(その2)昭和なスナックが「えんとつ町のプペル」の電柱広告を出そうと思った理由
★今回、『スナック梓』は3本の電柱広告を出すための応援を募ります。
①1本はクラウドファンディングサイトのシルクハットにて
②2本はサイトを使わずに自分の発信で資金調達します
前回はこんな記事を書きました。
今回の記事は、この電柱広告に至るまでの、
経緯と想いを書かせていただきました。
※きっとシルクハット(クラウドファンディングサイト)からお越しの方もいらっしゃるかと思います。お時間付き合っていただける方はぜひ読んでいただけたら嬉しいです(^^)
★500円の支援はこちら(オンラインショップ)からできます
※別の5000円応援の商品は返礼品リターンが付いてきます。
Facebookメッセージをいただけると、お振込み先などをお伝えします。 FBスナック梓のメッセージはこちら
以下、うちのスナックが電柱広告に至った経緯です。
(1)スナック梓のピンチ!:ママ不在のスナック
『スナック梓』は、長崎の飲み屋街「思案橋」にある昭和な場末のスナックです。水商売歴47年になる私の母『梓ママ』が一人で切り盛りしてきた店です。
すげぇな47年…。
40数年前の本「長崎の夜」に掲載の梓ママ。
常連さん達が中心のこのお店に、1年半前に大きな出来事が起きました。それはママが出勤する時に転倒、大きな骨折をしてしまい、
全治4か月の診断を言い渡されたことです。
(※2020年10月現在もまだ復帰できていません)
一人でやっていたお店は一気に大ピンチに。
私の父である「マスター」がお店に復帰する形で、一人でカウンターに立つことになり、難局を乗り越えることにしました。
ある日、珍しく父が「一人では大変だ」とポツリと語ってくれました。家族のピンチを支えねばと、息子の私も仕事の傍らで加勢に入るようになりました。
復帰直後:お客来ないなとさみしそうなマスター
ママの顔を見に来る常連さんが中心のお店だったので、残念な思いをされる方もいました。
それでも通い続けてくれる人たちはいるわけです。
「ママにほんとお世話になってねぇ」
「もうねここ以外に行くところないんだよ」
とぽつぽつと語ってくれる方々の存在に、
お店を継続しなきゃなと勇気をいただきます。
(お店に居ない母の存在に支えられてると感じます)
楽しめる仕掛けをやってみようと、
マスターと共にチャレンジをしてきました。
いろんな方が【日替わりママ企画】でカウンターに入ってくれました
(80代の方もママに)
そしてだんだんと、マスターやむすこに逢いにくる人たちが
お店に集まる感じに変化していきます。
でも40年以上、梓ママが重ねてきたことに敵うわけありません。
でも地道にやるしかありません。
店づくりをいろんな人に加勢してもらいながら、
ママ不在のお店はどうにか日々を続けてきました。
だんだんと、父に少し余裕が出てきたのもあり、
私は一旦自分の仕事に専念するため&息子が産まれた後の生活身の回りのことをやるためお店から一旦退きました。
(2)さらにピンチ:コロナ禍でどうしようか
そして2020年の春、大ピンチが訪れます。
そう、新型コロナによる、緊急事態宣言。それに伴う休業…。
お客さんの安全も考えて、
お店は二か月ほど休業することにしました。
スナック梓の収入、両親たちの収入も途絶えました。
「これは生活するのもままならないぞ…」
得体のわからないウイルスの様子を見るしかありませんでした。
そして世間では、仕事帰りに飲みに行ったり、
夜の街に繰り出したりすることがしづらい生活がやってまいりました。
従来うちのスナックのお客さんの中心は
ママの顔を見に来る方、
安否確認的に月一回集まる団体の方々。
早い時間に来て本だけを読まれてる方もいらっしゃいます。
若い頃からの常連でママと共に歳を取ってきた方々が中心です。
65歳以上が多いんですね。
もう90歳を超えてカラオケを元気にされてる方もいます。
ほんとまぁすごい。
スナックのことを「新しい福祉」って呼んじゃってました(笑)
あそびにいく、飲みにいくってほんと力が湧いてくるんだと思います。
***
しかし、コロナ禍になって…。
高齢の方がほとんどを占める我が家のスナックは、
ほとんど客足が無くなってしまい、
窮地に立たされてしまいました。
健康や命のことを思うとしょうがないのかもしれません。
そういう状況になって、売り上げが上がらないことも大変ですが、
スナックは「人との出会い語らい」が財産の場ですので人が集まってこない事が大変つらいです。さぁどうしよう。
(3)よし!新しいきっかけ作りや取り組みをやってみよう!
うちのマスターと反省会をしました。
常連さん達に愛されたスナックといえば聞こえはいいですが、
新しい人たちが通いやすいような、
場づくりをしてこなかったともいえます。
★話し合って、やらなきゃねって思ったのは
①新規のお客さんが来てくれるきっかけ作り
②若い人たちが来てくれるきっかけ作り
③スナックの入りづらく怖いイメージを変える
そのための取り組みも少しずつやっていこうと動きはじめます。
場に来る人に楽しんでもらえるように…。
マスターはもう72歳なんだけど、若い私が関心するくらい柔軟に取り組もうとしています。
頭やわらかいです。(頭突きは痛いです)
応援してくれる人達が遠隔で
オンラインスナックのママをやってくれました
オンラインスナックなんだけどお店貸し切り(笑)
面白いですよね
ほかにも…
★ボトルの寄付&カンパイでカンパ
★渋谷フリーコーヒーの実施や渋谷チムニーコーヒーの販売
★こちらから出会いにいくスナック
☆広告を出してみる
↑
これが今回の電柱広告のことですね。
(前回の記事で書かせていただきました)
そんな感じで、電柱広告を出してみようと思い、
応援を募らせていただきます。
=====
今回集めた資金の使い方(※クラウドファンディングサイトとは別です)
『目標金額(支出)』
①看板製作費 32,000円(16,000円×2個)
②年間広告料 30,000円(15,000円×2個)
③キャラクター使用料 7,200円(300円×2個×12ヵ月)
④消費税(10%)6,920円
⑥決済関係の手数料など 8880円
合計 8万5000円
※目標を超えた分は、次なるスナック梓の継続の取り組みに活用させていただきます
★補足★
1)看板は長崎市内の3か所に掲出します。
お店の近くや人通りがあるところを選びました。
2)今年1年の広告費です
今回応援いただくのは、2020年11月~2021年10月の1年間の広告費です。二年目以降の広告費についてはまた時期が近付いたら考えます。
3)ご紹介とお礼をさせてください
広告は応援してくれた方からの提供という形でご紹介とお礼をSNSなどで発信させていただけたらと考えています。
例:むすこ片山が電柱看板と写真撮って発信するときにお名前紹介など(※ご紹介の詳細については後日相談させていただきます)
4)企業のみなさまへ
企業様として応援いただける場合は、広告費名目でスナック梓の入り口に何か掲示物をしたり、ご紹介差し上げる形にもできます。
また片山個人のFacebookやスナック梓のページ等で企業様のご紹介させていただきます。応援ご検討ください。
【これからの流れ(予定)】
10月中 クラウドファンディング開始
11月7日頃クラウドファンディング終了
11月中旬 看板取り付け完了
12月25日「映画えんとつ町プペル」の映画公開!!
(4)最後は笑ってお店のお酒を飲み尽くしたい
~梓ママの50年目にむけて~
ママが数年前に言ってました。
「50年は水商売を続けてたい」
現在ママは病気もあってリハビリを頑張っています。生きがいであった自分のお店に立てるように。それが一つの目標になっています。
だから、マスターとむすこの私は、常連の皆さんがお店に来続けることができるよう、ママが復帰してこられるよう、力を合わせてスナック梓の営みを続けたいと思っています。
そして一つのことを決めました。
スナック梓は2023年8月に完全閉店をします。
うちのマスターが「最後の週は無料開放にしてさ、みんなで笑ってお店のお酒飲みつくそう^^」って嬉しそうに語ってました。
お尻を決めるのはさみしくもあるけど、
梓ママとこのお店で50年目を迎えられるようにしたい。
それを目標にまずは頑張っていきたいと、父とも話しました。だから、よかったら飲みにきて常連さんになってくださいね^^
(5)最後に
あと1000日近くお店を続けるための一つの仕掛けとして、
今回はいろんな方が楽しめるプペルの電柱広告をやってみます。
また気軽に飲める日が来たときに、
みんなが戻って来られるように頑張るので、お力をお貸しください。
「よし、最後閉店の日はお酒無料で開放して飲みつくそう」
↑マスターずっと言ってる(笑)
よっぽどやりたいみたいw
よかったら場づくりご一緒ください。
応援してくれたみなさんと、一緒に飲める日を楽しみにしてます!
スナック梓 一同
梓ママ マスター むすこ
梓ママもがんばります
★SpecialThanks★
今回の電柱広告の準備にあたって、電柱広告マンのキムラさんにお力をいただきました。本当にほんとうに感謝しています。ありがとうです。
キムラさんのnoteはこちら
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