見出し画像

東京都台東区 旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸庭園は三菱第3代社長である岩崎久彌の本宅として明治29年に作られました。当時は1万5千坪の敷地があったそうですが、今は3分の1となっていて洋館、和館、撞球室(ビリヤード場)が残っています。洋館を設計したのはイギリス人のジョナサン・コンドル。鹿鳴館の設計も行った方です。左右非対称なのが特徴でジャコビアン様式の装飾がありとても立派です。(外国の方と対等に付き合うために、ナメられないようにしたんだろうなあ。)また学習室もあり、久彌さんのお子さんが津田梅子さんから英語を習った場所だそうです。和館が洋館とつながっているのも不思議な感じ。和館ではお菓子と抹茶を楽しむことができるカフェがありました。
貴重な建築物ときれいな庭園として見るのもすばらしいですが、明治初期に外国に追いつこうとしたビジネスマンの熱い気持ちを感じる場所としてもすばらしいです。

いいなと思ったら応援しよう!