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スティーブ哲の人生いろいろ

その七十九 【仕事の質と要】


こんにちは、スティーブ哲(昔のバンド時代のステージネーム)です

幸せでワクワクする人生を送りたい方々、現状を変えたいけれどちょっとの勇気がなくて一歩を踏み出せない方々のお役にに少しでもなれたら、と思って投稿しております

【仕事の質と要】

若い頃、外国に輸出する新車を
自動車専用船に積み込む仕事をしました


何千台という車を一隻の船に積み込むのです



自分はこの仕事を始めるとき
自分の運転技術で出来るのか不安でした


隣の車と数十センチの間隔で
車を駐車しなくてはいけないのです
しかもバックで


船の中は狭く柱も何本も立っていて
おまけに床は鉄板なので
雨などで濡れていると滅茶苦茶滑るのです


一緒に働いた友達はスリップして
柱に激突してしまいました


幸い怪我もなく保険で弁償も
免れましたが


二度とその仕事には
呼ばれませんでした



不安を持ちながら前の人になんとかついて行って
船の中に車を運びました


すると中に小さな旗を持って
笛を吹いている人がいました


その人は誘導係でその人の指示どうりに
運転すると隣の車にぴったりと駐車することが出来るのです



後で慣れたひとに聞いたのですが
その誘導係の腕次第で


仕事を正確に早く終わらせることが
できる
そうです


もちろんドライバーの腕も問われますが
要は誘導係らしいです


何千台と積むのに一台あたりの誤差が
数センチであったとしても


最終的に予定通りの台数が積込めなくなってしまうので
誘導係の腕が問われるのです


何度かこの仕事をやりましたが
誘導係はどこの現場に行っても
ベテランのひとがやってました


当然ですよね


そのひとの腕次第で仕事の質が変わってしまうからです



仕事にはいろんな分野があって
それぞれの担当がありますが


その仕事の要となるひとの
力量
によって


仕事の質が決まってしまうことを学びました



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