubro Limited:L&T)社と共同で、P4(X)andP4(Y)パッケージの鋼トラス制作運搬、全22橋の受注を決定しました。また、双日株式会社も同じくラーセン&トゥブロ(Larsen & Toubro Limited:L&T)社と共同で、D2パッケージのサバルマティ総合車両基地建設工事を受注しました. 総合車両基地とは、白山総合車両所が日本では有名ですが、インドでこれほどのものが建設されるかはいまのところわかりません。
最近の進捗
土木工事の進捗をGoogle Mapから確認してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1704693813364-TG7HP6ZUvs.png?width=1200)
こちはC4パッケージ区間になります。
ところどころ、橋脚がたっているのが確認できます。
工事現場と車道が区切られていないように見えますが。。。
安全意識はさすがインドといった感じです。
エンジニアはインド側!?
「ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道プロジェクト(MAHSRプロジェクト)」において、FIDIC Yellow Bookが適用されると予想されます。FIDICでは、発注者、請負者とは別に専門家(エンジニア)と3者でプロジェクトを進めていきます。海外プロジェクトではFIDICを適用されることが多くあり、JICAプロジェクトでもFIDICにより進められることが多いです. エンジニアは品質や安全を重視しますが、工期や設計変更においても大きな役割を担います。今回は、設計を日本側で実施し、施工をインドで実施するということで、土木工事ではTCAP MAHSR PMC Civilが請負することになりました. このTCAPというのは、インドの大手会社TATAのグループ会社が請負っているそうです. 高速鉄道のような特殊なものを、インド人だけでやるのは心配ですが、このような形で進めることになったそうです。