[インド高速鉄道] #9!謎の新英語を作ってしまい、現場が困っているの巻
しばらく、インド初の新幹線プロジェクトであるMAHSRについての記事を書いていませんでした。
橋脚がどんどんできていて、トラス橋も2橋ほど(GAD1134,31)かかっていました。
まだまだ先は長いですが、インドにいると進捗を実感できます。
久しぶりに今日は入札図書をみていました。
どれどれとみているうちに少し驚いた言葉があります。
Sinso pile foundation??
うーん、これってまさか深礎杭のこと?。。。だよね?
図面を調べてみます。
やっぱりそうです。日本の深礎杭のことですね。
それにしてもなんで深礎杭をShinsoと英語にしてしまったんでしょうか
英語で新しい言葉をつくるなんて・・・・オーマイガーですね。
おそらく、「深礎は日本特有で技術でこの言葉に該当するものはない!だからShinsoでいくぞ!ドヤ!」と日本人がShinsoにしてしまったんでしょうね。うーん。ひどい。
ちゃんとHAND-DUG-CAISSONSという英語があり、香港とかで普通に施工実績がありますよ!勉強しましょう!笑
JR東日本が主体(まあ正確にはグループ会社の日本コンサルタンツ)がやる海外の新線プロジェクトは、このインドプロジェクトが初です。なので海外のことを知らないというのは、ある程度しょうがないところもあるのですが、
現場は大変だと思います。
みんな初めて聞く名前だし、日本語発音しにくいし、
それより、初めての工法みたいに聞こえてしまって、いままで実績がないみたいに扱われしまいますね。
コントラクターは嫌いますよ。たぶん深礎なんて使わないで違う杭基礎に変えようって言ってきます!かけてもいい!
せっかく設計の意図があって深礎で設計したのに、Shinsoにしてしまったことによって、コントラクターから杭基礎に変更して、どうせ「現場が変えたいっていうならー」みたいな感じで、覆るんでしょうね。
手戻りってやつです。
もう少し調べてみます。
テクノロジー系の質問コーナーに深礎杭の記載がありました。
ほら困っているじゃん笑
しかもインド人だし、これ絶対このプロジェクトだよね笑
完全にやらかしてますね。
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