新しい空を切り開くエンジニア:鈴木理さんの挑戦(前編)
おはようございます。空飛ぶクルマを開発するテトラ・アビエーションです。
今回から、私たちと共に未来の空を切り拓く仲間たちのインタビューシリーズをお届けします。
記念すべき第1回目は、機体構造を担当するエンジニア、鈴木理さんが登場!なぜテトラに入社したのか、どんな想いで仕事に向き合っているのか──彼のストーリーを前後編の2回に分けてお届けします。
今回は、入社の経緯や日々の業務内容、さらに仕事への熱い想いについて伺いました。
未来の空を形作るエンジニアの視点を、ぜひご覧ください!
テトラとの出会い
鈴木さんがテトラに興味を持ったきっかけは、学生向けのイベントで聞いた中井代表のピッチでした。
「実は、その時点でテトラについて詳しい情報は持っていませんでした。でも中井さんの話から、テトラはGoFlyという世界的な大会で上位に昇り詰めており、既に実働部隊がアメリカで盛んに活動していることを知り、『この会社にはスケール感がある』と感じました。」と鈴木さんは振り返ります。
当時は情報が少なく、手探りの状態だったものの「新しい環境に飛び込む」という決意でテトラでの挑戦を決断しました。
飛行機好きが決め手に
もともと飛行機が大好きな鈴木さん。その情熱がテトラで働くことを決めた大きな理由です。
「小さいころ、父親によく浜松のエアーパークに連れて行ってもらいました。その頃から、飛行機に対する憧れがぼんやりとあったんだと思います。
社会人になってからも、Oshkosh AirVenture(アメリカで毎年行われる世界的な航空イベント)に、プライベートの旅行で行ったりもしました。まさか、 自分が来場者として参加したその翌年に、出展者として再び訪れることになろうとは、思ってもいませんでしたけど(笑)」
テトラへの採用が決まると、なんと初出勤日からアメリカ出張(「ベンチャーらしいスピード感だな」と思ったそうです)。上司との初対面は羽田空港でした。
「いきなり空港でお会いして、そのまま一緒にアメリカへ向かいました。長時間のフライト中に『ここから新しい挑戦が始まるんだ』という実感が湧きました。」
テトラでの業務内容
現在、鈴木さんは機体構造を担当しています。設計から製造、テストに至るまでの機体開発の一連のプロセスを手がける中で、現在は設計に注力しています。
設計プロセスは以下のような流れで行っています:
荷重条件の推定:機体にかかる荷重を算出する
基本設計や詳細設計:構造解析を行い、部材のサイズやレイアウトを決め、機体構造をデザインする
設計レビュー:必要に応じて再設計を繰り返す
航空機の設計では、機体重量を「軽く」作ることが非常に重要であり、そのためには機体全体にわたる最適化が求められます。そのため、空力、電気、制御など多岐にわたる分野間の連携が不可欠です。「一人では完結しない仕事だからこそ、チームの統合力が重要」と鈴木さんは強調します。
働き方と育児の両立
鈴木さんの現在の働き方は、リモートワークとオフィス勤務を組み合わせたハイブリット勤務。
月・水・金曜:オフィス勤務で、他メンバーと活発な意見交換
火・木曜:リモートワークで設計や計算に集中する時間
リモートワークの日は、ほぼ誰とも話さずに設計に没頭し、オフィス勤務の日にはメンバーとの打ち合わせなどの対面のコミュニケーション業務が中心です。会話の中から新たな視点や気づきが 得られることも多いと話します。
ハイブリッドな働き方は、自分の業務に集中することと、チームで円滑なコミュニケーションを図ることとの両立を可能にしています。「この働き方のバランスが今の僕にとっての黄金比です。最高のパフォーマンスを引き出してくれます」と語ります。
また、鈴木さんは育児中でもあり、柔軟な働き方と職場の理解が大きな支えとなっているそうです。
「職場には、育児中の社員をサポートする雰囲気があり、とても助かっています。」
テトラでは、リモートワークや時短勤務など、個々の事情に応じた柔軟な働き方を推奨しています。このような取り組みが、社員のワークライフバランスを支えています。
挑戦を続ける鈴木さんの姿
飛行機への情熱を胸に、テトラでの新たな挑戦を続ける鈴木さん。入社直後のアメリカ出張では、少人数チームでプロジェクトを進め、現地での経験を通して技術者として大きく成長しました。この経験が、現在の活躍の基盤となっています。
次回の後編では、鈴木さんが参加した「GoFlyコンペティション」でのエピソードや、テトラでのプロジェクトのやりがいについて詳しくお届けします。鈴木さんの技術への情熱、そしてチームとの連携による成果にご期待ください!