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不器用な子供の評価法の1つを紹介

不器用な子供の評価方法とは

不器用と感じる子供の中には手を動かす感覚を感じる能力が低い子供もいます。

この手を動かす能力というのは専門用語で「触運動覚」といいます。

この触運動覚が鈍い子供を評価する時に私が普段行っている簡単な検査を紹介します。

よくネットなど見ると、手にタオルなどを被せ、子供が見えない状態で物の形を言い当てる簡易的な検査がありますが、それ以外にも方法があります。


コインや積み木を使用した手内操作

自分はよく10円玉の大きさのコインや小さい積み木などを使用して評価します。

下記に方法を述べます。

・掌の中だけでコインや積み木を指から掌または、掌から指まで物を移動させる事ができるか
・掌にあるコインを親指と人差し指まで移動させて摘まむ事ができるか
・親指と人差し指で物を回転させる事ができるか
・小指に物を握らせたまま、親指と人差し指で物を操作する事ができるのか

などの視点に注目し、子供自身に上記の方法で行っていただきます。

その手の動かし方が滑らかなのか、ぎこちないのかを評価しています。

これは、手内操作と言われるもので、手の中で物を操作する能力の事をいいます。

握られた物を手の中で調整しながら使える位置まで物を持っていく手の中の筋肉(手内筋)だけで操作する能力です。

これは、触運動覚と密接に関係する能力であり、この能力が低い子供は触運動覚が低い事が考えられます。

おわりに

今回は評価方法として記述しましたが、この方法は実際に手の運動にも使えます。

手を動かす事は、脳の発達を促す事もできるので試して頂きたいたいと思います。


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