坂本真綾さんのファンのみなさんが私たちを”愚民”と呼ぶことについて
こんにちは、てつです。
これまで坂本真綾さんファンの人間関係の中で、頻繁に使ってきた「愚民」という呼び方についていろいろな意見を見聞きしたので、このnoteを作成しました。
みなさんの参考になればと思います。
ことの発端は、さいたまスーパーアリーナで行われた、FOLLOW MEライブでのことでした。
光るライトセーバーのような棒を持ち、会場に配られた端末に信号を送ることで、その端末が光ったりします。そんなライブならではの「しかけ」で、楽しく過ごしてほしいという意図があり、それが採用されたのでした。
ライトセーバーを持った真綾さんが、ふと「愚民ども~!」と言って遊び、それにファンがにこやかに応じる場面がありました。
円盤にも残っているので、気になる方はご覧になってください。
そのときは、あくまでそのライトセーバーをもって遊んでいる中、何気なく言った言葉でした。
そのやり取りが、いつの間にか形を変えて広まっていったものと理解しています。
坂本真綾さんのファンのみなさんが、一部で、自分たちのことを(坂本真綾さんから見て)「愚民」であるというとらえ方をして、それはある意味、自分たちと坂本真綾さんが、ファンとアーティストというつながりを持って存在している、という理解を持って受け入れられたのだと思っています。
その意味では、つながりの深さを感じることができる人にとっては、この言葉は嬉しいものとなったでしょう。
FOLLOW MEライブが、1日限りのものであったことも、影響しているかもしれません。
ライブでの一体感を表すには、ちょうどよい言葉だったのでした。
ライブは2015年のこと。あれから8年経ちました。
当然、当時のライブに行ったことのないファンも増えているはずです。
当時の感動や、空気を知らない方たちが、いきなり「愚民」という言葉を聞くと、やはりびっくりされることもあるかと思います。
ライブ参加組である私を含めた方たちは、「愚民」という言葉を「坂本真綾さんをとても好きな仲間」くらいの意味に使っていたと思っています。
しかしながら、新しくファンとなった方には、その言葉の響きから、あまりよくないイメージをもってしまう方がいたのだと思っています。
2023年の初頭あたりから、「愚民」という言葉が使われ始めた背景からやや切り離されて、とてもマイナスにとれる方が出てきたため、言葉を使ってきた人たちもそれを何も考えなしに使い続けることは、適切ではない(かもしれない)と思うようになりました。
辞書的な意味を振り返ってみれば、「愚民」には「おろかな民」という意味があります。王様ないし、為政者(政治をとり行う人)からみて、頭のわるいおろかな平民、くらいの意味があるのかなと思います。
そういうイメージも想起できることから、嫌だなと思う方が出てきても不思議ではありません。
むしろ、頻繁に「愚民」が使われていた中でも、もしかすると嫌だと思う方がいたかもしれません。
私たちは、今一度そのことを考えて、取り急ぎ、そんなつもりは無いのですが、言葉の持つ意味を考えていかなくてはならないと思っています。
取り急ぎ、自分はこの言葉を安易に使うことをやめました。
ほかに、私たちを呼ぶ、いい呼び方があればいいなと思っています。
坂本真綾さんと、その周りの人たちがみな幸せでいられますように。
ここまでお読みいただきありがとうございました。