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東京都文京区 東洋文庫ミュージアム
まずは入口の説明文より。
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東洋文庫は日本最古にして最大の東洋学専門図書館・研究機関です。1924年三菱第3代当主の岩崎久彌の寄付を受け、財団法人として誕生しました。東洋学とは、日本を含めたアジア・アフリカの諸地域を研究対象とする歴史学など、諸学問分野の総称です。(中略)ミュージアムは、東洋文庫の所蔵品をとおして、東洋学の魅力をより多くの方々にお伝えするための施設です。
(後略)
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一番有名なのがモリソン書庫。オーストラリア人ジャーナリストのG.E.モリソンさんが収集した約2万4千冊が並んでいて圧巻です。モリソン書庫を見たあとは企画展へ。「知の大冒険」と題して東洋に関する貴重な資料が陳列されていました。以下印象に残ったものをいくつか。
★訓民正音(朝鮮)
訓民正音は「正しい音を民に教える(訓ずる)」という意味。李氏朝鮮第4代の王・世宗のもとで考案されたハングル。その解説書です。朝鮮の歴史について学びたくなりました。
★ナポレオン辞典(ロシア)
広東駐在のフランス領事を17年務めたドゥ・ギーニュさんが、ナポレオン1世の命でまとめた漢字辞典。14,000の漢字が収録されています。他国を知ることは重要ってことですね。
★南京条約図(イギリス)
中国(清)とイギリスので起こったアヘン戦争が終結したときに結ばれた条約の調印式の様子が描かれています。日本は大国の清が負けたことに驚いた。そして約10年後、ペリーがやってきて日本も不平等条約を結ぶことになります。
日本の近代史はいろんな博物館に行って少し学びましたが、東洋となると分からないことばかり。東洋の歴史も知ると日本の歴史を相対的にとらえられるようになるのかなと思いました。
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