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SIGMAfpは長時間露光撮影が簡単にできるという話
SIGMAfpはコンポジット低ISO拡張という機能があり、ISO6が設定できるんです。これでNDフィルターいらずの長時間露光撮影が可能となります。
今回は、SIGMAfpと長時間露光撮影について書いてみます。
そもそも長時間露光撮影って?
長時間露光撮影とは、シャッターを長い間開けておき、1枚の写真として収めてしまうことです。
普通に撮影する時は、オートだとシャッター速度1/100秒前後だと思います。手持ち撮影する場合、だいたいシャッター速度が1/60秒以下になると手ブレしちゃいますね。
この写真はシャッター速度は1/80秒、カメラのAモードでさっと撮りました。まあ普通にオートで撮る感じです。至って普通の写真ですね。
こちらは同じ場所を、長時間露光撮影しました。
こちらはシャッター速度4秒です。4秒間もシャッターを開けたまま、4秒間の光の情報を一枚の写真にしてしまいます。
よって、上の写真と比べたら一目瞭然ですが、川の流れが『ファサ~』ってなってます。
4秒間の流れをまとめると『ファサ~』ってなるんです。
4秒もシャッターを開けたままとなると、ちょっとしたブレでも写真がめちゃくちゃになってしまいます。
なので三脚は必須です。
こんなファサ~もあれば・・・
こんなファサ~もあります。
シャッターを開けている長さによって、ファサ~を操れるわけです。
長時間露光撮影のやり方
しかし、簡単に「シャッターを開けたまま」ができるわけではありません。
シャッター速度は、周辺の明るさ、絞り値、ISO感度によって決まります。
簡単に言えば、暗いところで、絞り値をF16や22のように絞りまくって、ISOを低くすればシャッターを何十秒も開けたままにすることができます。
しかし、そうは問屋が卸しません。
普通のカメラはISO感度100が最低です。例えばファサ~を撮るために10秒以上の露光時間が欲しい場合、ISO感度100もあると自然状況下ではなかなか難しいんです。要するに、ISO感度100は長時間露光撮影するには明るすぎる。
ISO感度はカメラが取り込む光の量をどれくらい増幅するかの指標です。フィルム時代は、フィルムによりISO感度が固定されていましたが、デジタルカメラになるとISO感度を簡単に操作できるようになりました。
そのため、フィルム時代には難しかった暗い場所での撮影も、ISO感度を1600や3200などに上げれば手ブレしないシャッター速度が稼げるので簡単になったんです。
しかし、長時間露光撮影はISOが低いほうが有利なわけですので、この恩恵には預かれません。
なので、一般的にはNDフィルターを使って減光させます。サングラスみたいなものです。
こうすれば、カメラに取り込める光の量が減少するため、より長い露光時間を得ることができます。
SIGMAfpとISO感度6
実際の撮影方法は動画にしていますので、こちらをご参照ください。
そこでSIGMAfpです。fpは先程述べたコンポジット低ISO拡張機能により、ISO感度6が設定できます。
普通のカメラの最低が100に対して、6ですからね。
どれくらい暗いのかは、なんだか難しい計算がいるので省きますが、三脚があれば日中でもかなりの露光時間を稼ぐことができます。
冬の晴天の15時位ですが、絞り値f16で4秒のシャッター速度。
なかなか良い感じです。
要するにSIGMAfpは、三脚さえあれば簡単に長時間露光撮影が可能なんですね。
長時間露光撮影の作例
カメラ:SIGMAfp
レンズ:Leica summilux 35mm 2nd
いや~ファサ~って本当に素晴らしいですよね~
ファサ~を撮るならおすすめなカメラ
軽量なので三脚も安いのでいけちゃいます。
続編↑
SIGMAfpと長時間露光撮影については以前も書いています。
内容は重複しますが、ISO6のファサ~な世界を広めたいだけなのです。
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