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いったいいつから。
いつから、虫にさわれなくなったのだろう。
いつから、泣くのが恥ずかしいと思うようになったのだろう。
と"いつから"と考える日々が続く。それは多分、大人になるというのがまだ慣れていなくて過去を振り返って懐かしみ目の前の現実から目を背けたいのだと思う。
さて、大人に"なった"という基準は人それぞれだと思うが、子供時代に戻りたいと感じたらだったりいろいろな経験を積んだりだったり考えることはさまざまある。
私はいつ大人になれるだろう。と考えているうちは未だ精神が幼く子供なのだろう。
しかし祖母は言う「お前は生まれた時から全てにおいて大人だった」と。それは、"自己主張"を強く出していたかららしい。
でもそれは、単なるわがままなだけではないかと思う自分がいる。
保育園に行きたくないときはいきたくないー!と泣き、駄々を捏ねて行きたくない理由も言って休ませてもらっていた。(学校も同じくだったが)
祖母は「今の人は遠慮しがちで嫌な理由も説明できにくく嫌だと言えないのかもしれないけどこの子は違う。"ずっと大人だった。"そして、お前はこの先も誰よりも大人で、ちゃんと出来るから安心しなさい。学べる機会も、経験する機会もいくらだってあるのだから絶対に大丈夫だ。」という。最後には遺言かもしれないなどと私にとっては戯言(ざれごと)に思う発言が出たが(寂しいしめちゃくちゃ嫌だし)、ありがたい言葉である。
今では昔のようにわがままを言うのは少なくなった(気がする)し"まぁ仕方なしにやるかと受け入れる"ことが多くなってきたが、いつから嫌だと伝えることは"悪"と思うようになってしまったのか。また考える。まだきっとこの先も考える。
いつからという疑問はいつまで経ってもつかないのだろう。できにくくなったものは改善するより慣れていきたい。
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