カラーネガフィルム『Kodak Ektar 100 』の作例①快晴の海
ついに買っちゃった『Kodak カラーネガティブフィルム プロフェッショナル用 エクター100』です。
なんてったってプロフェッショナルですよ。
カメラ:LeicaR8
レンズ:summicron R 50mm
それでは、「Ektarと海」いってみましょう!
色とコントラストが濃厚なEktarらしい写真。
一枚の写真に多様な青がありますが、すべてグラデーションに破綻なく写っています。
さすがプロフェッショナル!(そしてsummicron!)
Ektarは超微粒子でデジタル写真のようだとよく言われますが、しかしフィルムらしさは忘れていないので安心しました。
超快晴の小春日和、正午前というフィルムカメラかつISO100のフィルムには最高な時間。
Ektarと環境条件がガチっとハマれば、これもんですよ!
こういう咄嗟の一枚は、LeicaR8のおかげ。
AEバンザイ!
微粒子はのっぺりするわけではなく、あくまでも微粒子というのがわかる一枚。
かっこよすぎるジープと海。
正午というお日様パワー全開のおかげでコントラストがキマってます。
色乗りの濃さはありますが、ベタッとしていないのに驚きました。
同じKodakのpotraもプロフェッショナル用ですが、もう少しコントラスト淡めの柔らかい写真になります。
potraはポートレート、Ektarは風景といわれるのが、納得できました。
こちらはpotraの作例です。見比べてみると、財布の紐が弾けます(笑)
やっぱり風景良いです。人工物も僕の好みなコントラスト。
粒子粗めなTHEフィルムも好きですが、微粒子の織りなすコントラストと色のグラデーションも良いなという新たな発見。
撮影時間がとにかく最適だった。
フィルムカメラやってると、「光」を意識しますね。
デジタルカメラだとそこまで気にしない「あったら良いな」くらいの理想的脚色要素という感じですが、フィルムカメラだと撮影行為そのものに関わるので。
以上、快晴の海編でした。
初めてのEktarフィルムでの撮影が、Ektarにとって最適な時間と天候だったのはラッキーでした。
このコントラストと色、そして超微粒子、何でも撮れそうでけっこうピーキーなフィルムだと思いました。
そこがプロフェッショナル用という意味、そしてこのお値段なのでしょう。
ピーキーだと思うのは、強めのコントラストながら、超微粒子のおかげで高画質なところです。
高画質故に、開放などのボケや手ブレが目立ちます。そこにコントラストが強めなので、より一層アラ探しがしやすい写真になります。
失敗写真すら逆説的に「エモい」と表現される現代のフィルム写真ですが、その失敗という偶然性のアート感が出しづらいカラーネガフィルムだと思います。
そこがピーキーなフィルムだと思う理由です。
Ektar写真集はまだまだ続きます。