【PEACEDAY COLLECTION 2024「Intersectionality KAMAKURA」】ふりかえりなど
ピースデーにちなんで開催する平和×エシカルのファッションショー&トークイベント「ピースデーコレクション」も3年目。今年はインターセクショナリティ(課題の交差性)から平和への思いを紡ぎました。
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鎌倉の「古民家ゆりいか」さんを舞台とし、「難民・移民フェス」さんのご協力のもとアフリカから逃れてきている難民申請中の方をゲストに迎え、俳優の吉井翔子さんによる『戦争とバスタオル』(安田浩一さん、金井真紀さん)の朗読からスタート。
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5地域でつくられたサステナブルファッションをまとったモデルが縁側と畳を歩くランウェイの後、5つのイシューについて各モデルとトークをしました。
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・南アメリカ×生き物(モデル:奏音さん)
・ヨーロッパ×オリエンタリズム(モデル:yuriさん)
・アジア×体験格差(モデル:さくりなさん)
・鎌倉×文化継承(モデル:宮本紗代さん)
・アフリカ×知ること(モデル:じゅりさん)
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と、地域とイシューをかけあわせることで、その交差で網をつくり平和をとらえてみようという試みです。じゅりさんは難民申請中の方が作った服を着て、ご本人にインタビューをしました。
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最後に僕から、生き物・オリエンタリズム・体験格差・文化継承・知ることのすべてが交差している日本国内の存在ながらも、マジョリティ(植民者)である私たちは忘れがちな、アイヌの方たちについて話しをしました。
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「加害者である私たち」を自覚することで、平和を思うこと。
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『戦争とバスタオル』という本や、難民と紛争とスマホの関連を想起してもらうことから、加害側でもある自分という当事者性を実感していただきたという企図でした。戦争は遠い国でおこっていることでも、私たちは被害者だったことでもない。
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鎌倉市のフェアトレードタウン認定を目指す「鎌倉エシカルラボ」の宣伝や、一般社団法人エシカルモデル協会による認定式のほか、縁側ではエシカル商品や難民認定中の方が作った服飾小物のマルシェを行い、とても盛り上がりました。
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「難民・移民フェス」さん、みほとけさん、NPO法人アラジさん、ブランドの皆さんに感謝です。
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いよいよ9月21はピースデーです。ピースデーを口する特権に浴しながら、平和への一歩を重ねたいと思います。