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BS松竹東急ジャッキー・チェン特集がアツい

BS松竹東急「よる8銀座シネマ」

2022年3月に開局した、無料チャンネルBS松竹東急。そこで平日20時に設けられている映画枠が「よる8銀座シネマ」である。

この枠がなかなか良い。エンドクレジット含む全編ノーカットで放送するうえ、スコープサイズの作品も、ノートリミングのレターボックス画角で放送してくれる。wowwow等の有料チャンネルを契約する余裕が無い貧乏人(つまり私)の強い味方だ。


まさかのジャッキー・チェン特集

開局してからしばらくは、チャンネル名にもなっている松竹の時代劇や文芸作品、ヨーロッパのミニシアター系作品といった渋めのチョイスが多かったが、ここに来てアラサー・アラフォーの聖典、ジャッキー・チェン映画を特集放送! なんと夢のある企画であることよ。

チョイスが良すぎる

で、そのラインナップが優秀。ジャッキー映画の美味しい部分が濃縮されている。

キャリア初期のカンフー映画郡の中で、最高峰の面白さを誇る『酔拳』(7/4放送)『蛇拳』(7/5放送)

ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウの「ゴールデントリオ」が共演した大傑作『プロジェクトA』(7/6放送)『スパルタンX』(7/11放送)

電光石火のキレキレアクションと命知らずなスタントが炸裂する、ジャッキー全盛期の名作群『プロジェクトA2:史上最大の標的』(7/7放送)『ポリス・ストーリー』(7/12放送)『ポリス・ストーリー2』(7/13放送)

『ポリス・ストーリー3』(7/14放送)は、エブエブこと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞を獲ったミシェール・ヨーとの共演で、実にタイムリー(ジャッキーもミシェールも、目を見張る危険なアクションを見せるぞ!)。


吹替7本、字幕1本

「よる8銀座シネマ」は先だって、スピンオフ『クリード』も含む『ロッキー』シリーズ全8作品を特集放送したが、全て吹替(スタローン:羽佐間道夫!)であった。

こうなるとジャッキー特集も石丸博也の吹替で見たいところだが、安心してください、『蛇拳』以外の7本は吹替ですよ

逆になぜ『蛇拳』だけ字幕なのかというと、この作品だけ、全編放送できる吹替が存在しないから。
「よる8銀座シネマ」は原則ノーカットなので、吹替で放送する場合は、その音源も全編ノーカットでなければいけない。『蛇拳』の場合、TV放送用にカット編集された吹替しかないのだ(他7本はノーカットの吹替音源がある)。

全編無いものは仕方がないので、吹替で見たい人は、どこか別のチャンネルで放送されるのを気長に待とう(有望なのはBS-TBS「土曜映画デラックス」)。

自信を持ってオススメできる


何はともあれ兎にも角にも、今回放送されるラインナップの8本は、全てハズレ無し。「人に薦めるジャッキー・チェン映画」として、ほぼ完璧と言えるチョイスだ。BS松竹東急の編成担当は、かなり強火のジャッキーマニアなのかもしれない。

振り返ると私は中学の頃、テレ東「木曜洋画劇場」で見た『酔拳2』をきっかけに中華圏アクション映画にハマった。
「ブルース・リーとジャッキー・チェンの映画、毎日テレビで放送しねぇかな……」
などとボンクラ全開な願いごとをしたこともあったが、まさか20年越しにその夢が叶うとは思わなかった。

しかもTVスポットを見る限りでは、全て最新の高画質マスターを使用しているようだ。内容も画質も最高のものを取り揃えるなんて、隙がないねぇ。

今年の夏はBSでジャッキーがアツいぜ。

詳細はこちらから確認されたし↓


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