声のソーシャルは世界をより良くするのか?
ダベルは2019年1月にサンフランシスコでスタートした、誰もが誰かと気軽に対話を始められる声のソーシャルアプリです。
2014年にテレパシーのCEOを退任させられた自分が、その絶望的な孤独を抜け出ようと製品開発決意した「対話プラットフォーム」です。過去21億以上のスタートアップファイナンスをシリコンバレーのVCをリードとして進めてきながらセカイカメラも含め二度もCEO退任に至った事は本当に辛く、失意のドン底でした。その時「とにかく、誰でも、誰かといつでも対話ができる環境が出来たら素晴らしい!(特に落ち込んでいる時は)」と一念発起して発案したのがそもそもの開発の発端です。当時はSkypeやLINEなどの既存のデジタル通話サービスとの明らかな違いをうまく説明することができず開発開始に非常にてこずりました..。
ダベルは誰でも思いついたら即オーディオストリームのライブ配信開始できます。国籍や言語、民族、宗教、性別、年齢など関係なく、誰もがそのストリームに参加でき、オープンでフラットな対話をいつでもどこでも楽しめます。また非常に安心安全で快適な対話空間を提供しようと日夜努力しています(例:ブロック機能などの安全装置が用意されている)。また、過半数を占める米国ユーザーのうち多くのユーザーがブラインド・ユーザーであり、世界で最も使いやすい、アクセシブルなソーシャルサービスを目指して開発しています。
現在ダベルのユーザー数は4万人。先週だけでも 1,700人増えており(広告出稿無し)。女性比率は30%、米国ユーザーが67%、全体の20%のユーザーがアクセシビリティ機能を使っているブラインドまたは弱視のユーザー。世界中の103カ国でアプリのランキング 1,000位以内に入っており、英語ユーザー以外にも様々な多国語のユーザー達が日々利用している。先週だけでも 15,000回の会話が発生して、一人当たりの平均利用時間は1日あたり 57分を超えている。
上記はダベルユーザーの特徴を伝えるファクトの一部ですが、今後のソーシャル・アプリの主役とも目されるオーディオソーシャルアプリとして、非常に多様な層のユーザー達によって使われ始めています。ダベルを訪れると四六時中誰かが雑談を楽しんでいるだけでなく、いつでもそう言った雑談スペースに気軽に参加することが可能です。
そして、下が 7月10日より開始した、ダベルの新しい公開チャレンジになります。
我々の今回のチャレンジ : 100日後、10万人に使われているダベルは、相変わらず安心安全で快適な対話空間であり続けられるか?
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ダベルは2019年初頭のリリース以降、ほぼ広告出稿を行わずオーガニックにコミュニティの形成を進めて来ました。
今は約4万人のユーザーベースで、エンゲージメントとリテンションレートは同じ様な声のソーシャルアプリの中でも最高クラスの数値を誇っています。我々ダベルチームはこの対話プラットフォームを通じて世界中(77億人)の人たちが、いつでもどこでも誰とでも、どんな話でも気軽に「安心安全に」楽しめる状態を目指して製品開発と改善改良に努めています(今はサンフランシスコと東京と京都で、総勢5名のメンバーが日夜格闘しています)。
ユーザー利用のサイクルも好循環する様になり、各種KPIも改善されている中いよいよオーディオ・ソーシャルが日常当たり前に使える環境が整ってきました。ところが幾ら規模がスケールしてもそこが荒れ放題で誹謗中傷やユーザー同士の紛争の絶えない場所ではあってはならない。ユーザー規模が10万人になってもとても安心安全で快適な対話の場を実現するため100日間のチャレンジという公開企画へと、我々の日々の取り組みが結実しました...。
人類はオープンな対話の場を求めている。
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コロナパンデミック、BLACK LIVES MATTER、香港での一連の紛争、世界はかつてないほど巨大な人類的課題に直面していると言えます。常に正解はなく、絶対的な正義や力の論理では解決の難しい大変な状況です。
我々はセーフティでリスペクトのある、オープンな対話の場を”本質的に”必要としていると考えます。もしも世界中でそれが可能になるのであれば多くの深刻な困難に関して誰もが率直に語り合える上、多くの良い解決策がボトムアップに生まれる可能性があります。
ごく一握りのエリートが力の論理で価値観を押し付けるような、現在の我々の世界観をオーガニックに塗り替えられる可能性すらあります。
もちろんそれは簡単なことではありません。我々のスモールチームの力、そして今プラットフォームを使ってくださっているユーザーの皆さんの力だけでは恐らく足りないでしょう。でも、考え方次第ですが、今のこのかつてない巨大な試練の時代は、我々に「共通の対話の機会を考える、非常に貴重な機会」を与えてくれているとも考えられます。
そこで、上で述べた様に我々は今回10万人が使うダベルは果たしてその安心安全でオープンな対話プラットフォームを無事スケールできるのか?というチャレンジを開始することにしました。そのプロセスは我々のダベルアプリとツイッターなどを用いて毎週継続的にレポートしますので是非我々のアカウントをフォローしてください。
具体的取り組みや実際の進捗・成果は毎週更新していきたいと考えています。100日後 10万人のDABEL で改めてお会いしましょう。
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