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気づき/僕の生き方を変えたのはリーマンショックだったかもしれない
社会システムへの依存を減らす
突然ですが、これ↑↑は、僕が生きる上で大切にしている指針の一つです。
もちろん、完璧にできているわけではなく、「そうしようと心掛けている」というのが実情です。
こう考えるようになった最初のきっかけは、あのリーマンショックだったかもしれません。
今回は、そのあたりのストーリーから綴ります。恐らく、多くの方とは違った角度でリーマンショックというイベントを見たものでもあります。
その後で、「社会システム」と呼んでいるものの、僕なりの定義について扱います。
小さなことでもいいので、新しいスコープを提供するものになればと考えています。お楽しみいただけたら嬉しいです。
リーマンショック後の体験が
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あのリーマンショックがあったのは、2008年9月でした。
図らずも、それとほぼ時を同じくして、僕はイギリスのロンドンに留学をしました。語学留学でした。もちろん、1年以上前から準備をしていたので、リーマンショックと時期が重なったのは偶然でしかありません。ましてや、そんな出来事が起きるなんて、僕のような人間には想像することすらできませんでした。
さて、当時の様子を振り返ってみましょう。
10月に入ったくらいから、明らかにリーマンショックの影響が出てきました。僕にとって、最もその影響が出たのは円相場です。
留学する前後の時点では、1ポンド=約250円ほどでした。それが、あれよあれよと下がって、あっという間に130円くらいの水準になったのです。概ね半分。
これは僕にとっては大きなプラスでした。
ロンドンでの生活費などを円ベースの貯金で賄っていたからです。つまり、1ポンドで買える物やサービスが、いきなり半分くらいの出費で済むようになったのです。
ロンドンでの留学生活は2年間になりました。当初から2〜3年を想定していたのです。ところが、仮にリーマンショックがなければ、2年の滞在も無理だったでしょう。予算的に。
とはいえ、この1年の差は大きかった。当然、英語力もそのぶん上がりましたし、2年目に得られた出会いや学びが無かったことになりますから。
こうした体験から、「『社会システム』から離れることにもメリットが沢山あるのではないか?」という問いが自ずと生まれるようになりました。この時点では、まだ漠然としたものでしたが。
リーマンショックから、ちょうど8年が経った2016年9月。僕はコーチングなどと出会います。そこから次第に、漠然としたものの輪郭が明確になっていきました。
以来、少しずつ、その問いの中を生きるようにし、その実践をしています。
僕のいう「社会システム」とは
![](https://assets.st-note.com/img/1736755360-Nb79X68idJvkrgaQeypBlR3s.jpg?width=1200)
ここで、僕が「社会システム」と言っているものについて、詳しく見ていきたいと思います。いくつかの側面があり、それらを総称しています。そのうちの幾つか例を挙げていきます。
まず、多くの人がヨシとしているものです。
例えば、働き方などにまつわる「常識的な」とされる考え方です。一昔前のものになりますが、「勤め先は一つにするものだ」や「子育ては女性がするものだ」みたいなものです。特に、社会が変化すると、それに合わせて変わっていくものです。
二つ目には、インフラが挙げられます。
水道やガスなどのライフラインと呼ばれるもの。他には物流も挙げられます。例えば、スーパーで買い物をするというのは、現代の物流システムがあってこそです。
三つ目にお金。これは、その際たるものです。
他に小さなこと?になると、テレビや電子レンジを持たないというのも加えることができるかもしれません。
こういったものを頼っている自分のライフスタイルであること。そのことをまず自覚します。その上で、敢えて常識を疑ってみたり、身近に代替手段などがあれば、そちらを可能な限り活用したり、時には自分で造ってみても良いですね。
頼らずに生きることは不可能な要素もあります。そんな依存度を分散させるイメージです。
たとえば、飲み水。多くの方は水道水を使っていることでしょう。
住んでいる家の近くに湧き水があります。もちろん飲用可能です。それを随時汲んできて、お茶や料理などに使っています。
手間ではありますが、料理やお茶などが美味しくいただけています。個人的には、評判の良い浄水器を使うようよりも美味しいと感じています。
まとめ
社会システムに可能な限り依存しない。僕の生き方の指針の一つですが、これを持つに至った始まりについてまとめました。リーマンショックをきっかけに人生の方向性が変わった方は多いことでしょう。ただ、僕の場合、ちょっと趣が違っていたと自分でも思います。
一方で、「無理をしない」という指針もあるので、社会システムへの依存度を下げることを徹底するようなこともしません。いわゆる「ユルく」やっているわけですね。
そういえば、当時の僕の年齢も、ある意味で常識はずれでした。年齢が30代だったからです。向こうで出会った人は、殆どが20代。当時の僕は、かなり年齢的に上のほうでした。
これも、「社会システム」というか、多くの人がヨシとしているところから外れていた。留学が決まった時点で、もうある程度、この路線に乗っていたのかもしれません。