自己紹介③
こんばんは。
この前は台湾について書きましたが、食べ物が多かったですね(笑)
今回は、社会人になった時の話です。
僕は工業高校卒で大学には行かず、都内に就職しました。
一部上場の通信会社に入り、覚える事もたくさんありながらも楽しく過ごしてました。
そんな中、社会人1年目の終わり頃、上司から呼び出され、言われたことがあります。
「技能五輪に出てみないか?」
技能五輪全国大会とは、青年技能者の技能レベルの日本一を競う競技大会で、年に一度開催されます。
それに優勝すると、世界大会に出れます。
その大会の参加資格が、満年齢23歳以下だったのです。
大卒の同期は入社した時点で23歳の年なので参加できず、僕は高卒だったので、参加資格があったのです。
そこで同じ高卒の同期数人と一緒に参加することになり、エントリーシートに個人情報を書き、上司に提出した結果、予想もしないことが起こりました。
「茂呂、日本人じゃないのか?」
上司は国籍欄に書いてある「台湾」の文字を指差して聞きました。
その通り、僕は台湾生まれで国籍も台湾なので、国籍欄に台湾と書くのは当然です。
上司から言われたことは、「この大会は日本国籍じゃないと出られない」でした。
確かにそうですよね。
全国大会で優勝したら、日本代表として世界大会に出るという、スポーツのオリンピックと同じ参加基準なので、そう思いました。
それを聞いた僕は、出られないという現実を前にし、何も言えなかったのですが、数日後、上司から提案されました。
「茂呂、台湾代表で出てみないか?」
次回へ続く。