映画を観て思い出したこと。
「ネバーエンディングストーリー」
が観たくなった。
ファルコンがコワかわいーかったことだけ
ぼんやりと覚えている。
一人きりになった満月の夜に
借りてきたDVDを再生…
コワかわいーのは
ファルコンだけじゃなかった。
そしてストーリーはブツブツと切れ気味で
いろいろと気になるところもあったけど
楽しくて可笑しくて目が離せなかった。
あったかいふわふわの何かに包まれるような
懐かしい気持ちになった。
昔々、母とこの映画を
映画館で観た記憶がある。
私の母はあまり母親っぽくない人で
私がこの世で一番嫌った人でもあった。
そんな母ととても小さかった私は
地元の川沿いにあった古びた小さな映画館で
一緒にこの映画を観た。
夢のある人になってとか
どんな時もくじけずに生きてとか
そんな気持ちでこの映画を
私に見せたかったのか?
その時の母の気持ちはわからない。
けど母も亡くなって
ずいぶん大人になった私が
今、改めてこの映画を観て思ったのは
私は母が好きだったし
ただただ母に愛されたい小さな子供だった
ということ。
そして母なりに私を想っていたし
母は私の母親になろうと努力していた
ということ。
不器用でいびつで
かみ合わなかったかもしれないけど
私と母の間にも確かに愛はあったんだ
ということ。
私の中には今も
あたたかい母の血が
不器用だけど母の精一杯の愛が
確かに流れている。
ありがとうお母さん。
大好きです。
愛しています。
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