長崎円坐舞台2022~有無ノ一座ながさき出稽古~
【ごあいさつ 長崎円坐舞台2022】
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11月16日(水)17日(木)の二日間、
大阪からくにちゃんこと橋本久仁彦さんら:
『有無ノ一坐』のメンバーに来ていただきまして、
長崎にて場を設けさせていただきます。
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今回の一坐との活動において
感慨深い取り組みは、2日目に行う、
長崎で最も古い神社『八剱神社』(1568)での円坐舞台奉納の儀です。
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繁華街より少し坂をのぼった「小島」という地域にある神社なのですが、私が中・高生の時に通った学校のある地域にあります。
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現在わたしが、自宅を開放して行っているたまり場『かっちぇて』の活動を通じて、出逢うことになった岡村さんという大先輩のご縁から、宮司の森路さんとお逢いできることになり、ちょうど一年前ほどにくにちゃん達と訪ねることになり、その流れが今回の舞台につながります。
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ほんと失礼な話なのですが、
私は学生のときに、八剱神社が長崎最古で歴史ある素晴らしい神社だとは知りませんでした。
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若い頃の私にとっての八剱神社といえば
学校の帰り道になんとなく左手に鳥居が視界に入り、
友達と会話をしながら坂道をドンドンとくだり、
街中のマクドナルドを目指す、そんな景色が浮かんできます。
神社のことは気にも留めませんでした。
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また、大人になってから、少しですが歴史の勉強をして、
どうやら古い神社らしいぞという事を知るくらいだったりもします。ほんとお恥ずかしい限りです。
森路さん、ほんとすいません。謝りたくなってくる自分が出てきます。なんか、変な汗出てきました(笑)
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それがまさか、まさか、
こうやってご縁がつながり、
八剱神社に自分が足を運び、
一坐の皆様と場をつくることになるなんて、
人生ってほんとわからないよなぁって思います。
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この一年の間に気持ちの変化にも気づきます。
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八剱神社下の階段、そこから見上げる鳥居のある場所、
生えている木々と社務所、
一つ一つに色んな方の面影が浮かんできます。
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それは、宮司の森路さんであり、岡村さんであり、
円坐でご一緒した方々、くにちゃんや、有無ノ一坐のメンバー。
神社の周辺が昔とはちがった景色に感じます。
近くを歩くのが嬉しくなる気持ちです。
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人と出逢い、関係性が生まれたり深まることで、
世界が本当に変わっていくことを実感します。
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街中のマクドナルドに行く途中に感じるだけだった場所が、
いろんな人達が浮かぶ場所になり、そこに自分もいます。
これは知識を得るだけとはちょっと違う感じです。
神社の由緒や歴史を知っただけでは、
わたしの世界は変わらなかったです。
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こういう感覚を意識し始めたのは、
くにちゃん達とのお付き合いが始まったくらいからかなと思います。
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数年前に被爆者の方に来ていただき、
一緒に円坐に坐ったりした取り組みのあと、
くにちゃんに対して
「長崎を聞いてくれてありがとうございました」
と伝えたのをよく覚えています。
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あぁ、こんな長崎があったんだって感動でいっぱいでした。
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今思うと、長崎と共にいる自分を
聞いてもらい、
一緒に居てもらい、
まるごとで関わってもらい、
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そしたら世界が変わるというか
広がるような感覚だったと思います。
自分が生まれ育った場所が、
そんな風に思えることが
とても嬉しかったんだと振り返ります。
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聞いてくれてありがとうございました、
ってその気持ちは今でも変わりません。
今もこうやって一緒に居てくれて、
本当に感謝しています。
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それにしても、ㅤ
「きくこと」「いること」ってなんなんでしょうか。
最近の自分のテーマです。
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地域でたまり場をやりながら、色んな人と関わっていて、
きくこと、いること、大事にしてきたのですが、
自分の出来なさを感じています。
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くにちゃんや「有無ノ一坐」の面々が
円坐などで真剣に関わりに来てくれる、
そのへんに答えがあるような気がしています。
なかなか言葉にはできませんが
少しずつですが彼らと居る中で体感しています。
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このあいさつ文をご覧になってる皆様にも
同じようなお気持ちの人がいるのならば、
彼らと一緒に過ごしてもらえたらという想いがあります。
よかったらご一緒してもらえたら嬉しいです。
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また、日取りは違いまして1日目には、
思案橋の飲み屋街をぶらぶらとしながら、
影舞を置いていったりしながら、記録を残してみようと思います。
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私の両親が営みを続けてきた小さなスナックがある飲み屋街のエリアです。このエリアにも、何度もくにちゃん達に来ていただきました。自分の両親やお店、飲み屋街のある地域の景色は私の中でたくさん変化して、顔の浮かぶ人たちが増えました。
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今までくにちゃん達と足を運んできた場所、どれもが自分にとって沁みていくような風景になり、どれも大切にしたい気持ちです。
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それでは皆様、ご一緒していただけるのを楽しみにしています。
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長崎円坐舞台
長崎世話人 片山健太(けんちき)
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★【開催要項】★
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〇今回は有無ノ一坐との出稽古として通し参加を募集致します。
〇また、特別枠でスポット参加者として活動①②④にて1名ずつの同行者を募りたいと思います。※今回の出会いをご縁にくにちゃん達の場に参加していく機会があるかもしれないなと思いを込めて設定しました。
〇スケジュールは参加者の様子や、天候、前後のプログラムによって変更する場合があります。
〇1日目の夜のミニカンについては長崎のミニカン勉強会メンバーがメインの時間です(※通しの出稽古参加者は、オブザーバー参加可)
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【1.内容・スケジュール】ㅤ
☆プログラム☆
16日
午前①『円坐と影舞 思案橋・昼の顔』
午後②『愛宕山 円坐や影舞 稽古と奉納』
(夜③長崎メンバーのミニカン勉強会※希望あればオブザーバー参加)
17日
午前④『愛宕神社(下の社)円坐や影舞 稽古と奉納』
午後⑤『八剱神社 有無ノ一坐 円坐舞台奉納の義』
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★11月16日(水)
午前のプログラム 9時〜12時
①『円坐と影舞 思案橋・昼の顔』
変わりゆく思案橋。形は残らないけど、残したい空気たち。
影舞を置いていきながら記録に残したく思います。
また、ご一緒した方々と場末のスナック梓にて円坐を囲みます。
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☆昼食
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午後のプログラム 14時~16時くらい
②『愛宕山 円坐や影舞 稽古と奉納』
自然と暮らしの学校『てつなぐ』所在の地域にある山にて
(愛宕神社の上の社となります。)
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☆夕食
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夜のプログラム19時〜21時半
③『夜のミニカン勉強会』
※こちらの勉強会は、長崎のミニカン勉強会メンバーが
メインの時間となります。
(※通し参加の方はオブザーバー参加も可)
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★11月17日(木)
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午前のプログラム 9時~11時くらい
④『愛宕神社(下の社)円坐や影舞 稽古と奉納』
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午後のプログラム 12時~17時くらい
⑤『八剱神社 有無ノ一坐 円坐舞台奉納の儀』
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☆解散
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【2.日時・集合解散】
●開催日程
2022年11月16日9時から17日17時くらいまで
●集合・解散
集合:長崎市の路面電車・思案橋電停あたり
解散:長崎市の路面電車・終点崇福寺電停あたり
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【3.申し込み・参加費】
●出稽古への参加費(当日お支払いいただきます)
28,000円(食費や交通費、宿泊に係る費用については各自が負担)
プログラム中の①②④⑤への参加。③については参加は任意。
●募集定員:通し参加先着5名まで
●スポット参加について
①②④について特別スポット参加者を「先着1名ずつ」募集します。
希望される方は詳細お問い合わせください。
●申し込みについて
申し込みフォームよりお申込みください
https://forms.gle/V7sGzvW2pzYEJjVN7
申込締切:11月9日(水)21時
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【4.宿泊について】
●宿泊について
宿泊場所については各人で近隣の宿泊施設を取っていただく予定です。
※近隣の宿泊施設ご提案いたしますのでお尋ねください。
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【5.その他 補足】
●他詳細については、お問い合わせいただいた方にお伝え致します。
【★円坐について】
1950年代、米心理学者カールロジャースによって始められたカウンセリング手法の一つに、非構成的エンカウンターグループがあります。それまで一対一で行われていたカウンセリングを少人数のグループで行ってみたのが始まりです。
その非構成エンカウンターグループを長く行ってきた橋本久仁彦氏が、日本人としての存在感をもとに再構築した集中的グループ。相互の人生に出会い、学びや成長を深めることができる手法と考えられています。
治療を必要とする方のためのグループセラピーではなくそこに集まるメンバー相互の人生に出逢い、学びや成長を深める意味合いをもった面白い手法です。
『円坐』にはあらかじめ決まった目的や話すテーマ、展開など意図して構成されたものがありません。集った人と円になって座り、心に浮かんだことを話したくなれば話し、話したくなければ沈黙し、想いのままに語り合い過ごしていい時間です。
円坐守人(もりびと)は耳を澄まし、お互いの言葉をていねいに辿り合う場を作り、場をご一緒させていただく方と刻限を尊重しながら共に在ることに努めます。
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【★ミニカン(ミニカウンセリング)とは?】
任意の場所で15分間の傾聴空間を建築します。その様子を録音し、逐語記録を作ります。
もし、ただありのままに話し手の言葉を聞くことができれば、その15分間は類まれな美しさを湛えた作品となります。
それが「聞く(菊)」という鏡に映った我々の晴れ姿(影身)です。この姿見の視界が開けると、生きてきた人生に刻々と影響している影からの響き(影向)にも聞き耳を立てることができます。
我々がただ語り、ただ話す(放す)ことが、実は一大事であること。そしてそれは「聞く者」がいて初めてアラハレる出来事であること。(橋本久仁彦氏HPより抜粋)
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【★影舞(かげまい)とは?】
影舞は、誰にでもすぐできる舞いの形です。
特に、詩や歌曲などと共に舞うと、詩や歌詞の言葉の「形」がくっきりと際立ち、聞き慣れて当たり前に知っていた曲がこの曲ってこんな歌だったのか、と時には涙になるような感動をもたらすことがあります。影舞では、舞い手は楽曲をほとんど聞いていませんので、歌の心を表現する意図を持つことができません。
にもかかわらず、影舞を見る人は、詩歌そのものの心を普段より深く感じ取ることになります。
影舞とは影間居(影の間に居ること)。
「自分を表現する」から退きあげていく稽古。静まる(鎮まる)稽古。「自分」という熱が冷めていく稽古。舞い手が無垢な在り方で、自分を踊らず、ただそこにいる(間居)と元々の詩歌の言葉やニュアンスが自由になって向こうから立ち上がってきます。(橋本久仁彦氏HPより抜粋)
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【★橋本久仁彦さんご紹介】
橋本久仁彦さん(くにちゃん)
1958年大阪市生まれ。大学卒業後は高校教師となり、アメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱した
パーソン・センタード・アプローチに基づく「教えない授業」を10年間実践する。
その後アメリカやインドを遊学し、人間同士の情緒的なつながりや一体感とともに発展する有機的な組織作りと、
エネルギーの枯渇しない自発的で創造的なコミュニティの建設に関心を持ち続けている。
平成2年より龍谷大学学生相談室カウンセラー。様々な集団を対象とした非構成的エンカウンターグループを行う。
平成13年12月に龍谷大学を退職、プレイバックシアタープロデュースを立ち上げ、
プレイバックシアター、エンカウンターグループ(円坐)、サイコドラマ、ファミリー・コンステレーション、
コンテンポラリーダンスなど、フィールド(舞台)に生じる磁場を用いた欧米のアプローチの研究と実践を積み重ねるも、
このたび、10年間の活動を終え、その看板を下ろす。
現在は、日本人の存在感覚に根差した口承即興舞台「きくみるはなす縁坐舞台」を実践する「有無の一坐」坐長。
生涯を通じて手掛けてきたミニカウンセリングは、位相を進めて「未二観」となり、円坐は同じく「円空坐」となり、
縁坐舞台も「縁起の坐舞台」と成って様式が整い、生死・顕幽の境を超えて不生不滅の景色を展望する三つの終の仕事となった。
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仲間も変遷し、この頃は生死を共にする有縁の仲間(一味)と連れ立って、毎日がこの世の名残りの道行である。
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高野山大学スピリチュアルケアコース講師。円坐守人。影舞人。
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橋本久仁彦さん
有無の一坐に関する情報
https://umunoichiza.link/
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【6.お問い合わせ・世話人】
自然と暮らしの学校『てつなぐ』
片山健太(けんちき)
tetsunagu1110@gmail.com