陶芸家齊藤十郎さんのアトリエに遊びに行ってきた。
姉京子と私でたまたま滞在中の伊豆高原で寄ったお店「こさんち」。
ちいさな小屋でできたお店の中には地元静岡の作家を中心とした焼き物や雑貨が並んでいて、その中に十郎さんの器があった。
齊藤十郎さんは、スリップウエアや象嵌などの技法を使った民藝の世界にとても近い焼き物を作っている作家さんで、私のとても好きな作家さんの上に、私と姉京子にとっては高校の先輩になる。
こさんちの店主さんと喋ってるうちに、どうやら十郎さんのアトリエはここからそう遠くないところにあるらしいということが分かり、去年一緒に展覧会に参加させてもらった縁で連絡先知ってることにも気づき、恐る恐る連絡してみることに。
なんせ大先輩なんで、恐る恐るだ。
するとすぐに返信をくれて土曜日ならいるというので、土曜日の今日、喜んで向かった。
十郎さんはいつも各地で展覧会をしているが、この3月は伊東市八幡野レストラン「やまもも」で展示とコース料理のイベントを開催中。
私と姉京子はダイエット目的で伊豆高原に来ていたので、コース料理をいただくことはできなかったけど、アトリエに突撃訪問。
目印のないところだったけど、多分ここらへんだから降ろして!とタクシーを止めて降りたところにはちゃんと十郎さんがいた。
あとは写真を貼っておきます。
私はカメラを持っているので、写っているのは姉の京子と十郎さん。
天井が高い機能的な木造のアトリエと、窓から見えるのは十郎さんが自分で作った3段の登り窯。
一回焼く際に3、4日かけて火の番をして一千点ほどの作品が焼かれるのだと。
自分が作った作品でも、土と薪と火が作り出してくれる姿にいつも心が動かされると言っていた。
器の形を作るだけじゃなく、火や薪との会話のことを想像するだけで語り尽くせないものがそのこにあるはずだろうと思う。
十郎さん、お邪魔しました。
お話聞けて楽しかったです。
とても贅沢な時間でした。
齊藤十郎さんのインスタグラム