服、面白すぎて一周したので経緯を晒す
はじめに
✋😀
(「こんにちは」を表現している)
僕です。
今日は、服が面白すぎて価値観が一周したので、現状一番面白いコーデに、
着替えていきます
さて、服の話の前に、
そもそも自分がどういう目で服を見ていたのかを話す
もとより肉づきのいい、小柄な、低身長のデブなのでオシャレしてもダサいままだと思っている。
服は機能が9割だと思っている(1割でデザイン)ので、着心地のいいものを着るべきだと思っている
5000円の服にロゴつけて50万の服にしてるGUCCIをダサいと思っている
ブランドロゴをクソデカく書いてあるTシャツは全部ダサい
トレンドを追うのはダサいので服は壊れるまで着る
服に金をかける金がない
プラダを着た悪魔を見たことがない
好きな服を着たらいいと思っている
そんなところからスタートした男、果たしてどうなるでしょうか。
2023 Spring Collection「本革のリュック」
僕がファッションに興味を持つきっかけは確かこんな顛末だった。
4月、僕は新卒入社でとある会社に入った。
知ってる人は知ってるが、女に飢えた男社会の会社、である。そのため、港の香り漂う女性ウケをめちゃ気にする男どもの巣窟である。
無駄にリベラルなので私服ok✋
そこで僕は二人の上司に出会う。
20万のカバンはガシガシ使えるマジの金持ちと、ハイブランドが大好きなトキシックサーフィン男である。
その二人に誘われ、仕事終わりにご飯を食べた。
1回目の転機はここかも
僕はそれまで通勤に就活で使用していたCORDURAの洋服の青山バッグを使っていたのだが、ふと飲みの場でその話題になった
トキシックサーフィンは言った。
「やー、そのバッグはマジで、ウチじゃないんちゃう?w」
それまで入りたてだったのもあってなんとなくまだスーツライクな服を好んできていたのだが(そもそもカジュアルスーツっぽい服はかっこいいと思っている)、どうやらウチの会社はスーツの会社ではなかったらしい。
たしかに二人とも初対面はTシャツだったし、そもそもスーツの方にハマる会社ではなかったので、わかる。という気持ちだ。
その後も
「完全にスーツじゃないし無駄にお堅いバッグ使ってるからちぐはぐ」
「ファッションとか今まで興味なかった?今まで何着てきたの?」
「なんかIT系の会社員みたいに見えるw」
最後のはかなり悪質なちくちく言葉である。
ホントに。チー牛は気の知れた人で集まったら大きい声が出るんだぞ。おい
そして最後に僕にはトキサー(トキシックサーフィンの略)から宿題が科された。
「とりあえずバッグ変えよっか、BEAMSなしねwBALLENCIAGAか、COACHとか!w」
ということがあった。
ではこれでオシャレに目覚めたかというとそうではない。
むしろボケボケボケボケアホアホアホアホゴミゴミゴミゴミGGEZ、という気持ちであった。
オタクくんはできないことへのコンプレックスとひねた自尊心が大きいので、こう言われてはむかついてしゃあない。
そんなわけで、僕はかっこいいカバンを探すための長い旅に出た。
まずは種類。前々から手持ちのバッグはだるいなと思っていたので、リュックを選択した。
次に値段、僕はBALLENCIAGAを5万円くらいだと思っていたので、自分の給与とも相談して上限額を5万円とした。
そして、BALLENCIAGAのオンラインショップを見たらちっちぇー500mlのペットボトルも入らなそうなミニバッグが30万でひっくり返った。
・・・・・・。
え〜〜〜〜〜〜???なんで??RTX3090,HDD2TB,SSD512GB,メモリ32GBじゃん。
これと、
コレが?????
なんで???????
アホちゃう????????
てかトキシックサーフィンはたかだか入社二ヶ月一般家庭生まれこの前まで大学生の俺に何を求めてるの?
非常識?
いや、普通にさ。
というわけで、渋谷ヒカリエのBALLENCIAGA店頭で暴れ狂っても値段が変わるわけじゃないので、普通に諦めることにした。
上限4万で(知らないうちに1万下がった)、ブランドをできるだけ言及されずに、上手いとこお金をかけてオシャレしてることになる鞄を探すしかない。
となれば、その言い訳をどう作るか
ブランドのギアを2段下げるか、いや、この価格で買えてもBEAMSか。
BEAMSのバッグだと「やっぱその程度w」の単芝で煽られるのが目に見えてムッキー!猿山に戻るぜ!
であれば着飾りを気にするか、めちゃくちゃ機能的なバッグを使って俺は機能美と効率を求めてます面をするか。
否!それだと三種のチーズ牛丼温玉付きになってしまう!
(これほんと酷い言い方ですよね。)
先輩の求めてる姿は「お堅い職業にハマらないオシャレな人」、機能美を求めるオタクくんはいっつもみんなの笑い者なのだ。
というわけで、最後に残った選TAXIは、ズバリ「革製品を買う」である。
皮といえばラグジュアリーの象徴。ナイロンやファイバー、コットンと違い、「あ、コレは革製品だから高いんだな」がわかる代物だ。
つまるところ、「知らないブランドだけどいい皮っぽいバックパック背負ってる違いのわかるオタクくん」でやっていくことにしたのだ。
そこからも長かったが割愛。いかにみんなの知らないブランドで調べてみたら、皮が合皮(フェイクレザー)だったり、小ロットだから生産数少なくて値段が高かったり、実店舗で触れる店がなくてそう考えると買うの怖いな〜だったり、諸問題は限りなくあり、2時まで調べて翌日寝坊した。
そんなこんなで色々調べた結果、決まらなかったのでたまたま通りがかったABAHOUSEで見かけたやつを買うことにした
これ
買った感想ですが
いや金持ちの小学生のランドセルかい!!
もう少し正確に感想を述べる。今となっては後悔の多い買い物となった。
まずは形思った通りにならない。
スクエア型のバックパックは憧れがあったものの、スクエアは中にものが詰まってる時に正しくスクエアになるのであって、綺麗に物が詰まってないと格子がしっかりしていない限り前側の生地に引っ張られて形が崩れる。
あと、これは前々からそうだが本革のものは雨に弱いので、今まで以上に雨を恨む人生が幕を空けた。
あとは、まぁ個人的にはスクエアはやっぱり仕事感出ちゃうなぁという感じは強いかも、もともとはそれを狙っていたものの、だんだん着る服の好みがカジュアルに寄っていくので逆にアンバランスになってしまったという問題がある。
あと黒買ったほうがよかったかもなぁ・・・。(よく見るとネイビー)
加えて、ABAHOUSEで買ったのも逆効果だった。
SEEKERとalfredobannisterのコラボということで買ったけど、SEEKERもalfredobannisterも特に有名でも何でもないので、特に箔もつかなかった。
案の定トキサーからは「ABAHOUSEw」と言われ、さすがに SUSURUTV.
その代わり、革製品としてはいいものを買ったと思う。
あと現場にこれ持ってったらバイト君と同じので被った。びっくりしたわね。
あと個人的には牛革じゃなかったかもなぁという感じ。もう羊革のほうが好きなので。でも羊皮は加工難しそうだし大きなバッグは作れないかも。
そんなわけで、僕のバッグを探す旅は終わった。結論として革製品はかっこいいけど場所を選ぶね、が結論である。
そして、これで春シーズンが終わるかと思いきや、僕がファッションにはまるきっかけはもう一つあった。
実質的なファッションへの動機がけはこっちかもしれない。
それは友人と服屋を回った時のことだ。
その人は言った。
「社会人になってから、BEAMSの服が選択肢に入るようになってきたよ」
ふ~~~~~~~んと思いながら何の気なくシャツを手に取る。
ただのシャツ、8000円
8000円~~~~~!!!!????!!?
僕と同い年のその人、僕この服高いと思うんですけど~~~~~~??????
シャツにその値段は、高いんですけど~~~~~~~~~~~!!!!!!!
ボトムスも9000円とかするんですけど~~~~~~~!!!!!
ここで、俺は気づいた。
さすがに、オタク君過ぎたかもしれない。
つまるところ、さすがに服にお金をかけなさ過ぎているかもしれない。
同じ年齢でもこの格差。
いくらインターネッツが主戦場、ファッションは機能性、ブランドを着飾ってイキっているやつはアホとはいえ、さすがにひょっとして俺はファッションを知らなさすぎるかもしれない。
そもそも。知っていてお金をかけないのと、知らないのは、違う。
良い服とは、トレンドとは、自分らしさの表現とは何か、知りにいこう。
よし、変わろう。とりあえずトキシックサーフィンを黙らせるくらいまでは行こう。
これ以上見た目のせいでなめられないように。
ダサいオタクではなくなるために、服を知る一年が始まった。
「UNITED ARROWS GREEN LABEL REALXINGを着たオタク」の上映開始である。
2023 Summer Collection「BEAMSの白T」
あっち~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あついよぉ、暑くて干からびそう
暑すぎて罪、暑すギルティ(大爆笑ギャグ)
オタク君の僕のファッション戦略は、大事なターンに移った。
まずはイメージ戦略である。
脱出すべきイメージは「ファッションに無頓着な、ダサい若者」である。
これは永年の課題であるが、その問題を解決するには大体二つの方法がある
一つ目はトレンドを追い求めてみること。トレンドの服を着ればとりあえずなんかいい感じになる、でおなじみのそれだ。
ところがどっこいここで一つの大きな問題が発生した。トレンドがわからないのである。
そして、トレンドの着こなし方がわからないのである。アイテムを使って、レイヤードだのセットアップだのうんたらかんたら様々できるといわれても、そのさまざまに使うためのアイテムすらこっちにはない。
そこで僕はプランBに移行した。この間わずか十秒。
プランBは「とりあえず正解とされている服を一生着る」である。
この手法は、のちの僕の服を買う戦略にもつながるのだが、つまるところおんなじことをしていれば「こいつはダサくはないけど、ワンパターンなのでこれが好きな人なんだろうな」と思われていずれ解決する。である。
といえばこの人
ずぼら陰キャの期待の星、スティーブジョブズは常にタートルネックとジーンズで過ごしていた。
ちなみにスティーブジョブズが着ていたものはリーバイスの501にISSAY MIYAKEのタートルネックなので、決してファーストリテイリングのクオリティに収まっていないのだが、そんなことをデバイスのオタク君が知る由もない。
汗っかきの僕にとって夏という季節は「死」そのものである。あちいし、あちいし、あと汗かくし、あちい。
そのため夏らしくあるのは非常に難しい。特に僕の中での至上課題は「夏らしく爽やかで」「夏なのに清潔感があること」である。そのため、夏でも長袖貧血陰キャスタイルは不可能、汗の染みる灰色シャツも不可。
そこで出した結論が、「一生白Tを着る」作戦である。
安易な気持ちで常に白Tを着ていたら「この人は白Tにポリシーのあるタイプのジョブズなんだな」という結論で、許してくれそうだな~とおもったのである。
そんなわけで白Tを買いに言った。H&Mに行き、GUに行き、UNIQROに行き、色んな白Tを買った。とにかく白Tは白Tだ、どこで買おうが白Tが手に入っているには変わりないのだと思ってこれで大丈夫だと思った。
そして家に帰って一週間、一通り着て分かったことがある。
ぜ~~~~~~んぜんちげぇわ
素材も質も丈感も袖も全然違うのだ
おんなじ白Tなのに
<●> <●>
おい、そこのみなさん。何言ってんだこいつって目で見るのを辞めなさい。
<●> <●>
その顔をやめなさい。
<●> <●>
こっちを見るな。
片方がポリエステルだったり、70%コットンだけど薄手だったり、服によってその使用は様々。それを知らずに適当に買ったのでただの白Tに大きな差が生まれたのである。
まずい。これではゆうてもただのユニクロを着たオタク君(プラダを着た悪魔の対義語)である。ださださムーブメントから抜けられていない。
そんな中、たった一着だけ買っていたとある服が、僕を助けたのである。
BEAMSのTシャツ、7700円
5分袖でサイドにポケットがついててデザインが面白いな~と思い、たけぇなと思いつつ買ったのだが、これがどっこい僕にとって奇跡のTシャツであったからだ。
具体的に何が奇跡化というと
・オーバーサイズで(トレンド)
・ヘビーウェイトで(トレンド)
・厚手のコットン100%だったからである(高見え、てか実際高いと思う)
つまるところ、しっかりした生地の「いいTシャツ」を一枚買ったことによって、自分の中での「いい服」の概念が一段階アップグレードされた。
そのうえ、トレンドを押さえたオーバーサイズヘビーウェイトのTシャツはオタク君のダサい見た目を一部救う救世主となった。
ここで気づいたのだ。
UNIQROの作るビヨンビヨン伸びるポリエステルTシャツの安っぽい感じと、コットン100%の太い糸をしっかりと縫ったヘビーウェイトのコットンTシャツには大きな差があることに。
今年の夏はそれで終了。BEAMSで買うとユニクロとは一段階上の体験ができることができた夏となった。
ここで完全にスイッチが入った。
えうれーーーーーーーーーか!!!!!!!!
そうじゃん!!!!
「お洒落ではないけどダサくもないし、なんかこだわりが強そうな人」になればいいんじゃん!!!
秋に続く
2023 Autumn Collection 「変な時計」
このあたりから自分の中でアツい話題がファッションに移ってくる。
今まで素通りしてた服屋でめちゃくちゃ服を見るようになったし、値段だけでなく素材を見るようになった。
だるくてやってなかった試着をするようになった。
改めて、僕は方針を定めることにした。
「おしゃれじゃないけどダサくもない、こだわりが強そうな人」になるにはどうしたらいいだろう。
まずは一つ一つを紐解いていかなければならない。
お洒落に見える方法はいくつかある。
トレンドを追い求める、全体的なファッション量を増やす(服に加えて小物、アクセサリーを増やす)、ハイブランドのロゴがでっかく乗った服を着る、奇抜な服を着る、髪を染める、などがあげられる。
トレンドを追い求めても服なんてそんな何着もいらないし、去年買った服がトレンドじゃなくなって来年着られなくなったら困る。
ダメージジーンズや意味不明なプリントの書いてある服を着こなせる自信はない。それは3周くらい回って服面白い人じゃないと着ない。
ではハイブランドの服を着るのはどうか。
ハイブランドの服はいいものもあるけどグッチだからいい、プラダだからいい、とは僕には思えなかった。
というか本質的に言えば僕はハイブランドがそんなに好きではなく、いくら素材が違うとはいえ数万も変わらないであろうコットンのTシャツに、「ぐっち」って大きく書いたからってそれが30万になるとは思えなかった。ユニクロならそれは2000円だ。
そのお金の多くは広告費やブランディング、ショップの運営費に消えてますよということもある。
ただ、僕はグッチを着たところで「グッチを着たオタク(デヴィット・フランケル監督作品)」にしかならないし、着られてもしょうがないなと思うのである。
そして何より、僕は本質が好きなオタクであるので、銀座や南青山に高いショップを置くくらいなら三河でいい綿を仕入れてほしいのである。
というわけでハイブラに頑張ってもらう路線は消えた。
じゃあどうするか。
僕が採用したのは、全体の費用を押さえながらピンポイントでお金をかけるスタイルである
そして、「一つのブランドにこだわることなく、セレクトにおける自分らしさ(ブランド)を作り出すことにした」
自分が着るためだけのセレクトショップを作るイメージだ。
まずは髪を染めた。弊社は髪色自由なためなんでもよかった。
なので金髪以外にした。そして、全体ではなくインナーカラーにした
理由は、自分には黒髪が似合うし好きなことを知っているから、がある。茶髪で全体も考えたが似合わないのでやめる。僕は茶色より黒色が好きだ。
そして、インナーであれば奇抜な色でもちょっとだけ特殊だからだ。
あーあ、オタク君のビビりなところね
僕の同期は髪色自由をいいことに緑だの青だのミルクティーだのの髪色のやつがいるので、金髪で全染めするとかぶるからだ。
あと普通にビビった。いきなり髪が全部色変わるの怖すぎる。似合わなかったらどうしよう。
あと頭皮と毛根が弱いから全部染めたらたぶんハゲる。
そんなわけで髪を青に染めた。そしたら思ったより色が濃くて黒と同化した。(写真割愛)
シャンプーしてもらってる時にカラーをやってもらう人とは違う美容師さんに「今回はネイビーに染めたと思うんですが、もっと明るい色もおすすめですよ!」と言われた。
僕はブルーでお願いしたんですが…
次に、服のレベル。
まずはショップのレベルをBEAMSとUNITED ALLOWSにする。全身とはいかなくとも必ず一部は取り入れることにする。
しかし、この前までU5000の服の前に立ちふさがるBEAMS、基本は7000円、アウターは2万円くらいする
泣けてきた。
なのでいったんあきらめることにした。その代わり、方向転換することにした。
全部にお金はかけられない、なら一か所ちゃんとお金をかけているところを作ろうよ、である。
そして、それは消耗品ではなくちゃんと使い続けられるもの、にしたい。
A.とけい
そう、時計である。時計はアクセサリーの中では比較的メンズでもつけやすいと思うし、そんなに頻繁に買い替えるものでもない。何個あっても困らないし、
お金持ちは時計にはまりやすく、ロレックスだのなんだの色んな時計をつけるらしいが、そういうのに興味のないお金持ちはアップルウォッチをつけるらしい。
曰く、アップルウォッチは機能性がしっかりとしており、色んな人に「ああ、時計つけてないダサいやつではないけど、時計に機能を求めているそっち系ね」と思われるためらしい。
なるほど。
では僕もアップルウォッチを買うのか。それは違う、いや、ちがくはない、ほしいけど、そうではない。
アップルウォッチは時計、以上にデジタルデバイスである。つまるところそれはガジェット、僕が付けたら何の意外性もなく、ただのガジェットのオタク君になってしまう。
実際ガジェットのことなら早口になっちゃうし、それもどうしよう。
・・・・・ハッ!
逆に「オタク君なのに機能性のかけらもない時計をつければいいのでは?????」
つまるところ、デザイナーズ時計。
デザインにこだわりすぎて時計の本来のあり方を見失ってしまっているアホちゃんの時計をつけよう。
うぉおおぉぉぉぉぉぉ(購入ボタン)
現状3個だが、とどきました
まずはこちら
針も文字盤もない時計なわけだが、こいつは逆に文字盤が回るのである
読めねぇよ。
今何時だろ~~って言って時計見ても何時だかわからないというのは特別な感覚だ。意味不明すぎ。
こいつも文字盤が回る。
時計の半分が隠れてていいわけないだろ。
この人は針が一本しかない
なんで??????????????????????
こういう時計のいいところは、頭打ちがあるところだ。つまるところ、いくらハイブランドだからと言って、時計から針を奪う所業をこの世にそう何人もしているわけがないので、異常な時計には金額の限界があるのだ。
調べうる限りの時計を調べた結果がこれである
ちな、時計を見たので時計の良し悪しがちょっとわかってしまった。困った、興味が出たらお金をかけちゃうのがオタクくんなのに
でもこの計画は結果的に途中で頓挫した。
1つ、たけぇ
月に一個買っても平均一個4万円、お金の出費がいてぇいてぇなのだ。一生物候補なので当然ではあるが
2つ、厚着すると見えねぇ
時計は手首につけるわけだがロングスリーブを着る秋冬は袖に隠れて見えないことがほとんど。僕は袖口にリブがあるパーカーをよく着るため、キュっとしてるので時計との相性最悪GGEZなのである。
そんなわけで買ってるうちに旬を過ぎてしまった。
というわけで、全て終了
2023 Winter Cellection「トレンドを知るZOZOTOWN」
2023年冬、ついにオタクくんに巨大服飾経済圏が到来する
ZOZOTOWN
それは前澤友作の作り出した巨大服飾経済圏。インターネッツを楽しんできた皆さまであれば一度は見たことがある犬養京が運営しているファッションブランド「ADRER」の販売元でもある。
近年のブランドってUNIQLO大席巻時代が終了し、むしろなんとな~~くユニクロとGUは避けてみない?みたいな風潮が強い時代になってしまった
そんなZOZOTOWNで服を着るときに気を付けることが……
7つある(ナナツモォ!?!?!)
いや、
3つある!!(ミッツカァ…)
まずは、服のサイズ
そもそも服屋のサイズは嘘過ぎなのである。
ユニクロでLを着ている僕だが、ZOZOはよく最小サイズを着ている。低身長に人権がない
ところで、最近のファッションのトレンドはビッグシルエットなので大き目に服を着るのが流行ってる。これはどっちも上下どちらも一緒で、最近の服はSでもでっかい。
いわゆるXLをダボっと着るのとは違って、その他がXLなのに着丈だけL、みたいな感じになるので、ちゃんとサイズを合わせればカッコよく着ることもできるんだけど、丈間違えたらもうおしまい
なのでいわゆる袖丈、肩幅、着丈などを見ながら自分に合っている丈を理解できるようになってからじゃないと自分に合うサイズがよくわからないまま買うことになる。困ったね。
自分にとってのジャストサイズが、パンツは股上股下が何センチで、トップスは着丈袖丈肩幅何センチみたいなことをちゃんと知っておけば、普通に服屋に行ったときにそこまで試着せずともわかるようになるので楽ですけどね。
みんなのオールスタンダードはユニクロだと思うので、ユニクロでジャストサイズをはかりに行こう!
続いて材質と縫製
ZOZO TOWNという巨大ネットショッピングサービス、そして特に服飾という多くの関心を集めているのでブラックマーケットです。
服はデザインだけではないと思う。例えば、「ちゃんと洗濯できますか」というところも大事だと思う。服によってはおしゃれ着洗いしないとしなっしなになったりする。
Tシャツ買ったらペラペラでスケスケだったり、一発の洗濯でしわしわになったり、一時期前のユニクロみたいなことが起こる。
最近のユニクロはファッションインフルエンサーがいうように玉石混交になってきていると思うのでその限りではない。
てか問題はどちらかというとその判断を下してるファッションインフルエンサーなんですわ。犬飼京とかげんじとかは服飾への理解度はさすがなのでGUユニクロで素材がいいもの、悪いものの区別は結構しっかりしてると思うけど、じゃあそのブランドの素材がいいのかな?といわれると、う~~~~~~んではあると思っている。
あんまり言ってもあれだけど、近年で見たら素材は値段相応なのでは?といった感じ。coenでヘビーウェイト素材のTシャツまったく同質でちょっと安いの見つけたりしてるし、リーズナブルな価格帯の質をちょっとずつアップさせてる一因ではあると思う。
てかそれに加えてILL’sとかRedCapGirlとかEMMA CLOTHESみたいな面白激安価格帯商品なんだよな。
インフルエンサーブランドってユニクロの価格帯!って名打つけど結構価格でいうとTシャツ4000円弱したりして1.5倍くらいの価格でユニクロよりちょっといいものを売っている程度なので、ユニクロの金銭感覚でZOZOで買い物するとマジで贋作つかまされますよ。
そこらへんは素材が安見え(安見えってか実際安かろう悪かろう)な感じするし、多分思ってる感じの服装にならないと思う。
幸いZOZOは送料さえ払えば大体返品できるので思うてたんと違う!!!ってなったら僕は結構返品してます。
言い過ぎ?
怒らないでね。僕は買った限りでそう思っているので……。
最後に
ついにファッションインフルエンサーの見過ぎで頭がおかしくなる
ファッションの理解は初心者最終段階へ突入した──ッ!
まずその1。服に対する価値感覚が変わる。
Maison Margelaが大好きな服好きに出会う。
この人服好きすぎて借金してる。どうした????
その人にマルジェラがどんな理念で服を作ってるのかを知る。かっこいい服もたくさん紹介してもらって1着ほしいなという気持ちになってきた
うーーーーーーーーーん、いくらかな!!
ほえ~~~~~~~~~~~!!!無理やwwwwww
Supremeが好きすぎてSupremeで爆ウケしてる芸人に出会う。
「ない」方がいいらしい。ある方がいいだろ
この人のSupreme問題作紹介集に出合う、コメント欄に洗われる博識ニキで何かわからないけどどんどん詳しくなる。
ほえ~~~~~~かっこいい服もあるやん、いくら?
ほえ~~~~~~~~~~~!!!無理やwwwwww
ラグジュアリー好きすぎる過激派服好きに出会う
1200人の服好きが選ぶブランド1位はサンローラン?プラダ?【第5回】
ほげ~~~~~~~ラグジュアリー値段高すぎて無理やwwwwwwww
でも
僕が初期から馬鹿にしてたロゴドンのブランドの高い理由、背景を教えてもらった。
見るたびにこれがおしゃれならもうわからんわwwwのランウェイの面白さを教えてもらった。
とがりすぎてどうした??????って服装の何がシャレオツなのかを解説してもらった
ほ?おもしれーじゃん(腕組み)(くそデカ視聴者面)
Tシャツに7000円が全然ありえねぇな、、、がいつの間にか、まぁこの世には70000のシャツもあるしな、に心変わりし始めた。
2024 Spring Collection「”トレンド”を知る頃」
ZOZO TOWNで服買いすぎて普通に破産。資金が底を尽きました。
ビッグシルエットTシャツを着ていても決まらない理由はパンツが今感ないからでは?やっぱりパンツだな、と思い始めた3月。
髪型を考えるのがめんどくさいし現場の時に持ってると楽なのでキャップを買い始めた4月。
シンプルすぎて服装で差がつかないことに気づき、ネックレスとブレスレットを買い始めた5月。
育てるデニムを買った6月。
シンプルすぎるTシャツに嫌気がさして上から着る服を買って方向性を整えた7月。
やっぱ足元がダメだなと思い始め、ついにスニーカーを買い始めた8月。
ハイブラ系のyoutuber見てんのにハイブラ全然ねぇなと思ったそこのお前
怖くて買える訳ねぇだろ
そんなこんなでえぐいくらい服増えててワロタ
というわけで、今まで着てた服を捨てた。
オタク君といえばいつから着てるかと言われたらよくわからないくらい前の服を持っていることでおなじみだが、服を買うにつれ古い服は着なくなっていく。
しかもどこの服屋で買ったかもよくわからないのでもう古着屋に売る感じでもなく、もういいや~~~となってH&Mの古着回収に全部持って行った。
H&Mはただ服をポイできるだけでなく500円のクーポンがもらえてお得。すごい。
というわけで、
最初はとにかく舐められないために服を買う
というところから俺の旅路は始まり、
立派な服好きのビギナーになった。
という終焉を迎えたのでした。
めでたし。おめかし。(ここ爆笑ギャグ)
最後に
最初はとにかく服について意識してなかったところから、どんな服を着ればなめられないかを意識し、とにかく自分の中で服のスタイルを確立し、そのスタイルに則った服を揃えるという自衛意識だったが、途中から完全に服の面白さに目覚めた。
レイヤードや色のあわせ、素材感がわかり、服の相場がわかり、かっこいいの種類が増えることでどんどん自分の中でもっといろんな服を試したいという気持ちがわいてきた。
服好きになった理由としては
いろんな服を見にいくためにGUやユニクロに限らず様々な服屋に手当たり次第入ったこと。
とにかくいろいろ試着したこと。
いろんな人のコーデを見て「ほしい!!」と思えるかっこいい服を見つけたこと
自分の中で目標とするイデアの人を見つけたこと
が原因となって、ここまでいろんな服を見るようになったと思う。
今まで通りファッションのランウェイを見ても全然その服の何がいいのかわからないし、服が100万円する理由もわからないし、全然まだまだといった感じだが、それでも服を見ることが面白いという境地にたどり着いたのは、奇跡。
マジで感謝
ところで、最初に戻ろう。
僕は服にどんな偏見を持っていただろう。
もとより肉づきのいい、小柄な、低身長のデブなのでオシャレしてもダサいままだと思っている。
これは結論から言うと。
服がおしゃれに見えるかは、その人の素質が9割
だから結論痩せるべき
これは、どんなにおしゃれな服を着ようが着まいが一緒だ。結論おしゃれでもスタイルがよくなかったら「ん?????」だし、スタイルがよかったらユニクロでも高級ブティックですよ。
ただし、服の高級感というものは存在するので、いい服を着ることも大事。スタイルを整えてしっかり痩せてしっかりとサイズの合っている服を着る。顔が良くないなら小物やサングラスで隠す。脱毛したりホワイトニングしたりスキンケアしたりする。結局ビジュアルは総合格闘技
というわけでダイエットを始めた。逃げられねぇか。クッソ~~~
服は機能が9割だと思っている(1割でデザイン)ので、着心地のいいものを着るべきだと思っている
→これはちょっと違うと思う。服は結構デザインだと思う。全体のフォルムでそのコーディネートがおしゃれかおしゃれじゃないかが決まる。
5000円の服にロゴつけて50万の服にしてるGUCCIをダサいと思っている
結論、ロゴドン自体を好きになるかどうかは別としてラグジュアリーブランドは別にダサくない!
ラグジュアリーブランドやハイブランド、デザイナーズブランドがやりたがっていること、やりたい方向性、尖り方、何をおしゃれとし、何を表現したいブランドなのかを理解すればアイテムのアクの強さは享受可能になる。
特にそれをどう落とし込むといいのかをスタイリング紹介とかで見ていくとなるほどね~~~となって服自由すぎて面白くなる
特に個人的にはラグジュアリーブランドって結構美意識とかインスピレーションとかがかなりしっかりしているので、実はコンセプトとか文脈みたいなところが意外と買う意味を考えちゃうオタク君に刺さるので面白いのだよ。
ブランドロゴをクソデカく書いてあるTシャツは全部ダサい
ダサい。
でもこれって実際のところ結構しょうがないところあるなって思っているところがある。
無地のTシャツってあまりにも普通なので、途中からもっと特徴的なものを身に着けたいな~~~~~となる。
その結果特徴的なTシャツを身に着けるとしたら、なんらかのグラフィックを描いてあるTシャツを身に着けるわけだが、この広い広い世界に自分がビビビとくるデザインの服なんてそうそうないわけである。でもなんかほし~~~~~~
ブランドはどうだろう。
ブランド、というのはその服を作るデザイン、製品、PR手法、美意識、コンセプト、これらすべてをうわ~~~~~~~~~~~っと集約して合体させたイメージがついている。
GUCCIといえばラグジュアリー、Supremeといえばストリートのいかついイメージ、BALENCIAGAといえば意味不明なデザイン性のファッション上級者感
これがロゴTを着て、私はこのブランドを推してますと表明するだけでこんな人間です!を表明することができるのだ。
BALENCIAGAのTシャツを着るだけでBALENCIAGAの意匠を自分に加えられた感覚は、実際ある。
というわけで、まだダサいけど、ダサくないブランドはダサくないのかも。僕はまだよくわからない。
トレンドを追うのはダサい
トレンドは追わないと初心者は流石におしゃれにはなれない。
ある程度服に興味があることを示すなら必要最低限のトレンドを勉強しに行く必要がある。
ファッションにはトレンドが存在する。そのトレンドの実態って実は
今年はこれです!!みんなこれを着てください!!ではない。
トレンドなものと呼ばれるものは種類が多く、その中でお、これは俺好きかも、かっこいいかも、おしゃれかも、と自分の感覚に刺さるものを選べばいいと思っている。
例えば俺はTシャツは着ねぇ!!シャツしか着ねぇんだ!!って主義の人がいるとする。
ところがそのシャツにも開襟、レギュラーなど襟にも種類があるし、シルエットもあるし、素材もあるし、柄もあるし、それぞれに流行りがある。シャツしか着ないと決められた範囲で、どんなシャツを着るか、これを助けるのがトレンドだと感じる。
その中で自分の好きなトレンドのシャツを買うのがいいと思う。アメカジではこれが流行るとか、フォーマルではこれが流行るとか、この素材なら今年は何でもいいとか、いろいろあるので見つけてみるのがいいと思う。
トレンドはこれじゃないとダサいというものではない。もちろんトレンドが過ぎ去った瞬間に猛烈にダサくはなるけど、それはもう追いかけたらしょうがない。
これ上級者になればトレンドってマジで関係がない。例えばミリタリー系の服が大好きな人にとっては好きな服は全部古着。例えば海外の陸軍が使ってたコートとか、フライトジャケットとか、カーゴパンツとかそういうのをたくさん集めている人がいるが、空軍の服は全然トレンドじゃないから関係がない。でも好きだから、でも好きだから着ているので関係ない。
服に金をかける金がない
社会人になろう。そしていろんな人から服を見られよう。
学校はその性質上自分の好きなやつとだけうま~~くつるめばいい。こいつきめぇなって思ったら距離置けばいいし、こいつとは話が合わねぇなってやつとはうま~~く逃げれば卒業できる。
会社はそうはいかない。なのでなめられない努力が必要。不潔じゃない努力が必要。そこにファッションは関係ない。俺はその中の自分磨きの過程でたまたま洋服にはまったけど、正直身だしなみができれば服にお金をかけすぎる必要はない。
これ心から思うけどファッション初心者で本当にファッションとか興味なくてマジでとにかく清潔感のある服を着てダサく思われたくないんですってだけなら
本当に本当にUNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXINGの服だけ着てな!?
トレンドもねぇし特徴もねぇし奇抜さもねぇし浮きもしない沈みもしないユニクロよりは上質なシンプルな日常着があるからずっとそれ着てな?
それを5年に一回買い替えな?
まじでそれだけでいいから
これマジバカにしてるとかじゃなくてシンプルに本当に俺の当初の目的を達成するならそれでいいよって話なんです。
デートにも行けるしデパートの食事にも行けるしららぽーとにも行けるし映画館にも行けるし、公園を歩いてもいいし
本当にそれだけでいいんです。
プラダを着た悪魔を見たことがない
これは見た方がいい。特にダサい自分の服を馬鹿にされたオタクは見たほうがいい。
自分への防御として服を着るとはどういうことかを教えてくれる大事な映画だった。
プラダを着て変わっていく様子はよもや痛快といった感じ。プラダを着て防御力を上げて~~と思う感じがする。
好きな服を着たらいいと思っている
これはマジでそう。全員がいい服を着る必要はない。この世には地雷系ファッションや誰が着るのみたいなモードな服、かと思えばビンテージのミリタリー、世の中にはおしゃれにもいろいろな意味がある。おしゃれという意味合いはファッションにおいて多彩な意味合いを持っている。僕はカレッジロゴといわれるTシャツが苦手だったりする。僕別にサンフランシスコ生まれでも育ちでもねぇしな~~と思う。
モード系の服は見るのは好きだけどたぶん自分で着る世界観には至らない感じがする、、、。日常ウェアで結構ストリート系のブランドとかを買うけどドクロとか十字架とかバンドTとかそういう感じのはやらないのは普通に興味がないから。
ユニクロを脱してないからおしゃれじゃないわけではない。ユニクロにも現代的でよいフォルムが存在する。ユニクロには身だしなみとしてきれいに見える最低限の服がそろうし、ユニクロみたいな低価格帯の服でトレンドを追うことで服において最も大切な「好みのシルエット」を手に入れることができる。
トレンドを追いかけるためにユニクロ・GUほどいいブランドはない。コスパよくトレンドに乗った服を手に入れたいなら2年に一回服を全部捨ててユニクロで服を手に入れてください吉田で~~~す。
というわけで、
身だしなみ、には正解があるが、ファッションには正解がない。ダサいのは身だしなみとしての評価軸でファッションがダサいわけではないと思う今日この頃。
こうしてもう一回僕は旅に出る。
服おもれ~~~~~
服無限にあるからしばらくはおもれ~~~~~~~
終わりなきこれが服を巡る大航海の旅
洋服だけに“●●●ー●”、ってね(空欄に当てはまる文字を入れよう!)
終わり(つまんね~~~~~~~~~)